2009年12月26日

相席ビジネス...

NHKのニュースウォッチ9でパクチーハウス東京の「相席」が紹介された。放送時は「クリスマスなのでパクりマクリマスパーティ」の最中だったので、ワンセグ携帯を持っているお客さんを5-6人ずつ囲むという形で視聴。NHKの方には3回も来パクしていただき、当日も4-5回電話による打ち合わせがあり、その綿密さに驚いた。

特集のタイトルは「"相乗り・相席"ビジネスが人気 その秘密は...」というものだったようだ。"相席ビジネス"といわれるとよく分からないが。相乗りタクシー、相席レストラン(パクチーハウス東京)、相部屋が取り上げられていた。

店名・社名が出ないのがNHKらしいのか。でも多くの知り合い(親しい人からご来パク1回のみの方までさまざま!)が連絡をくれたので嬉しい。相席的な新しい出会いは常に身近で起こってほしいが、それに加えて僕は再会をさらに重要視している。会社を設立してから、著名なメディアに出るたびに、懐かしい方と連絡が取れたりすることがなによりも嬉しい。

「相席」は目的でない。手段である。確かに、開店前にテーブルと椅子を買いにいったとき、2人席は買わなかった。そして多少反発する人がいても、相席で楽しく過ごしてもらおうとの方針を徹底した。パクチーハウスのサブタイトルは「交流する飲食店」だから、それを偽らないために必要な手段だ。そしてその結果、それが楽しいことに気づいてくれる人が増えてきた。

パクチーハウスのビジネスモデル(妄想)で日本起業家協会賞(かながわビジネスコンテスト)を頂いたとき、それが受け入れられるだろうかとの疑問コメントをたくさんいただいた。でも僕は交流が「新しいこと」と捕らえているのではなく、「昔は当たり前だったこと」「最近急に忘れられていること」だと捉えていたから、自分の妄想を暴走させることだけを考えていた。2年後にNHKが取り上げてくれたのは嬉しいご褒美だ。12月24日だったからクリスマスプレゼントというべきか。

旅をして、いろいろな人に話しかける楽しさを知った僕は、いつも誰かと話したいと思う。一人でレストランに入ったら、その味についての感想をシェアしたいし、電車でお気に入りの本や自分が購読している雑誌を読んでいる人がいたら、それに関して議論しても面白いはずだ。それが自然に行われている国は多い。他人を警戒するのが当たり前の日常は非常に疲れる。だから、他人に警戒しなくてもいい場所作りをしたい。そして、その面白さを理解した人が、パクチーハウスに来ないときも、それを実践してくれれば最高だ。

とりあえず次に山の手線内に出かけたときにでも、相乗りタクシーにトライしてみようかな。僕は「taxi」と「paxi」が似ているというあまりにくだらない理由で、相乗りタクシーサービスを始めたいと何度も思ったことがある。イランの「サバリ」的なものが受け入れられるモデルタウンをどこかに作ってみたい。