2009年3月31日

09年3月の読書記録

●フィル・ロマーノ『外食の天才が教える発想の魔術』(日本経済新聞出版社、2007)
店舗コンセプト立ち上げについてのヒントが満載の本。これだけ充実した読了感のある本も珍しい。リチャードブランソン並だ。ロマーノ氏の発想力に驚かされるだけでなく、自分自身の経験と重ね合わせることで、新しい飲食店のコンセプトが浮かびまくった。次なる事業は飲食以外と決めているのだが...。飲食業界は極めて魅力的な産業だと改めて感じた。にしはらグループ(三島)の西原宏夫社長にいただいた本。

●小山薫堂『考えないヒント―アイデアはこうして生まれる』(幻冬舎、2008)
アイデアの生み出し方に対する考えには納得した。一見関係のないことを考えているときこそ、発想できるから。「締切はどうにかなるもの」「不便さこそアイデアの源泉」「成果の見せ方」という考え方は秀逸。ぜひ参考にしたい。また繰り返し読みたいと思う。

●南清貴『究極の食』(講談社インターナショナル、2008)
You are what you eat。「風邪をひかない丈夫な身体」は鈍感かも知れなく、風邪をひくこと自体が重要なメッセージ、という考え方に驚いた。いろいろな食品に関する知識が、経験的・科学的に書かれていてとても読み応えがあった。食に関する"常識"に疑問を呈する内容もあり、非常に参考になった。

●堀江貴文『徹底抗戦』(集英社、2009)
絶対的な真実は分からない。でも矛盾する証言をするほかの被告と違い、徹底的に戦おうという彼の精神的なタフさはすごいと思う。実は彼が正しいのかなとも思う。しかし、「不正していない企業なんてほとんどないのでは」という認識と、それを表現しちゃうことは、無邪気さの表れであり、信用されない原因なのかもしれない。

●柳澤大輔『この「社則」、効果あり。』(祥伝社、2008)
●柳澤大輔『面白法人カヤック会社案内』(プレジデント社、2008)
個性を存分に発揮している"法人"の事例を集めた本。すでに廃止になった制度を含めて、紹介しているところがよかった。そのときの状況に応じてルールを変更していく柔軟性。これは面白いかそうでないかを決める要素ともなる。

●稲盛和夫、梅原猛『人類を救う哲学』(PHP研究所、2008)
日本を代表する経営者と哲学者の対談。利他の心、江戸時代以前の日本人の美学について論じ、現在の日本や世界の問題点をあぶりだしている。すごくよい対談。CDとかで実際の様子を聞いてみたい。

●安藤百福『インスタントラーメン発明王 安藤百福かく語りき』(中央公論新社、2007)
大きな市場を創った人の偉大な言葉。短い名言がひたすら羅列されているだけだが、それだけにわかりやすく氏の言わんとすることがわかる。

●内田和俊『「依存する人」を「変化を起こす人」にどう育てるか』(日本実業出版社、2006)
組織を運営する際に必要な心理学を学びたいと思って読んだ。リーダーの心構えは、常に重要であると再認識。

●柳田邦男『この国の失敗の本質』(講談社、2000)
歴史は繰り返す。第二次大戦の軍による支配と、現在の官僚制度の腐敗の共通点をいろいろな事例から明示している。10年以上前に出た本だが、本質をついているためか、論が全く色褪せない。

●田中靖浩『数字は見るな 簿記があなたの会計力をダメにする』(日本実業出版社、2006)
確かに日本人は数字に苦手意識を持つ人が多い。会計伝票を完成できるのに、月の売上になると分からなかったり...。感覚を養うのに必要な情報が書いてはある本。p.125からのB/Sの見方は、わかりやすく参考になるか。

●澤田尚美『ゼロから起業で月収100万稼ぐ』(講談社、2006)
著者ご自身の起業経験から、必要なこと=本人がしてきたことが丁寧に書いてある。タイトルの通りゼロから立ち上げた人の体験談として読む価値はある。記述が細かいだけに、起業未経験者は途中でひくかも?

