2011年6月29日

フロー経営

読書記録を起業ちょっとまえからずっと月ごとにつけていたが、今年に入ってから本、とくにビジネス書を読むのをやめたりしているうちに、すっかり忘れてしまっていた。振り返ると読んだ数で自己満足的なところもあったなと思い、あまり再開する気にならない。

しかし、たまにはせっかく「Book」のカテゴリーを作っているので時々書いてみようか。

「フロー経営」という言葉を昨年秋に静岡県立大学で講義を行った後の懇親会で、ある社長さんに教えてもらったのだが、最近ひょんなことから再会し、その過程でフロー経営に関する本を読んだ。今後も関連書籍を読んで、株式会社旅と平和をフロー経営の会社にしたいと思っている。

読んだ本は、元ソニー上席常務の天外伺朗氏著『非常識経営の夜明け 燃える「フロー」型組織が奇跡を生む』と『経営者の運力 逆境をチャンスに変える神秘の智恵 』。とても共感できる内容だった。

2年半前に読んだリカルドセムラー氏の『奇跡の経営 一週間毎日が週末発想のススメ 』も相当インパクトがあって、すごい会社があるなーと頭のどこかで理想にしたいと思いつつ、読み流していた気がする。昨年の秋から春にかけてマネジメントについて悩みまくり、組織体制や考え方を大きく変えようと考えを巡らし、大震災という想像できない状況に直面した後に、再びフロー経営という言葉に出会ったのは運命だろうし、深層心理学でいう擬似的な死の体験を会社がしたことで、内容を理解できるようになったのかもしれない。

幸運に有頂天にならず、ドン底でもジタバタしない運命のマネジメント力をつけられるかどうか、という記述にはなるほどと思い、トップの命令が現場にそぐわなければ無視していいよと宣言することの価値、それをもって組織が自分の頭で考えるよりもずっとよい方向に進んでいくというのは納得できる。それを許容する度量の広さを身につけたい。そして、それが有効に機能する組織にしたい。

2010年11月30日

2010年11月の読書記録

●今一生『社会起業家に学べ』(アスキー新書、2008)
一人ひとりの起業家のエピソードから、それぞれの意思を強く感じる。思いを形にすることの大切さ、面白さを確認するために、ちょくちょくめくりたい一冊だ。用賀図書館で借りられます。

●幕内秀夫『変な給食』(ブックマン社、2009)
日本中にあふれているおかしな組み合わせの給食を特集した本。僕が小学校の頃は、最初の頃米飯はなく、3年ぐらいで年1回、卒業間近に月1回ぐらいお米が出てくる日があったな。給食はコッペパンというのが当たり前と思わされていたけど、振り返るとずいぶんおかしい。本の終盤、著者のコラムは秀逸と思った。そこだけでも読む価値あり。

●磯崎哲也『起業のファイナンス ベンチャーにとって一番大切なこと』(日本実業出版社、2010)
ファイナンスについて非常にわかりやすくまとめてあり、参考になった。種類株式とかもよくわかった。この本を手元に、いろいろ戦略を練らねば...。

●井上和弘『先効果・後効率主義の経営―体験的マーケティング論』(日本法令、1989)
21年前の本だった...。用賀図書館で借りた。古い本とはいえ学ぶことは多かった。価格設定の章の冒頭、値下げは敗北で値上げはたやすいという話には唸った!商品力の強いものをまず用意。

●増尾清『家庭でできる「農薬・食品添加物」の落とし方』(PHP、2008)
下ごしらえなどおばあちゃんの知恵で不要なもの、安全でないものを少しでもリスクを減らして食べるためのノウハウ本。辞書的な本。野菜や加工品にどんな添加物が含まれているか、知識をえるにもいい一冊。


⇒過去の記録:
10 年|12|11|10|987654321
09年|121110987654321
08年|121110987654321
07年|121110987654321

2010年10月31日

2010年10月の読書記録

●大久保一彦『「現場力」で勝つ―飲食店繁盛の新セオリー』(柴田書店、2008)
カオソーイのナムチャイの店主から教えていただいた方。近々お話しましょうということになっているので、とりあえず読んでみました。実行しやすくてなるほどと思うことが多数。いくつかやって、本人と顔を合わせたい。

