2009年3月15日

すべての個人は起業家

久しぶりに六本木ヒルズへ。アカデミーヒルズでノーベル平和賞受賞者ムハマド・ユヌス博士の講演を聞いた。以前広島で、ダライ・ラマら3人の話を聞いたが、実績ある人の言葉だけあって重みがある。そして、熱い!

印象に残ったのは、やはり世界的不景気がチャンスだということ。金融危機のアメリカの中で、NYにグラミン銀行の仕組みを作り、実績を上げているというのはすごい。銀行での業務経験がない氏が、銀行を作っていくのは簡単だったという。「銀行の仕組みを調べて、全部それと反対のことをすればいいだけ」。担保はいらない、男性より女性に貸す、信用履歴でなく将来の夢を聞く、etc...。僕がパクチーハウスを作るときの過程に似ている(笑)。

また、不景気の理由を政府に委ねるなとの力強いメッセージ。仕事を探すよりも、仕事を与える努力をせよと。すべての個人は起業家のポテンシャルを持っている。

500人もの聴衆がいたので、49Fの会場からエレベータに乗りこむまでにかなりの時間がかかった。人が集まる場所は下の方に作ったほうがいい。景色の見える会場でもないし・・・。大急ぎで西麻布の店「CICADA」へ。「創業支援科」の仲間たちと"新年会"。2年前にこの講座に申し込んだときは、どんな人が来るのだろうと不安に思ったものだが、講座を終えてそれぞれが起業して改めて会ってみると、ホントに素晴らしい人たちと机を並べたものだと思う。それぞれが実績を作っている。

ユヌス氏の言うとおり、すべての個人は起業家のポテンシャルを持っているのだろう。それがどんな形で表に出てくるかというだけの問題だ。失業者でかつ起業を目指していえる人の集団である「創業支援科」は、そういう意味で政府が作った偉大な仕組みの一つだと言えるだろう。しかし、このいわゆる不景気をきっかけに、その仕組みを止めるというのは愚かだと思う。



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