●野村佳代『「見る」と「やる」とじゃ大違い 会社づくりの現実とお役立ちポイント』(日本実業出版社、2009)
取材を受け、掲載してもらった本。ついでに出版記念トークショーにも出させていただいた。著者の野村さんがご自身の実体験から、会社設立の方法論を書いた本には書かれていない"現実"を書いている。

●ロバート・B・チャルディーニ『影響力の武器―なぜ、人は動かされるのか』(誠信書房、1991)
飛ばし読みしただけだが、学生時代に学んだ行動心理学的な知識を、さまざまな事例に応用して考えるヒントになった。人はいつもちゃんと考えて行動しているつもりでも、自動的に導かれてしまうことが多いのだなぁ。

●金本知憲『覚悟のすすめ』(角川グループパブリッシング、2008)
広島カープ、阪神タイガースで活躍したアニキ金本の苦労や心情を語った本。読みやすいというか、内容が薄いのが残念。ペナントレース中にこれを出した真意は?

●山平重樹『ヤクザに学ぶ組織論』(筑摩書房、2006)
「組織論」としては特に何も感じなかった。特異と思われているヤクザが、大きな組織を展開しているのには無鉄砲さでは済まないという内容。普段知ることのない世界の話としては「へぇ」と思うことがたくさん書かれている。


⇒過去の記録:
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08年|121110987654321
07年|121110987654321

2009年3月28日

静岡へ

新規事業の準備をしているが、今後の会社発展のために2つの方向を考えている。一つはパクチーを離れ"旅と平和"のコンセプトを具体化できるようなビジネス、そしてもう一つはパクチーハウス以外にもパクチーを持ち出す新たな展開。もちろん、根本にあるものは同じなので両者を完全に二分できるわけではないのだが、考えをまとめる過程で僕の頭の中は、今こうなっている。

後者のために、静岡へ出張してきた。10年来の友人が、昨年から急に家業(食品関係)を手伝い始めたと聞いたのは2カ月弱前のことだが、まだまだこの業界に伝手のない僕にとっては、願ってもないチャンスだ。先方に時間を調整してもらい、ようやく実現した。浜松、磐田などの関連する場所にも行ってきた。なんだかすごく面白いことになりそうだ!

夜は友人に連れられ、静岡おでんをごちそうになった後、最近知り合った経営者仲間に連絡して、彼の店である「酒と惣菜 つぼみ」に行った。経営者の人柄にほれて来店している常連の方と話をしたりして、楽しく過ごすことができた。店の立ち上げや従業員を見つけた経緯なども聞き、またまた刺激を受けた。驚いたのは、一度帰ったその常連の人がもう一度来店したこと。週に何回くるとかいうレベルではなく、一晩に2回かぁ。僕もパクチーハウスをそんな店にしたい。その後、さらにバーとブリティッシュパブに案内してもらった。

翌日は三島へ移動。にしはらグループの西原宏夫社長と奥さまと約1年ぶりに面会。パクチーハウスのオープン直後にご来パクいただいてから、外食の大先輩として頼らせてもらっている。2人ともパクチーが大好きということで、パクチーエナジーなる商品も出している方。2時間半も時間を作ってくださり、最近の外食の事情について話を伺ったほか、僕の新事業やパクチーの可能性についてブレスト。充実した時間を過ごせた。

2009年3月27日

出版記念トークショーにゲスト参加

1月に出版された『「見る」と「やる」とじゃ大違い! 会社づくりの現実とお役立ちポイント』の出版記念トークショーがあるから来てほしい、という案内が著者の野村佳代さんからあったので、行く旨を伝えると、その返信で「来るならしゃべってほしい」と言われた。

黙って話を聞いているのは得意ではないので、このお申し出には二つ返事でOK。小石川のこんにゃくえんま近くにある「カフェ さと和」という古民家を改造した店で、パネルディスカッション形式だった。

