Wedding Iran Tour

準備編

思いつき/フランス/村上レシピ/キックオフ

ツアー編

ドキドキ!成田空港/サラーム、テヘラン/ペルセポリス/シラーズ/ヤズド/イスファハンは世界の半分

結婚式編

17世紀の国王以来? アリカプ宮殿にて愛の誓い

イラン人もビックリ! イスファハンを盛大にパレード

由緒正しきアッバーシホテルにて

 

イランウェディング開催にあたって

思い出の場所で結婚式を挙げたい。
誰もが、素直な気持ちでそう考えることがあると思います。それは出会った場所かもしれないし、プロポーズをした場所かもしれないし、付き合いを始めた場所かもしれません。思い出の地で新たなスタートを切れればどんなに素敵でしょう。

友人で、結婚を決めた人がいました。
結婚とは程遠いようなキャラを持つヤツだと思っていましたが、いざ結婚することが決まると上述の例に漏れず、「思い出の地、出会った場所で結婚式をしたい!」と言いました。

8年前に出会ってからずっと懇意にしている友人だったので、喜んで協力することにしました。
よくよく聞いてみると、思い出の地とは日本国内ではありませんでした。その場所とはイラン・イスラム共和国・イスファハンにあるアリカプ宮殿でした。

それを聞いて少し驚きを感じましたが、正直、「これは面白いことになったぞ・・・」と感じました。
僕自身はその宮殿付近に一週間以上いたことがあるし、かの国にも一月以上滞在したことがあるので、結婚式をやるといえばそこに行くことができます。しかし、結婚式をやるからには参列者がそれなりに必要ですから、参列者を確保することが第一の問題となります。このプロジェクトを成功させるには、今までイランとは無関係で会った人をも、イランに連れていく必要があるでしょう。

* * *

六年前、僕はイランに行くことになりました。理由は二つありました。ある人に「イランはいい国だ。わからないと思うけど、いい国だ。行ってみな」と言われたから、そして、パキスタンとトルコの間にその国があったから。イランについての知識はほとんどありませんでした。知っていることといえば、アメリカが「テロ支援国家」に指定していること、そして、その国出身の人が一時期、日本国内でテレホンカードを売らされていたという事実だけでした。
パキスタンのクエッタから、イランのザヘダンへ移動中のバスの中で、まだ見ぬイランに期待を抱きながらも、不安な気持ちを抑えられなかったことを憶えています。イランに行く前に、イラン行きの事実を伝えると、誰もがこう言いました。「えっ?危なくないの?」そして、当事者である僕自身は、同じ気持ちを抱いていたから。

そんな僕が、初めてイランに行ったのは旅人として「人の行かないところ」に行きたいという気持ちがあったからと言えます。デリーにてなんとか5日間のトランジットビザをもらい、必死の思いで入国しました。しかし、訪れてみてあらゆることに驚きました。人のやさしさ、遺跡の壮大さ、食事の美味しさ、物価の安さ・・・。旅をするものにとって嬉しいことばかりでした。不平をいうべきものが全く見当たりませんでした。
その国に魅了された僕は、トランジット目的だったはずのビザを何度も延長してもらい、結局一ヶ月以上も滞在することになりました。各地を訪れ、各地で驚かされました。偏見や先入観が次々に崩れていきました。そして、心の中に残ったのは感動だけでした。

イランから帰国後、友人たちにこの国の素晴らしさを伝えました。その甲斐あってか、10名以上の友人がその後この国を訪れています。イランで素敵な出会いをした彼もその一人です。しかし、僕の勧めに応じてイランに行く人は、もともと旅が好きな人ばかりであり、年に一度は(人によっては年に何度も)海外に出ているので、僕が勧めなくとも、いずれイランに行ったと思われる人ばかりでした。優先順位が少し高くなったぐらいの効果だったと思います。

* * *

「日本人同士が、イランで結婚式をする」

このプロジェクトは、イラン旅行をずっと勧めて来た僕にとって、またとないチャンスでした。親しい友人はもちろんのこと、この歴史的なイベントを「面白い!」と思い、たとえ新郎新婦を知らなくとも、参加したいと言う人がいるに違いありません。直感でこんなことを感じました。

このページでは、その「歴史的な」結婚式を企画・実行した過程のほか、このイベントを通してイランフリークの僕が今までイランとは無縁だった人たちをイランへと導いた過程をご報告します。

(イラン・ウェディングツアー、最高名誉幹事 佐谷恭)

 

結婚式のためイランを訪れた個性豊かな猛者たち

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