2010年7月31日

2010年7月の読書記録

●フィル・ロマーノ『HMRの旗手-イーチーズの挑戦―食ビジネスの次世代戦略を探る』(柴田書店、1999)
食に関わる者として非常に刺激を受ける反面、彼以外の人がこのような発想をあまり持たないことにとても疑問を感じる。

●クリストファー・マクドゥーガル『BORN-RUN-走るために生まれた~ウルトラランナーVS人類最強の"走る民族"』(日本放送出版協会、2010)
脚が痛むほど走ったことはないが、最近ランニングを続けているので、ランナーのみなさんのオススメを受けて読んだ。走ることについての価値観が変わった。始めたころはしっかりしたクッションつきシューズをそのうち買おうと思っていたのだが、それにより生じる怪我等の話を知ってベアフットランニングにチャレンジしようと思った。靴がない時代のことを考えれば合点がゆく。

●アラン・M・ウェバー『魂を売らずに成功する-伝説のビジネス誌編集長が選んだ-飛躍のルール52』(英治出版、2010)
友人の市川裕康さんが訳した本。クリエイティブに仕事をする上でのヒントが満載。

●中村仁『小さなお店のツイッター繁盛論-お客様との絆を生む140文字の力』(日本実業出版社、2010)
実際の事例が豊富。約1年本人と豚組のツイートを見てきたので、それぞれの背景もわかって面白かった。

●中村三郎『肉食が地球を滅ぼす』(双葉社、2003)
動物が自然でなく工場にされている。食べ物のでき方として知っておいたほうがよい情報と思う。しかし、肉食を否定するのは現実的でない。どのように肉と付き合っていくかを考える面白い本。

●マルコム・グラッドウェル『天才-成功する人々の法則』(講談社、2009)
天才とoutliersは訳としてどうだろう。少し違和感を感じた。成功は一人の才能でなく、環境やコミュニティから生じるという意見は面白い。時代の流れの中で活躍する人が出てくるのは確かだが、自分が成功するための時代の流れをつくる人こそが天才だと思う。

●伊藤志歩『畑のある生活』(朝日出版社、2008)
農業を志す人の生活を描写した本。こだわりの農産物を流通させようとしている人の視点から書かれていて興味深かった。

●塩見直紀『半農半Xの種を播く』(コモンズ、2007)
農業をしながら、やりたいことをやりぬいている人たちの記録。自分の知り合いの中にも、同じような試みをしている人がいる。僕自身はそういうことに少し憧れる部分もあるが、今は事業をしながら農にちょっとずつ触れられるようになりたいと思っている。

●井上和幸『「社長のヘッドハンター」が教える成功法則』(サンマーク出版、2010)
どうしてこの本を買ったのか思い出せない。家にあった。よくあるビジネス書。なんかしら学ぶことはあるのだが、惰性で読んでいる感じがした。惰性で読むならビジネス書以外を手に取ろうと思った。


⇒過去の記録:
10 年|12|11|10|9|8|7|654321
09年|121110987654321
08年|121110987654321
07年|121110987654321

2010年7月27日

初めての #Coworking 交流会

正式オープン(8月1日)を目前に控えた昨日、PAX Coworkingで初めての交流会をした。オープンして落ち着いた後は、基本的に入居者が中心で、ゲストを招くスタイルにしたいと思っているのだが、初回ということでCoworkingに興味を持ち始めている人に来ていただいた。総勢16人。

食事をして、飲みながらのゆるいスタイル。自己紹介から始めて、次第に融合していった。初めての方同士も多かったので、それぞれの興味や仕事の話から、実務的なことまで。設置したばかりのホワイトボードも使われていた。

Coworkingは空間というより人だ。独立して仕事をする人同士。もしかしたら何の関連もなく、カフェですれ違っている人かもしれない。しかし、ちょっとした休憩のときや、思い悩んだとき、小さな疑問点が積み重なったときに、智を共有することで得られるものがあるかもしれない。

こういう成果が出ますという保証はできないが、意思ある人が集まることで、事例ができていくのだと思う。関連のなさそうな業種の人たちが隣に座るだけで起こること。今はこの可能性を信じてもらうしかないのだが、きっと近いうち例示できると思う。

日本でいち早くCoworkingを始めませんか。PAX Coworkingは、まもなく正式オープンです。オープニングキャンペーンなどの情報はtwitterにてご確認ください。