パネルディスカッションというのは難しい。たいていの人は話がそれてしまうが、司会とのやりとりをするほどの時間があるわけでもないので、いったん話が終わると違う人に振られてしまう。司会を含めて4人いるので、2時間としても一人30分だからなー。もっと簡潔に話すことを心がけないといけない。

とはいえ、著者・野村さんとさと和店主・柏木珠希さんは編集・執筆関係の方で、本を書いたりプロデュースしまくっている方だし、司会をしていた大島佳子さんもコーチングでバリバリ活躍している人みたいで、舞台にいる聴衆としてはかなり楽しませていただいた。客席にはマネーの虎に出ていた臼井由紀さんとか、漫画家の方がいたり...。どっちが客席なんだ(笑)。後で聞いた話だが、野村さんは臼井さんの最初の本をプロデュースした人だとか。

いい経験をさせていただきました。


2009年3月25日

つながりつながり

面白法人カヤックの柳澤社長がご来パク。一緒に食事をしたのだが、発想の仕方、視点が面白い。とても勉強になる。人と全然違うことをしながら、会社として10年以上実績を積んでるだけのことはある。何か一緒にしたいと真剣に思った。

一緒に来てくれた方とは初対面だったが、接点が多くて驚いた。富士通時代の後輩のバーの下の料亭の娘さんであり、その料亭は高校時代の友人が前に紹介してくれたNPO御用達の店だし。さらにいうと、柳澤さんとその人は、ブラッドフォード時代の友人の会社の先輩と一緒に渋谷でを経営していたり...。また、大学時代の友人のも、その人とつながりがあるということで、先日カヤックの花見に参加したらしい...。

なんか動きそうだ。

2009年3月20日

パーティの新スタイル

札幌から来客あり。「旅」と「平和」をキーワードに検索で僕の会社を見つけてくれ、会いに来てくれた。ランチをともにし、夜のパーティまで楽しんでもらった。さらに、経堂・すずらん通りにある素敵なバーに案内したところ、僕が帰った後もそこで知り合った人と閉店まで飲んでいたようだ。18のときに1年間旅をした青年が、これからどう夢を見つけ、それを実現するのか楽しみだ。

初めてパクチーハウスで「旅話会」を開催。2カ月ほど前にパーティの日程を決めたとき、何気なく「春分の日」を選んだことでペルシャ正月(ノウルーズ)をネタにすることになり、「それならば」と思いつきでイラン話をすることにした。旅の経験をシェアして、その後パーティをするという流れは面白いと思ったので、今後も1-2カ月に一回やってみたい。今回はほとんど僕が語ったのだが、ほかに話をしたい人を募ったり、ディスカッション形式にしたりいろいろ試したい。

初めて来る人でも、飛び込んできやすい雰囲気がパクチーハウスのパーティではできていると思う。でも、少ない人数でもいいので少し早く来パクしてもらい、より深いコミュニケーションを取れる工夫をしていきたい。パーティの時間を通じて徐々に仲良くなるのではなく、パーティが始まる頃には、すでに仲良くなっているのだ。こうすればパーティがますます盛り上がるのは間違いない。

2009年3月19日

中田英寿の「日本人の誇りの再生産」

前職の同僚・現AERAの常井健一記者から最新号をいただいた。付箋の貼られたところを見ると、本人による中田英寿氏の特集記事だった。

記事をまとめているときに、僕の旅とブログを思い出してくれたらしい。ありがたいことだ。5ページにわたる中田の「"日本"プロジェクト」と彼の仕事や発想の仕方は魅力的だ。19歳のときに「サッカーしか知らない選手になりたくない」と中田は言っていたそうだが、海外で大きな経験と実績を積んだ人が、日本に戻り「日本人の誇りの再生産」に取り組むという。ワクワクするじゃないか。

ちょうど稲盛和夫さんと梅原猛さんの対談『人類を救う哲学』(PHP研究所、2008)を読んだところだったので、それとあわせてかなり刺激を受けた。旅をして世界を見たとき、地に足のついた人であれば必ず母国のことが気になると思う。そして、自分の周囲をよくすることと世界がよくなることは、長期的にみれば必ずイコールであるはずだ。僕もいろいろな人の知恵を借りながら、ブレない軸を作りたい。