●川端裕人『イルカと泳ぎ、イルカを食べる』(筑摩書房、2010)
著者は、パクチー狂会を通じて知り合って、先日初めてご来パクして出会った人の親せきとして一緒に来た方。この本を買い、読み始めてから急速にイルカ、鯨関係者と話す機会が増え、不思議な縁を感じた。本書はイルカや鯨を考える際に非常に参考になるバランスのとれた本だと思った。文庫化が今年のパクチーの日ということでますます縁を感じたり。

●嶋ひろゆき『勉強会へ行こう――「会社を辞めても困らない人」になるスピード成長法』(東洋経済新報社、2009)
名古屋から来パクしてくださったマーケッターの方。お話して興味を持ったので、著書を即買いさせてもらった。イベントを頻繁に企画する者として、本書は非常に参考になった。また彼の勉強会に参加してお話したい。

●東野ひろあき『モンティ・パイソン 関西風味スケッチ集』(プリズムギフト、2010)
記念すべき笑和堂(プリズムギフト)高井くんの第一作。発売と同時に購入。ぜひぜひ頑張ってほしい。アマゾンで買えるようにしたほうがいいな。


⇒過去の記録:
10 年|12|11|10|987654321
09年|121110987654321
08年|121110987654321
07年|121110987654321

2010年9月30日

2010年9月の読書記録

●村田信一『パレスチナ 残照の聖地』(長崎出版、2010)
パクチーハウスのPieceOfPeaceプラザで展示をしてくれた村田さんの本。戦場ジャーナリズムが真実を伝ええないという気づきと仕事面での葛藤を抱いた彼が見つめたパレスチナ。何か一緒に仕事をしたいと思わせるジャーナリスト。

●奥村倫弘『ヤフー・トピックスの作り方』(光文社、2010)
ライブドア・ニュースとして発信側をやっていたので非常に興味深く読めた。が、最終章で著者が書いている通り、ヤフーのトップに載る方法的なことを期待して呼んでいた自分がいた。2年半前にヤフーのトップに掲載されたのがパクチーハウスの成長を速めたのは確かだ。


⇒過去の記録:
10 年|12|11|10|9|87654321
09年|121110987654321
08年|121110987654321
07年|121110987654321

2010年8月31日

2010年8月の読書記録

●ダニエル・ピンク『フリーエージェント社会の到来―「雇われない生き方」は何を変えるか』(ダイヤモンド社、2002)
8年前の本だが、今にも、いや、今こそ読むべき本だと思った。そして、フリーエージェント人口が増えると、coworkingが絶対に必要となるだろう。フリーエージェント経済をまとめているのは、互恵的な利他主義というフレーズが印象的だった。

●NHK「あすの日本」プロジェクト『"35歳"を救え-なぜ10年前の35歳より年収が200万円も低いのか』(阪急コミュニケーションズ、2009)
タイトルに惹かれて読み始めた。35歳の年収は10年前より平均すると低いのかもしれないが、チャンスは増えてると思う。規範が崩れたときに何をすべきかわからないのは、視野が狭すぎる。同世代と社会を変えたい。まずは自分の認識を変えるだけ。会社から追い出されたら、フリーエージェントになるチャンス。

●都あきこ『パパ抜き子連れ旅―赤道越えちゃいました』(幻冬舎、2007)
面白い。パパ抜かないで~と思うが。子供を連れて旅をするのは、現地とのかかわりを持ちたかったらオススメする。子供の力はすごい。みんな子供を連れて旅するといいんだよね。

●三宅耕二『頭金ゼロではじめる〈高速〉収益不動産投資成功法-実践編-ーお金に縛られない自由人の暮らしを早期に実現する方法』(ぱる出版、2009)
分かりやすい本。でもサラリーマンから「お金に縛られない自由人」になったとタイトルからして書かれているが、不動産を事業にするというだけの話。リタイアではない。お金に縛られないではなく、組織に縛られないというのが正しい表現だろう。

⇒過去の記録:
10 年|12|11|10|9|8|7654321
09年|121110987654321
08年|121110987654321
07年|121110987654321