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2010年7月23日

PAX Coworking 初の交流会 #coworking

7月26日(月)午後6時~ PAX Coworkingに興味のある方の交流会。誰でも参加自由。参加費:2000円(飲み物はキャッシュオン、パクチーハウスの料理をお得にケータリング予定)
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PAX Coworking、楽しくプレオープンしています。毎日誰かしらがCoworkを体験しに来るほか、オフィスを見にきたり、ぶらっと立ち寄ってくれたり。

今は立ち寄る人の多くは僕の知り合いなのだが、Coworkingを体験しに来た人に、紹介できるのは楽しい。本格的にオープンしたら、それぞれの入居者の知り合いやクライアント、家族などが訪れて来て、この空間で普通に仕事しているだけで、毎日パーティしているぐらいのネットワークができていくんじゃないか? ウッフィーが蓄積され、仕事も円滑に回る。それがCoworkingの醍醐味だ!

以下は、PAX Coworkingの入口に貼ってみた文言:

 Coworkingとは、独立事業者やクリエイティブな仕事をする方々が"一緒に働くこと"。これまでのシェアオフィスのように、空間をパーテションで区切るのではなく、オフィス空間全体を共有しながらアイデアや成果をもシェアしようという新しい試み。

 カフェのように寛ぎながら、楽しいことをたくさん考えよう。面白い発想は、すぐにでも実行しよう。アイデアに行き詰ったら、音楽を聴き、仲間と議論をしよう。思いついたばかりのプランを生中継で世界に語るのも気持ちがいい。社会を、世界を、もっと笑いのあふれる場所にしよう。

 パクチーハウスの運営会社「株式会社旅と平和」も、こんな空間で発想中。興味ある方は、チーフカタリストのKyo paxi(twitter: @paxi)までお気軽に。さぁ、Let's cowork!

Coworkingとは、空間ではなく人である。同じ空間にいながら、情報を、智慧をシェアする。僕は旅と平和に関する事業をどんどん手がけたい。しかし手がけたい以上に、旅と平和的な事業がどんどん世の中に起こってほしい。僕の頭の中には浮かんでは消える事業アイデアがたくさんある。今のところ実現が難しそうなものもあるし、自分の実力や時間ではやりにくいこともある。でも、それを温めておいていつかやるなんてケチなことは言いたくない。そのアイデアをそのまま実行してくれる人がいるならば、ぜひ丸ごと上げたいと思う。

事業を通じて利益をえるというより、タラ・ハントがその著書で書いている通り、事業を通じてウッフィーを得て、その結果利益もついてくるような仕組みづくりをしたい。自分が思い描く世の中ができていくなら、それを実行するのは必ずしも自分でなくてもよい。「誰がやるか」(俺が!)よりも「何を実現させるか」。Coworkingする人同士は、どんどんアイデアをシェアすることになる。思いつきを実行に変えるためのアドバイスが出てくることもあれば、その思いつきを別の人が実行することもある。いるメンバーは同じ組織に属しているわけではない。でも、従来からの組織以上に、そのcoworking groupが出していく成果の総和に興味がある集団でありたい。

常に何かを分け合っている。それをみなでレビューしたい。PAX Coworkingでは、月1回、必ずメンバーでの交流会をしようと思う。入居している人たちをコアメンバーとして、ゲストスピーカーを招いたりしながら。

本格スタートは8月なので、まだメンバーと言える人はいないのだが、初回なので興味のある人全員でCoworkingについて語る会にしたいと思う。参加希望者は、連絡をください。できればtwitterにて(@paxi)。どうしてもツイッターできない人はパクチーハウスに電話してください。

2010年7月16日

久しぶりにスロコメでトーク

昨日、下北沢のスローコメディファクトリー(スロコメ)で、イベントのゲストとして招かれた。缶詰博士・黒川勇人さんがサバ缶の講義をし、笑福亭羽光さんがサバ缶落語を披露した後、3人でトーク。

パクチーハウスの常連さんの顔と名前が一致したり、パクチーハウスの知名度が約3割程度だと分かったり。スロコメに来る人ならもうちょっと知ってるかなと思ったけど、まだまだ努力する余地はたくさんある。短い時間だったが充実した夜だった。

心配だった喉は、ほぼ完治かな。二カ月連続で39℃台の熱が出たことなど今までなかったと思うが、現代人が自己防衛力が弱く熱が上がりにくくなっている人が多いという話も聞いたことがあるので、39.8℃の記録は立派か(笑)。これからいくつかトークする機会が続きそうなので、気をつけたい。そしてパクチーの日を祝う4夜連続パーティ(8月6日~9日)、用賀新店舗「鳥獣GIGA」オープンと続く。