2009年3月17日

「旅」と「平和」の関係を事業で証明したい

先日紹介した『グリーン天職バイブル』。発注したものの、実物はまだ届いておらず、全部は見ていないのですが、株式会社旅と平和はこんな感じで掲載されています。



2009年3月15日

すべての個人は起業家

久しぶりに六本木ヒルズへ。アカデミーヒルズでノーベル平和賞受賞者ムハマド・ユヌス博士の講演を聞いた。以前広島で、ダライ・ラマら3人の話を聞いたが、実績ある人の言葉だけあって重みがある。そして、熱い!

印象に残ったのは、やはり世界的不景気がチャンスだということ。金融危機のアメリカの中で、NYにグラミン銀行の仕組みを作り、実績を上げているというのはすごい。銀行での業務経験がない氏が、銀行を作っていくのは簡単だったという。「銀行の仕組みを調べて、全部それと反対のことをすればいいだけ」。担保はいらない、男性より女性に貸す、信用履歴でなく将来の夢を聞く、etc...。僕がパクチーハウスを作るときの過程に似ている(笑)。

また、不景気の理由を政府に委ねるなとの力強いメッセージ。仕事を探すよりも、仕事を与える努力をせよと。すべての個人は起業家のポテンシャルを持っている。

500人もの聴衆がいたので、49Fの会場からエレベータに乗りこむまでにかなりの時間がかかった。人が集まる場所は下の方に作ったほうがいい。景色の見える会場でもないし・・・。大急ぎで西麻布の店「CICADA」へ。「創業支援科」の仲間たちと"新年会"。2年前にこの講座に申し込んだときは、どんな人が来るのだろうと不安に思ったものだが、講座を終えてそれぞれが起業して改めて会ってみると、ホントに素晴らしい人たちと机を並べたものだと思う。それぞれが実績を作っている。

ユヌス氏の言うとおり、すべての個人は起業家のポテンシャルを持っているのだろう。それがどんな形で表に出てくるかというだけの問題だ。失業者でかつ起業を目指していえる人の集団である「創業支援科」は、そういう意味で政府が作った偉大な仕組みの一つだと言えるだろう。しかし、このいわゆる不景気をきっかけに、その仕組みを止めるというのは愚かだと思う。



2009年3月14日

旅語り

鳥内浩一さんという人のマーケティングのセミナーに出席。代々木ゼミナールの校舎だろうか? 18のクリスマスのときに模試を受けて以来行った気がする。少子化の影響か、たぶん昔予備校の教室だったところが、ビジネスセミナーの会場になっている。ほかにもいろいろ開かれているようだ。

マーケティングのセミナーだが、結論は「マインドセットが大事」というもの。こういうの流行りだな。僕はこれまでパクチーハウスでやってきたこと、成果が上がったものを、今後ほかの人にわかりやすく説明するため、理論的に裏付けておきたかっただけなのだが。「ノウハウを学んでも、実践しないと変わらないんです!」という言葉が空虚に聞こえた。

夜、帰パク。最近入ってくれたアルバイトの一人が、もう一つのアルバイト先の社長を紹介してくれるというので、一緒に食事をした。アジアンランチの山口さん。そして、屋台友達ということでエレファントボックスの加藤さんという方も来てくれた。お二人とも旅の経験を生かした経営者だ。屋台を始めてから長期でどこかへ行くことは出来ていないそうだが、濃い~旅をたくさんしてきているようで、盛り上がった。とくに加藤さんは20数年前、スペインからイランまでヒッチハイクで行ったとか。数か月で100ドル程度しか使わなかったという。

いろいろ話をしたのだが、なんか2人の味を完全に引き出していないような気がして、別の店に誘った。先日訪れたすずらん通りのアクセルイン。服と鞄を売りながら、バーを併設しているあのスタイルが、2人の旅人から何かを引き出すのではないかと思ったからだ。

