2008年11月30日

08年11月の読書記録

●中山裕一朗 『「崖っぷち会社」が生まれ変わった3つの方法~売り上げが劇的に伸びる勝利のノウハウ』(フォレスト出版、2007)
11月25日のビジネス著者会で会った方の本。中小企業の3代目経営者と零細ベンチャーはやり方が全く異なると思い込んでいたが、V字(J字)回復を果たした著者の考え方は非常に参考になった。また次回お会いするのが楽しみである!

●須田将啓、田中禎人 『謎の会社、世界を変える。―エニグモの挑戦』(ミシマ社、2008)
世界初のサービスを創るというミッションを決めて、それを実行するために常識にとらわれずに行動していた結果を書いた本。読み始めはビジネス書というより感想文か日記みたいと思ったが、当人たちがしてきたプロセスと結果は驚くべきもの。非常に啓発された。世の中を動かすには信念と継続が大切だ。ビジネス著者会で田中さんに会うこともできた。

●窪山哲雄 『ザ・ウィンザーホテル洞爺 ホスピタリティ』(インデックス・コミュニケーションズ、2008)
行ってみたいホテルだ。すごく共感した。

●和田秀樹 『感情暴走社会「心のムラ」と上手につきあう』(祥伝社、2008)
"キレる"現代の情勢分析と感情コントロールのヒントについて書かれている。資本主義の先鋭化の結果できた"お客さま現象"についての分析にはなるほどと思った。

●山地章夫 『年商100億の社長が教える、丸投げチームのつくり方』(クロスメディア・パブリッシング、2008)
経営者になってから「すべきこと」とぼんやり思い描いていたことがはっきりと書かれていた。スタッフのやる気と能力を引き出すために自分がやるべきことを再確認した思い。最初の事業をスタートさせて1周年のこの時期に、この本に出会ったのは必然?

●笠原清明 『図解本 小が大に勝つための会計学』(中央公論新社、2008)
とても分かりやすく会計について学べる本。初心者であり、最初の決算を終えたばかりの僕にとっては有益な入門書だったと思う。ただし中小企業の原則が書いてあるものの「小が大に勝つための」というタイトルには偽りあり。本を売るには結局こういうタイトルが必要なのか?

●野口吉昭 『コンサルタントの「質問力」』(PHP研究所、2008)
質問力を、仮説力、本質力、シナリオ力の3つに分類。本書にかかれたことを意識しながらインタビューをすれば効果のあるものができるだろう。話がそれるのがインタビューの常。取材を受けていても横道にそれ、そのまま話が終わることがよくある。質問を受ける側としても3つの力は必要と思いながら読んだ。

●牟田静香 『人が集まる!行列ができる!講座、イベントの作り方』(講談社、2008)
民間のプロ講師ではなく自治体のイベント集客という観点からの本。キャッチコピーやちらしの作り方については非常に参考になる。

●五十嵐博一 『起業のお値段』(日労研、2008)
起業した人の事例がいくつか載っており、これから起業したい人には参考になるかも。ただし事例に肝心なことが載っていないことも多く(飲食店だとしたら坪数、席数など)、具体的なイメージをつかみにくいのも確かだ。全般的に公的機関の創業支援関連セクションを訪れたときのような後味の悪さが残る。

●渡辺仁 『起業バカ』(光文社、2005)
先月読んだ『起業のワナ』と重複している。多くの人が陥りやすい失敗事例が満載。「会社病」「新聞病」「依存病」という分類には納得した。会社員時代とついつい同じやり方でビジネスをしようとすると失敗するということは、多くの人にとって戒めになるのでは。僕の場合は会社経営は旅と失業に似ているという思いから楽しもうと思っている。

●キャロル・マーティン『人材を逃さない 見抜く面接質問50』(ディスカバー・トゥエンティワン、2008)
一問につき一答の形式。的確な質問というのを理解できなくもないが、面接というものはやり取りであり、本書に書かれていることを覚えても実践では難しいだろうし、場数を踏まないと人材を逃すだろう。

●原田健一『「イケる!」を大切にすればビジネスチャンスが訪れる』(しののめ出版、2008)
内容が薄く、文章も推敲されていない。


⇒過去の記録:
08年|10987654321
07年|121110987654321

2008年11月27日

Hanako

11月27日発売のマガジンハウス『Hanako 936号』でパクチーハウス東京が紹介されました。

「東京最新グルメトレンド」の"スペシャリティレストランに夢中"というコーナーにあります。おいしそうに写真が掲載されてます。『Hanako』のようなメジャー情報誌に載ったら効果ありのだろうか? パーティの反動か、この3日間来パク数が激減中でした!