(今後のトークライブ等の予定)
7月17日夜 夏のパクチーハウス ツイ飲み一周年記念パーティにて、たぶん複数のustreamに出演。
7月19日18時~ パクチーハウスで展示中のJEPSの方と旅話
7月20日19時~ パクチーハウスで展示中のJEPSの方と旅話
7月21日20時~ ソーシャルリクルーティングシステム(SRS)の第一回番組配信に出演(収録@スロコメ、ustreamもあり)

2010年7月14日

PAX Coworking に決定 #coworking

2日間病に伏せっていました。先月に続いて39度台後半の熱...。この暑いのに寒いんですよ...。みなさんご自愛ください。

さて、8月に正式オープンする新しい共同オフィスの正式名称が決定しました「PAX Coworking」です。当初発表時から「PieceOfPeace Coworking'S'peace ⇒ PAX Coworking'S'peace ⇒ PAX Coworking」と二転しましたが、これで決定です。

「PAX」は「paxi」と同じラテン語で"平和"という意味を含めつつ、「Positive and Active eXchange」というこの空間で起こるべき状態を表現しています。つまり、単なる場所貸しではなく、いかに入居者同士のコラボが生まれるかという価値についてです。

「Coworking'S'peace」の「'S'peace」は、パクチーハウス東京内の「Public'S'peace」同様のネーミングをしようとしてつけてました。が、まだ日本では「Coworking」という言葉が浸透していないことを鑑み、この一単語を分かりやすく伝えた方がいいと判断し、ややこしいものは取ることにしました。

オフィス空間それ自体を表現するときは、英語でも「Coworking Space」や「Coworking office」と単語を連ねることが多いようですが、一般に想起される「Office」とは全く違く空間を創りたいという思いから、オフィスという単語もあえてつけません。「Coworking」という概念が浸透するまでは、固定観念から解放されてこの空間に足を踏み入れてほしいからです。

というわけで、「PAX Coworking」をよろしくお願いします!

2010年7月 9日

ベアフット・ランニング #VFF #5fingers

ジョギングを初めて4カ月。とはいっても記録を見ると走っているつもりがあまり走っていなくて、ようやく6月に月間100kmとなった。

昔から使っているボロボロの靴を使っていたのだが、シューズを新調するにあたって、"裸足で走るような感覚"というVibram Five Fingers(VFFを買ってみた。買ってから1カ月、なかなかはく勇気が出なかったが、7月になりついに履いてみた。

クッションつきのスポーツシューズが世の中に出てから、ランナーの足の怪我が減っていないということを『Born to Run』を読んで知った。そして、一般に正しいとされる、かかとから足をつける走法が、終了などで長い距離を走るためにはふさわしくないと知った。

元来、人間も裸足で走っていたのだから、裸足のように走ることが正しいのではないかと。もちろん、日本人は狩猟民族というよりは農耕民族だろうから、長い距離を走るよりも、ペタペタ歩いていたのかもしれないが、ランニングを続けるならたくさん走っても怪我をしない方法を選びたいと思った。

初めてVFFで走ったのは7月4日。朝ラン&ビールの会が雨で中止になったのだが、その後晴れたので思い切って履いてみた。特に違和感なく走れた。自然につま先の方がつくように走れるので、とくにフォームを意識する必要はない。

そして、たったの2km地点でふくらはぎがかなり傷んできた。衝撃をふくらはぎで吸収するかららしいが、かなり負担がかかるようだ。しばらく我慢していたが、途中からコースを自宅の方に向けることにした。そして、4km走った段階で、走るのをやめた。

結果、4日ほど筋肉痛! ふくらはぎだけが異常に痛かった。今までと使う筋肉が全く違うのだろう。その後3日は歩くのもロボットのようで、朝走るどころではなかった。そして4日目、少し痛みが残っていたがもう一度挑戦。今度は5km走れた。そして翌日の今朝は6km。初めて履いて以来の筋肉の痛みはずっと続いているが、少しずつ慣れてきたようだ。

ずいぶんゆっくり走っていると思ったが、タイムを見ると以前とほとんど変らない。6min./1km 程度だ。さて、しばらくやってみるぞ、10km以上走れる日はいつかな?