結果は予想通り。店に入るなり、服やベルトを真剣に物色。気に入ったといって買い物をしていた。しかも、台湾生まれの店主ヤイさんと、突然タイ語で会話を始めたりして、ココハイッタイドコナンダと思ったりもした。経験だけでなく、お酒の知識の豊富さとかにも驚かされた。2人が紡ぎだす言葉に、ひたすら聞き入った。今日もかなり刺激的な夜となった。

2009年3月13日

Projects

パレスチナ写真展を行ってくれた大月さんの紹介で、フォトグラファーRIAさんが来パク。彼女はチェルノブイリ・アートプロジェクトというのを主宰している。世界で起こる大切なことをどう伝えるかを常に試行錯誤している人だった。チェルノブイリにかかわったきっかけや考え方を聞いていて興味深かった。

大月さんやRIAさんのようなアプローチをしている人には共感する。こういう人たちのために、PieceOfPeaceプラザを開放している。RIAさんも6月ぐらいに写真展を開くことになると思う。RIAさんのPCの調子が悪く、立ち上げてから写真が見られる状態になるまで30分以上かかった...。次の用事があったので、少ししか見られず残念。また近いうちに会いたいものだ。

その後、原宿まで移動。多くの若者と、外国人観光客にもまれながら原宿通りへ。6月ごろ『eatrip』という映画とそれにまつわるさまざまなプロジェクトが動き出すのだが、タイアップ企画をいくつかすることになりそうで、その初回打ち合わせ。この映画で表現されていることや、監督の野村友里さんの考えていることは、パクチーハウス東京のコンセプトにかなり近そうなので、面白くなりそうだ。

その足で、東京ミッドタウンへ。日本地ビール協会主催の大規模な試飲会「グラン・ビエール」に出席した。同協会の会長に取材したことがあり、個人的興味からずっと注目しているが、この度ご案内をいただいたので久しぶりに会いに行ってきた。地ビールの会社数十社と輸入ビールの代理店の方々が、ずらっと樽を並べているだけのスバラシイ(笑)イベント。取引のある会社やこれから取引しそうな会社に一通り挨拶した。小さな試飲グラスをいただいたのだが、10杯も飲むとさすがに酔いがまわる。地ビールの中にはアルコール度数の高いものも多いので、なおさらだ。勝手に飲むだけのイベントだったのが残念。オープニングに乾杯するとか、あってもいいと思う。

その後、パクチーハウスに戻り、富士通人事部の同期会に参加。年々集まりが悪くなっているのが残念。もうそれぞれの居場所で活躍する年代になっているのだから、今こそ語り合いたいんだけどねぇ。今回幹事をしてくれたサボールとは、久しぶりに長く語ることができた。次の事業展開についてのブレストもできたかな。終電を逃したというので、黒豚屋→焼酎バー→鳥へい→スエヒロとはしご。計らずも経堂めぐりをすることになった。

2009年3月12日

グリーン天職バイブル

環境・社会貢献・志で会社を選ぶ人のための就職・転職情報ムック『グリーン天職バイブル』が、今日から発売となった。環境とCSRと「志」のビジネス情報誌『オルタナ』が発行している。

組織の代表者と、入社2-3年目の社員が自ら書くことを掲載の条件としている珍しいものだ。まだ実際に手に取っていないが、先進的な取り組みをトップが意識的にやっている会社が並んでいることだろう。極めて小さな規模でしかないが、世界への貢献を創業当初から意識している株式会社旅と平和も、名を連ねさせてもらった。

就職活動に悩む学生やキャリアについて考える社会人はもちろんのこと、転職が全く眼中にない人も、目を通すといいと思う。




以下、本のちらしより抜粋:

グリーン天職バイブルは、前代未聞の就職情報本です。

  1. 企業紹介は社長や代表が自ら書いて頂きました。 (ご自分で書いた証として、肉筆で署名も頂きました)
  2. 掲載企業から掲載料としてお金を頂いていません。
  3. 一般企業のほか、団体やNPOも掲載しています。
  4. 対談 宮台真司(首都大学東京教授)・森 摂(オルタナ編集長)収録

社長・代表の直筆103人の決意表明!! 会社選びのモノサシが変わる。

今 までの会社選びは、規模や知名度が中心で、親が喜びそうなところというのが一般的でした。ところが最近、企業の環境活動や社会貢献を問う学生や転職者が増 えているのです。この本は、環境活動や社会貢献、そして「志」を経営者自らに書いて頂いた、前代未聞の就職ガイドです。


グリーン天職バイブルは、前代未聞の就職情報本です。

  1. 企業紹介は社長や代表が自ら書いて頂きました。 (ご自分で書いた証として、肉筆で署名も頂きました)
  2. 掲載企業から掲載料としてお金を頂いていません。
  3. 一般企業のほか、団体やNPOも掲載しています。
  4. 対談 宮台真司(首都大学東京教授)・森 摂(オルタナ編集長)収録

2009年3月11日

イランを語る

僕が今、「株式会社旅と平和」という名前の会社を経営しているのは、旅先で会ったみなさんからいろいろな影響を受けた結果だ。これまでしてきたどの経験も非常に貴重。しかし、その中でも重要な、というか、旅人として生きていきたいと僕に確かに思わせた旅があった。

それは1996年夏、大学3回生のときのイラン旅行だ。この旅で、僕は自分が持っていた先入観がすべて覆されるという稀有な経験をした。5日間のトランジットビザしかもらえなかったのだが、延長に延長を重ね滞在は1カ月を超えた。

この旅がなかったら、僕にとって旅は人生ではなく、レジャーのままだったかもしれない。
この旅がなかったら、大学卒業後、会社と旅を比較して旅を選ぶことはなかっただろう。
この旅がなかったら、僕は世界を変えたいとなど、決して思わなかっただろう。

イランでの体験は極めて重要だった。これまで断片的には、多くの人に話をしてきたが、13年が経とうというのに、いまだに体験をまとめていない。ここらで、一度まとめてみようと思う。

来週金曜日(20日・祝)、ペルシャ正月ノウルーズに便乗するパーティをパクチーハウスで開く予定である。その日にちに合せているぐらいで、本格的なノウルーズ料理などを出すわけではないが、パクチーハウスでしか聞けないペルシャ体験を、みなさんにシェアすることで、最高に濃い内容のパーティにしたい。

悪いけど、1時間半ぐらいしゃべっちゃおうかな。具体的な時間についてはスタッフと相談して決めるけど、夕方からしゃべって、しゃべり終わったらパーティをしよう。すべての予定をキャンセルして、パクチーハウスに来てください。


2009年3月10日

34

34歳だ。ゾロ目の次は、34567...と昇っていく歳にしたい。

誕生日パーティはすでに8日に行ったので、誕生日当日はゆっくり食事をしたいと思った。そこで、家族3人で都内で最高のレストランの一つであるパクチーハウス東京へ行った。いつも見慣れた料理ではあるが、運んでもらいゆっくりと味わってみると、一皿一皿に感激した。自画自賛で申し訳ないが、心から美味しい料理だと思った。

開店時間の少し前に店に入り、最初はバタバタしていていろいろなことを気にしながら食事を始めたが、お客さんの数が次第に増えると、店の雰囲気が一気によくなってきた。もちろん、席はほかのお客さんと相席で、座ってもらった直後からしゃべりっぱなし。なんて楽しい空間なんだ。

途中、11日からPieceOfPeaceプラザで写真展をする友人ボブ夫妻と、近所の花屋さん店長兼DJが来パク。大いに語った。そして、そのあと誕生日ケーキを出してもらったのをきっかけに、ほかのお客さんにもカミングアウト。そこにいた全員とカンパクしつつ、ケーキを食べてもらって話をすることができた。Chief Catalystとしての仕事ができたといってよいだろう。大勢のお客さんに直接、パクチーハウスの理念や相席とコミュニケーションの重要性を説いて回った。パクチーハウスの運営実務を完全に任せた今後は、こういう活動に専念できると思う。一方で、これまで以上にスタッフとコミュニケーションをする必要がある。