最新メニューの「パクパクピッグパクポーク ビッグパクパクパクポーク」もフルネームで載っています(笑)。

盲導犬

盲導犬支援センターを経営しているやっさんに連れられ、富士宮にある「盲導犬の里 富士ハーネス」へ行ってきた。富士山の麓にあるとても気持ちのいい場所。

新設しようとしているカフェについて意見を言って欲しいということで訪れたのだが、盲導犬についてのセミナーにも参加させてもらい、いろいろな知識を得た。知らない世界に行くというのはそれだけでも刺激になる。カフェとなる予定のラウンジを見せていろいろ感想を言ったものの、自分の知識や経験を出すというよりは、そこにある条件からたくさんのアイデアを学んだという感じだった。全然違う条件で場所作りをするのも面白いな。

何よりもよかったのは東京から往復4時間やっさんと話ができたこと。世界青年の船(SWY)の上で10年前に出会って以来、話したことは何度もあるが、会社経営をしてからこんなに長く意見交換をしたことは初めてだった。これまでいくつものビジネスを手がけ、新しい方法で社会貢献ビジネスをしているやっさんの経験とアイデアはさすがだなと大いに感じ入った。

やっさんとSWYで出会った人たちのその後の活動について話していて、結構独立して仕事をしている人が多いことに気づいた。しかし世代を超えたネットワークには全くなっていないので、この度「SWY経営者の会」を立ち上げることにした。該当する人はこちらへ!

2008年11月26日

鬼頭さんの本にパクチーハウスが...

鬼頭宏昌さんの新著『小さな飲食店 開店・経営 儲けのバイブル』の中(p.148)で、パクチーハウスが紹介されている。鬼頭さんの小さな飲食店シリーズは、彼の《6年で20億円企業を作った》実体験から書かれており、分かりやすく実行しやすいのが特徴。飲食店経営者以外でもためになるのでぜひ読んでみて下さい!

昨日参加したビジネス著者会で久しぶりに鬼頭さんに会ったのだが、自信あふれる彼の態度は非常に勉強になった。パクチーハウスを開く2カ月前に初めて会ったときは外食コンサルタントの彼に何を質問していいやら分からないというのが正直なところだったが、今年8月に彼主催の勉強会に参加させてもらったときに、自分も少しは知識がついてやっとそのスゴさが少し分かった気がした。そして勉強会の中で僕の短い経験から得たノウハウを話したところ(いいやり方を隠すのではなくどんどん公開することも彼の態度から学んだ)、その一部を事例として取り上げてくれたのだ。

たくさんの人が読んでくれればなぁと思う。そして、ここで紹介された事例をきちんとまとめて一冊の本にしたいんだよなー。


2008年11月25日

ビジネス書著者兼経営者の会

レバレッジ・コンサルティングの本田直之さんが主催する「ビジネス書著者兼経営者の会」というのに、前職の戦友T氏の紹介で参加することができた。本田さんの著作でそういう会があることを知り、いつか行ってみたいなと思っていたので、この機会をいただけて嬉しかった。

けっこう若い人が多かった。会場にいた人は皆、本を出しているか雑誌の編集をしている人。ほとんどの人は好奇心旺盛で人の話をよく聞いてくれる。本を出したということは何らかの問題意識や実績を世に問うているということだから、どの人の話を聞いても面白い。今後も可能な限り顔をだしたいなーと思った。いろいろな人と話をして、初対面の人に自分のしていることを簡潔に伝える訓練と"旅と平和"のコンセプトをより分かりやすく伝えるためにパクチーハウスに次ぐ事業の構想を固めることの必要性を感じた。

会場は白金台の「No Concept」というところ。パーティ料理の出し方を学んだ。いつか応用してみようと思う。でもパクチーハウスの場合は大皿から取る今のスタイルの方がいいだろうな。

ところで『ぱくぱく!パクチー』はビジネス本なのだろうかと思われる方は、同書p.111をご覧下さい。パクチーをなぜどのようにビジネス化したかが少しだけ(笑)書かれています。『ぱくぱく!パクチー』は一見レシピ本のように見えるため、女性が手に取ってくれることが多いようだ。パクチーなど興味のない人たちにこのオモシロサを伝えるため、「誰がどうみてもビジネス書」という体裁のものを出したいと思う!