2010年7月31日

2010年7月の読書記録

●フィル・ロマーノ『HMRの旗手-イーチーズの挑戦―食ビジネスの次世代戦略を探る』(柴田書店、1999)
食に関わる者として非常に刺激を受ける反面、彼以外の人がこのような発想をあまり持たないことにとても疑問を感じる。

●クリストファー・マクドゥーガル『BORN-RUN-走るために生まれた~ウルトラランナーVS人類最強の"走る民族"』(日本放送出版協会、2010)
脚が痛むほど走ったことはないが、最近ランニングを続けているので、ランナーのみなさんのオススメを受けて読んだ。走ることについての価値観が変わった。始めたころはしっかりしたクッションつきシューズをそのうち買おうと思っていたのだが、それにより生じる怪我等の話を知ってベアフットランニングにチャレンジしようと思った。靴がない時代のことを考えれば合点がゆく。

●アラン・M・ウェバー『魂を売らずに成功する-伝説のビジネス誌編集長が選んだ-飛躍のルール52』(英治出版、2010)
友人の市川裕康さんが訳した本。クリエイティブに仕事をする上でのヒントが満載。

●中村仁『小さなお店のツイッター繁盛論-お客様との絆を生む140文字の力』(日本実業出版社、2010)
実際の事例が豊富。約1年本人と豚組のツイートを見てきたので、それぞれの背景もわかって面白かった。

●中村三郎『肉食が地球を滅ぼす』(双葉社、2003)
動物が自然でなく工場にされている。食べ物のでき方として知っておいたほうがよい情報と思う。しかし、肉食を否定するのは現実的でない。どのように肉と付き合っていくかを考える面白い本。

●マルコム・グラッドウェル『天才-成功する人々の法則』(講談社、2009)
天才とoutliersは訳としてどうだろう。少し違和感を感じた。成功は一人の才能でなく、環境やコミュニティから生じるという意見は面白い。時代の流れの中で活躍する人が出てくるのは確かだが、自分が成功するための時代の流れをつくる人こそが天才だと思う。

●伊藤志歩『畑のある生活』(朝日出版社、2008)
農業を志す人の生活を描写した本。こだわりの農産物を流通させようとしている人の視点から書かれていて興味深かった。

●塩見直紀『半農半Xの種を播く』(コモンズ、2007)
農業をしながら、やりたいことをやりぬいている人たちの記録。自分の知り合いの中にも、同じような試みをしている人がいる。僕自身はそういうことに少し憧れる部分もあるが、今は事業をしながら農にちょっとずつ触れられるようになりたいと思っている。

●井上和幸『「社長のヘッドハンター」が教える成功法則』(サンマーク出版、2010)
どうしてこの本を買ったのか思い出せない。家にあった。よくあるビジネス書。なんかしら学ぶことはあるのだが、惰性で読んでいる感じがした。惰性で読むならビジネス書以外を手に取ろうと思った。


⇒過去の記録:
10 年|12|11|10|9|8|7|654321
09年|121110987654321
08年|121110987654321
07年|121110987654321

2010年6月30日

2010年6月の読書記録

●Todd Sundsted、Tony Bacigalupo、Drew Jones 『I'm outta here!  How coworking is making the office obsolete』(Not an MBA Press、2009)
世界のCoworking事情について書かれた本。いろいろな事例と考え方が書かれていて非常に参考になった。まだ発売から半年ちょっとなのに、絶版(?)なのは残念。注文から手元に届くまで1カ月半もかかった。でもCoworkingを事業化する直前に届いたのは何かの縁!

●斎藤智文『世界でいちばん会社が嫌いな日本人』(日本経済新聞出版社、2010)
会社に対する態度が、確かに日本人は一般的にカタイと思う。自分が会社員にいたときもそうだった。そういう空気があった。意図せずに、旅の最中にいくつもの会社を訪れたことがあるが、それとのギャップを感じながら毎日通勤していた。いい会社を作りたい。だって、毎日楽しみたいもの。みんなが楽しんでくれるにはどうすればいいか、考え実践し続けなくては!