次の展開という意味では、以下のことを社員の3人に宣言した。(1)タイアップ企画をする予定の映画が上映される6月までをめどに、新しい事業をスタートさせる。そして、そのための準備に1000時間ぐらいを費やすということ。(2)7月に株式会社旅と平和始まって以来初のボーナスを出すこと。

まとまった夏休みの取得や日々の待遇改善のためにまだまだ課題は山積みだが、魅力的で、それこそ僕が惚れこんで社員になってもらった3人が、その個性を発揮して仕事もプライベートも楽しんでもらえるような状況を作るために全力を尽す。

2009年3月 6日

創業支援、終了

とある商談のため、田町を訪れたので、すごく久しぶりに創業サポートセンターへ行った。

会社を作る直前に、ハローワーク経由でここの講座(創業支援科)を見つけたときからちょうど2年が経過している。総論的な講義はともかくとして、同期生として机を並べた約15人との出会いは、非常に刺激的だった。"失業者で、かつ、起業を目指している"という最高の状態で出会った仲間たちだ。

その後も4か月おきに新しい起業グループが、このセンターで社会を動かす準備をしている。14期生(僕は9期生だった)が学んでいる教室に行き、少しだけ話をさせてもらった。

創業支援科は、今期で終わるという。不景気という思い込みは、必要なものから削減するというマイナスのスパイラルを生み出しているような気がしてならない。ハローワークに行っても仕事が少ないのだから、起業を後押しすればいいのに。

2009年3月 5日

経堂めぐり2

再びすずらん通りをふらふら。「9 chair」というカフェに行った。ここはいろいろな人から勧められているところ。椅子が9つあるのが店名の由来。ゆったりとした雰囲気。店主の女性の人柄がよく出ている。それでいて結構な旅人らしい。話が弾んだ。

経堂はいいカフェが多いという人がいる。一年以上前に行ったロバロバカフェもよかったなぁ。ゆったりとした雰囲気で、仕事をするのにもよさそうだ。米オバマ大統領のスピーチライターはスタバで就任演説を完成させたらしいが、僕は次なる展開を経堂のカフェで考えたい。お勧めの場所がある人は教えてください。「9 chair」は日没とともに閉店。

次へ向かっている途中、店から電話。アルバイトのEくんが研究室の実験中に怪我をしたとの報告。急遽パクチーハウスに戻り、代理のOくんに来てもらうまでカウンター業務を遂行。まかないを食べていなかったので空腹だった。

店が落ち着き、再び外出した。「もう大丈夫ですよ」と言ってくれた店長マサの発言はたのもしく、安心して留守にできる。下北沢のスロコメに向かい、個人飲食店の支援をしているという女性や、南米仕込みのワニ食を広めている女性を紹介してもらった。いろいろな人と話していて、熱意だけでは成功はありえないと確信。情熱をいつも持ちながら、不断の努力が不可欠だ。その後、スロコメ近くに住む、以前勉強会で知り合ったIさんに連れられ、飲み続けた。本当に世の中にはいろいろな店があり、そこにかかわる人たちは不思議な吸引力でひきつけられているのだなと実感。店を繁盛させるコツってのは、どこにでもあるのだ。

2009年3月 3日

経堂めぐり

パクチーハウス東京は「商圏2万キロ構想」を掲げ、世界中からお客さんが来る場所を目指しているが、現在イメージしている理想の地域別客層は、「経堂(地元):その他日本:海外=4:5:1」である。今は圧倒的に"その他日本"が多い。

海外からのお客さんは「世界89カ国でビラ配りプロジェクト」を進め、ほかの事業とも絡めながらゆっくりと実現していく予定。そろそろやりたいのが、経堂の人を増やすこと。そして、単に客数に占める経堂人の割合を増やすだけでなく、その人たちが交流を目的としてくれることが重要だ。