2010年7月 6日

新しい仲間たち! #kyodo

今日と明日、近所に新しい店がオープンする。どちらも起業を決めた頃からの知り合いなので、ずっと楽しみにしてきた。そしてこの時期に、ほぼ同時にオープンするというのだ。なんとめでたい! 僕も(まだ仮だが)新しいオフィスをオープンして整備している段階で、この2店からはエネルギーをもらうことになりそうだ。

笑和堂の高井さんは、富士通時代の後輩がパクチーハウスに連れて来てくれたことで、会った。旦那のダムッチョくんはパクチーが嫌いで(当時)、来るのをずいぶん躊躇ったそう。でも結局、起業に関する話を聞きに来てくれ、一晩語った。そして、その話が興味深かったことと、その一週間ぐらい前に会った人の話と関連があったため、その人を紹介したりなどとしているうちに親しくなった。ブログを立ち上げたり、会社を辞めるタイミングで会ったりと、後にドラマとなる出来事を間近で見させてもらった。

笑和堂は、出版社兼本屋兼カフェ。当初は「本のない本屋」だ。本の流通の仕方に疑問を持ち、もっといい本を、必要とされる本を、必要とする人のもとに届けたいということで開いたという。経堂周辺の数人が今、原稿を書いている。早く「本のある本屋」にしてあげたいと思いながら、僕も筆が止まっている(苦笑)。

タイ屋 ソンタナのフミさん、コイチさんとはtwitter上で会った。パソコン通信以来長い付き合いのある二人が、twitterで会話しているところ、昨年10月にアクシデント的に僕が割り込んだのがきっかけ。年末に初めて会い、年明けに初めてゆっくり話をした。飲食経験の長いフミさんからは学ぶことが多いし、独立するというなら経堂に来ないかなと思っていたら「経堂で探す」との嬉しい言葉が出てきた。そして、いろいろ念じてたら、パクチーハウスと同じ農大通りに出店することに!

オープニングレセプションでコースを食べさせてもらったが、ものすごくおいしかった。味の素を大量に使ったり、あまり食材が入らないころに代用品で安価につくったタイ料理がいまだに残る日本のタイ料理界において本物の味が(すぐ近くで!)食べられるのは嬉しい。オープン記念で5日連続で10回パーティをするそうなのだが、ほぼすべての回で既に満席になっているのは二人の人望だろう。すごい。歩いて1分ほどなので、いろいろコラボれれば面白いと思う。

というわけで、経堂はますます面白くなりそうです。

2010年7月 1日

ソーシャル・メディア・デー(6/30) #SMDTokyo

知人に誘われ、マッシャブル社による初めての全世界同時開催"ソーシャル・メディア・デー" の東京におけるイベント( #SMDTokyo )というのに参加してきた。Mashableというサイトの情報量の多さに驚いて参加を決めたのだが、内容に関してはとても残念。ソーシャル・メディアに関するいろはという初歩的な内容だった。

世界600カ所で勝手連的に、しかも準備期間は10日足らずというから、仕方のない部分はあろう。でもあっというまに数十名が集まるのだから、きっとクオリティももっと上げられる。

以前から会おうと連絡をもらっていたBeers for Booksのゲーリーさんとようやく会えたこと、それから、東京ガーデンパーティというのを主宰しているヨハンさんとも会えたことはよかった。なんだ僕の興味はビールばっかりじゃないか。まぁ、飲みがソーシャルの基本だというのは日本でもその他の国でもほぼ共通するということだろう。

プレゼンを聞いていて思ったのは、ソーシャルメディアでやっていることってのは、すべてソーシャルメディアじゃなくてもやるべきこと。僕は1995年からネットの可能性をずっと信じて探り続け、翌年ぐらいからリアルの重要性を感じつつも、うまく運営ができず、会社をつくってようやくネットを入口としてリアルの出会いにつながる仕組みを作った。ツイッターが店の運営にハマったのも、ツイッターでのコミュニケーションが、僕がリアルの接客でやりたかったことに近かったから。つまり、話しかけて、話しかけて、いろいろなコミュニケーションの壁を取ること。

会合は途中で出てきてしまったのだが、誘ってくれた知人と同じく誘われて来られていた出版社の人と3人で恵比寿駅近くでビールを飲んだ。ここではよりMashableな話ができたな。

そしてふと思ったのだが、パクチーハウスを開店する前からサブタイトルとして標榜している「交流する飲食店」の英語訳は、「Social Media Restaurant」であるということ。今までいろいろ候補があったのだが、結構しっくりきた。しかし、このご時世にこの看板を掲げたら単に便乗しているように思われるだろうか。