●山川博史『1店舗目で成功したオーナーはなぜ2店舗目で失敗するのか』(アーク出版、2008)
現時点の自分に非常にためになる本。自分のやりたいことを実行しながら、自分の存在感を薄くする。頭で必要と分かりながらも寂しさを感じる業務の移管。しかし、個人でできること以上のことをするために会社を作ったのだから、現場のヒーローはスタッフであるべきだ。複数の事業を安定させるまで、手元に置いて時々めくるべきだな。

●子安大輔『「お通し」はなぜ必ず出るのか―ビジネスは飲食店に学べ』(新潮j社、2009)
飲食店の成り立ちについて分かりやすく書かれた本。実際に経営していると少し物足りないが、これから始めようとする人や未経験の方にはお勧め。よくわかる。日本の食文化を海外に輸出するという意見には大賛成。ただし、安易に利益追求した業態が世界に出て食文化を壊す可能性もあり、業界全体のモラル向上も必要だと思った。

●鬼頭宏昌『耳かきエステはなぜ儲かるのか? 成功する「超ニッチビジネス」のカラクリ』(講談社、2010)
いろいろなビジネスを著者ならではの視点で切り取っており気持ち良い本。著者とは数年付き合いがあり、ブログや直接に話を聞いたりしているので目新しさはそれほどないが、ひたすら行動することにより得てきた実体験がもとになっているので、普通の飲食コンサルの方の本とは一線を画すものだ。

●アレックス・ニコルズ・シャーロット・オパル『フェ アトレード-倫理的な消費が経済を変える』(岩波書店、2009)
フェアトレードについて詳しく理解したい人向けの本。ボリュームがあるので最初から読むと大変かもしれない。基本書を読んで関心を持った人が、10章の 「フェアトレードの未来」などを参考に行動していくといいのだが。

●清水正『世界に広がるフェアトレード-このチョコレートが安心な理由』(創成社、2008)
フェアトレードの基本を知るにはよい一冊。短くて読みやすくもある。日本国内でどう広めるかという視点がほしいが、現状その解がないといのが事実だろう。個人がフェアトレードに取り組むステップも分かりやすく書いてあるのだが、段階が飛躍しているので「とりあえず一回買ってみて」というところでとどまってしまっている。

●辻村英之『おいしいコーヒーの経済論』(太田出版、2009)
自分が食べたり飲んだりしているものの現実を知るにはいい本。自分の口に入る瞬間までになにが起こっているか、それを理解してなお美味しく飲食できるか。コーヒーを習慣的に飲んでいる人は一度目を通すといい。

●村田武『コーヒーとフェアトレード』(筑波書房、2005)
ベトナムとブラジルのコーヒーの話。食料自給率が低いからこそ日本でフェアトレードをという終章の提言がいかに実行されるか。興味のない人の興味をどう喚起するか。

●井澤岳志『7つの超低リスク戦略で成功する 飲食店「開業・経営」法』(日本実業出版社、2009)
とても分かりやすい。販促スケジュールの立て方などは、店長に長期的な視点を持たせるにはよい手法と思った。キャッシュフローと実際に残る利益の関係なども、創業前には読んでおくべきだな。このレベルの本はスタッフ全員でシェアしたほうがよいかもしれない。

●ねこまんま地位向上委員会『おとなのねこまんま-あったかごはんを極うまに食べる136』(泰文堂、2009)
手食関連でほかのツイッターユーザーとの会話で出てきた本。とにかく、何でもねこまんまにしているだけという印象。あと、マヨネーズ使いすぎじゃないか?ねこまんまは手食できると聞いてなんとなく図書館で借りたのだが、これ手食しにくいでしょ!