いろいろな方の話を聞いて、経堂の夜を回遊するいくつものグループがありそうなことがわかっている。そのルートの一部にパクチーハウスを加えたい。気まぐれに寄ると誰かがいる。そして飲みながら話をする。それを見て、初めて来た人や遠くから来た人も、会話に加わる。席に座っているだけでは、パクチーハウスを存分に楽しめないのだということに気づく。

自分自身の予想にも反して、「おしゃれな店内」と評されることが多い。居心地のよさは維持したいが、単なるおしゃれ感だけでは面白くないと思っている。2007年11月20日の開店の一週間前、僕を応援してくれる株主の方々に店のお披露目をしたとき、途中からカウンターの前に皆が群がってくれたのを思い出す。店の一部にそうしたエネルギーの発信地を作り、店内のテンションを上げたいと思う。今、そのための準備をしている。

そして、そこに来てくれる人を少しずつ発掘しようと、経堂めぐりを始めることにした。これまでもいくつもの店を廻ったが、夜12時以降に開いている店に限られていた。経堂在住の知人に勧められた店の多くに、いけないままとなっていた。しかし、今このタイミングで、経堂の人が集う店と、そこに集う人に直接語り掛けたいと思っている。

経堂めぐり初日として、午後8時半ごろからすずらん通りを歩いた。いくつか聞き覚えのある店を探しながら経堂小学校へ向かったが・・・。目立たないところが多いらしく、目当ての店が見つからないまま、商店街が終わってしまった。

再び駅に向かいながら見てみたが、またしても見つからず。雪の中、さすがに冷えてきたので、経堂系ドットコムを運営する須田さんに電話して聞いてみようと思ったら、不思議な現象が起こった。とりあえず、そのときに思いついた"バンチキロウ"の場所を電話で尋ねていたら、会話の途中で声が後ろから聞こえてきたのだ。

振り向くと、須田さんが電話している姿が見えた。下北沢のご自身のお店にいるのかと思いきや、子守の日なので娘さんと経堂にいるという。そのまま声をかけて、須田さんがいた店に入った。そこは目的地の一つだったアクセルインというバー併設の服飾雑貨屋さん。結局、この日は須田さんに連れられて、経堂で唯一ギネスの樽生が飲めるTanacalmと、沖縄料理店バンチキロウにはしごした。どこの店も店員、そこにいるお客さんともに気さくで、いい雰囲気だった。経堂を歩く多くの人と知り合えて、今後の展開につながる貴重な夜になった。

2009年3月 1日

相席で繁盛する店

日経レストランに面白い記事が載った。

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表紙の一番下に(読める?)が、「相席で繁盛する店」と書かれている。もちろん、パクチーハウス東京のこと。

日経MJのラグマン鍋取材のときの熱烈アピールが奏功し、"交流する飲食店"の特集記事として1ページを割いてもらった。バレンタインデーのときの「見知らぬ他人と囲む鍋 第2章」のときの写真がいい感じだ。また、昨年の「クリスマスなのでパクりマクリマス」以来パーティのときに参加者に書いてもらっている色紙も掲載されており、いいアピールになった。

日経レストランは市販されていないそうで、非常に残念だが、浜松の"地球を救うカレー屋" Bija のように、面白い方法で集客したい飲食店主と知り合うきっかけになれば嬉しいなぁ。記事を読んだ方はぜひぜひご連絡をください。コンセプトのチェーン化をしましょう!

パクチーハウスでのつながりといえば、昨晩大学時代(というかBEEMAN時代)の友人から嬉しいメールをもらった。彼の勤務先での飲み会を銀座でしていて、一次会でも二次会でも、たまたま隣のグループに、パクチーハウスで出会った人が含まれていたそうだ。偶然にしても出来すぎだ。

さぁ、パクチーハウスでパーティしようぜ! 3月8日(日)午後6時にお待ちしてます。