●村上敦伺、四方健太郎『世界一蹴の旅-サッカーワールドカップ出場32カ国周遊記』(双葉社、2010)
友人の元同僚ということで早速購入。もう一つのワールドカップ(未完成)を8年前にやっていた自分としては、このようにワールドカップと旅のネタを書籍化した2人を素直に尊敬する。内容に関しては、ブログだと面白いだろうな。でも、書籍にするには考察が甘い気もする。


⇒過去の記録:
10 年|12|11|10|9|8|7|6|5|4321
09年|121110987654321
08年|121110987654321
07年|121110987654321

2010年5月31日

2010年5月の読書記録

●ムハマド・ユヌス『ムハマド・ユヌス自伝―貧困なき世界をめざす銀行家』(早川書房、1998)
世界を動かすにあたって大切な信念を貫く過程があますところなく書かれている。まず常識の殻を崩すこと。ありえないと言われながらもそれを実現するための大いなる勇気となる。

●山本謙治『日本の「食」は安すぎる-「無添加」で「日持ちする弁当」はあり得ない』(講談社、2008)
やまけんさんの名前は聞いたことがあったが、ブログも著作もあまり読んだことがなかった。初めてきちんと読んでみて、内容には共感。飲食店を経営する立場として、ここに書かれていることはきちんと受け止めて、消化したい。今後の店作りに、ここに書かれている知恵を利用したい。

●西川治『世界ぐるっと朝食紀行』(新潮社、2007)
旅の本も食の本もたくさんあるけれど、この本は秀逸と思う。臨場感もあるし、いろいろな知識を得ることができる。こういう情報を、みんなもっと吸収するといいな。経堂でタイ料理のソンタナをまもなく開業予定のフミさんに借りた。

●山本皓一『日本人が行けない「日本領土」-北方領土・竹島・尖閣諸島・南鳥島・沖ノ鳥島上陸記』(小学館、2007)
学生時代、陸路国境を越えることに喜びを感じていた。日本にはないものに感動したりした。しかし、日本にも境目に関する争いは存在する。ほとんどの日本人が知らない事実は怖い。「ロシアや韓国...政府が国民を巻き込んでの"領土権の既成事実化"を図っているのに対し、日本政府は"国民に隠し通す国境政策"をとっている。」(p.205)読みやすいし、状況がよくわかる写真もある。必読の書。

●さかはらあつし『サリンとおはぎ-~扉は開くまで叩き続けろ』(講談社、2010)
他人から見たら不幸で大変なできごとを繰り返し、しかし前向きに生きる姿勢に感動。自分がなりたい状態にひたすら向かい、ゴールにたどり着く。この姿勢は人生を楽しみたいすべての人に不可欠だ。



⇒過去の記録:
10 年|12|11|10|9|8|7|6|5|4321
09年|121110987654321
08年|121110987654321
07年|121110987654321

2010年4月30日

2010年4月の読書記録

●K・ブランチャード『1分間顧客サービス―熱狂的ファンをつくる3つの秘訣』(ダイヤモンド社、1994)
顧客を満足させるだけでなく熱狂させる。パクチー"狂"会から始まっているパクチーハウスはもちろん「熱狂」が目的なのであるが、この本を参考にどんどん改善していきたい。毎日毎日一つ余分に実行せよ!

●小泉武夫『くさいはうまい』(毎日新聞社、2003)
素晴しい本。発酵食品を開発してきた人類はすごい。そして、こんなに素晴らしい叡智を利用せずに食をないがしろにしていることは罪だといえる。食文化は多様性を持ち続けるべきで、「いつでもどこでも同じ味」というのには異議を唱えるべき。いろいろな食文化を学びながら、地域にあったものを自作するのが楽しい。

●日下公人『大人の国のための戦争学―日本人が知っておきたいこと』(PHP出版、2004)
人口論と戦争の関係について述べたくだりが興味深かった。明快な論調で日本人の平和や戦争に対する思考停止に警鐘を鳴らす。

●佐々木俊尚『ネットがあれば履歴書はいらない-ウェブ時代のセルフブランディング術』(宝島社、2010)
ネットを活用したセルフブランディングについて分かりやすくまとめられている。やっているひとにとっては至極当たり前のことなのだが、各種サービスの活用法も載っているので一読して損はない。エゴサーチって単語は何とかならないか。もっといい用語を求む。

●三浦由紀江『1年で駅弁売上を5000万アップさせたパート主婦が明かす奇跡のサービス』(ダイヤモンド社、2009)
パートから初めて大宮駅所長にまでなった方の振り返り。どんな仕事でも「楽しむ」姿勢が、よりやりがいと責任ある仕事を呼ぶという好例だ。どんな仕事でもルーチンだと思って手を抜く人は多いが、その発想を変えるだけで相当仕事ができるようになる。相手の視点に立って仕事をするかどうか。楽しさの鍵はそこにある。

●松村劭『戦争学』(文藝春秋、1998)
古代からの戦争について分かりやすくまとめられている。ビジネスに通じるという意見には同意しようと思わないが、やり方によっては応用できるだろう。

●デヴィッド・バック『自動的に大金持ちになる方法 オートマチック・ミリオネア』(白夜書房、2004)
予算を組み、計画どおりに実行できない人間の性に頼らず、自動的にお金を貯めていく仕組みづくりのための本。何気なく買ってしまうジュースなどの気づかぬ浪費を抑えるかどうかで人生が変わるとか。住宅ローンの返済に関する記述は参考になった。

●Rachel Halstead、Struan Reid『Everyday Life In The Ancient World: Learn About Homes, Houses And What Food The Romans,Celts, Egyptians And Other People Of The Past Used To Eat』(Southwater Pub、2009)
古代の文化について知ってみようと思ってぱらぱらめくってみた。興味深い記述がある反面、"オニギリ"についてのページを見て、なんだか情報の危うさを感じた。

●ジェフ・M・ブラウン『ジョニー君のレモネード屋台』(バジリコ、2006)
子ども向けという触れ込みでビジネスについて網羅的に解説している。子供が最後まで読めるか?起業しようという人が参考にしてもいいと思う。事業売却やフランチャイズなどのことまでも書かれているのが子供らしくない気がするが、北米ではそんなもんなのかな?


⇒過去の記録:
10 年|12|11|10|9|8|7|6|5|4|321
09年|121110987654321
08年|121110987654321
07年|121110987654321

2010年3月31日

2010年3月の読書記録

●山口絵理子『裸でも生きる――25歳女性起業家の号泣戦記』(講談社、2007)
彼女のことは、いろいろな媒体から断片的に知っているつもりでいたが、この本からはかなり刺激 を受けた。根性ある。フットワークの軽さとあきらめないこと、そして自分の信念を信じることが大事!

●ローザ・セイ『アロハ・マネジメント』(講談社、2009)
ハワイの人の考え方をビジネスや組織に応用するというとても興味深い本。大急ぎで読むとハワイ語の意味を覚えきれず、途中で混乱してしまった。ゆっくりと腰を落ち着けて読むべき一冊である。


●石川雅之『もやしもん(8)』(講談社、2009)
農大を舞台にした漫画。ビール特集ということで読んでみた。ビールに関する基礎知識が学べる。執筆過程でおおくの地ビールメーカー等に協賛を得た模様。漫画執筆においてああいう手法もあるのだなぁ。

●本田直之『人を動かすアフォリズム 90』(小学館、2009)
本田さんの著作を久しぶりに読んだ。紹介されているアフォリズムもよいが、それが収録されている本を読んで、当人との視点の違いを見極めたい。何度も読んだ小説はあるが、何度も読んだビジネス書は僕にはまだ少ない。そういう本に出会いたい。

●横田正弘『博物館はマーケット―個人経営ミュージアムの集客と黒字経営のしくみ』(春日出版、2009)
この本の舞台になっているミュージアムに行ってみようと思って読み直した。ミュージアムというハコモノを個人の発想で黒字化したすごいところ。あらゆる人を楽しませるとして増やしたアトラクションは、何でもアリの雑多な感じなのだが、確かに著者が言うようなワクワク感のある場所だった。

●宗次徳二『日本一の変人経営者』(ダイヤモンド社、2009)
CoCo壱番屋を一代で築き上げた経営者の話。変人と言うが、真面目にコツコツと積み重ねた結果が大成功につながったという話。小さな工夫とその継続が成功をもたらした典型的な例で、そのストイックさは本を読んだだけでも驚くべきもの。


⇒過去の記録:
10年|12|11|10|9|8|7|6|5|4|3|21
09年|121110987654321
08年|121110987654321
07年|121110987654321