2008年11月24日

旅先みたい

パクチーハウス東京・4夜連続パーティの結果。

見知らぬ他人と囲む鍋30人。
立食パーティ55+55+70人。
4日間で210人の方に「ビラビラビ~ラ」してもらった。

来パク者の笑顔から学ぶものは多かった。パクチーハウスというスタイルをいい形で世に問うことができたと思う。「旅先みたい」と感想を言ってくれた人もいたが、まさにそれこそが僕が目指すもの。外国に行くだけが"旅"じゃない。

明日からまた、2年目の"パーティじゃない営業"が始まる。そういうスタイルの営業をしているときも、僕らのマインドは普通の飲食店とは全く違う。夜の営業時間のことを「パーティタイム」と呼んでいることの意味を、深く深く追求したい。

2008年11月20日

店全体が鍋

「見知らぬ他人と囲む鍋」企画は最高のものとなった。実は今年の3月ごろに思いついた企画。夏前に実現させようと思っていたけれど、踏み切れていなかった。

『ぱくぱく!パクチー』を出した結果、たくさんの方々から"僕が店を作った思い"について好意的な感想をもらい、自信がついた。また、タイミングよく雑誌『BAILA』の鍋特集(12月12日発売)で、料理研究家の人と並んで鍋料理を披露する機会を与えていただいたので、企画は一気に進んだ。そして1周年の11月20日に、店の姿勢がよく分かるイベントとして決行したのだ。

先週末までに参加表明をしてくれたのはたったの3人だった。どうなることかと思ったのだが、今週に入りいろいろな人から連絡をいただき、結果として席はすべて埋まった。最初のうちはみんな珍しい「ラグマン鍋」に集中していたものの、お腹が満たされると「人」に集中しはじめ、笑顔で、大声を出して会話を楽しんでくれた。席に留まる必要もないので、30人の参加者のみなさんが縦横無尽に店内を移動。店全体が鍋のような感じだった。こういう滅茶苦茶な雰囲気で店を成り立たせたいと思う。

さぁ、あと3日間、何がおこるでしょうか!

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PS 田中康夫さんの「東京ペログリ日記リターンズ」で紹介されていました。

ひとまず安堵

正直な感想として。

1年間続けられてホッとしている。パクチーハウス東京を立ち上げると決めたときのワクワクした気持ちは今ようやくカタチになりつつあるが、同じときに抱いていた不安、専門家からの懐疑的な目は忘れることができないだろう。そして、忘れてはならないことだとも思う。

最初の2週間は早朝から深夜まで作業をしても終わらないことに驚き、とんでもないものを作ってしまったのではないかと本気で思った。年明け、お客さんが全然来ないことに悩み、内心みじめな思いをしていて、来てくれた方に心からの笑顔が出せないこともあった。経営者としてお金の流れを全然理解していなかった春先は、お客さんの(見かけ上の)数と安定した経営のバランスがつかめておらず、やや危機感を持つのが遅れた。その他、たくさんの課題があり、一部を解決し、その他を残したまま今日に至る。それでも初めて年輪を刻むことができて嬉しい。

今日から4夜連続パーティだ。これを終えた後、パクチーハウスはどうなっていくだろう。

5日ほど前までは各日程10人以下の参加表明しかなかったのだが、今日までにいろいろな方が連絡をくれたので、ひとまず安心している。毎日盛況になる予定。親しい友人と、初めて来るお客さんがバランスよく集まりそうだ。そして、パーティを通じていろいろなつながりができ、僕の想像を超えたところでたくさんの友情が生まれるだろう。

今回のパーティには、僕が社会人になったとき(10年前@富士通)の最初の上司が、彼の友人を連れてきてくれるそうだ。また、パクチーハウスの内装を考えていたときに知り合った会社の方も、結局そのときには一緒に仕事をしたわけではないのだが、参加してくれることになった。その時々だけでなく、こうしていつまでも縁をつなげてくれる人がいて、ものすごく嬉しい。

では、今から完全に"パーティモード"に切り替えます。

2008年11月19日

やったゼ!

パクチーハウス東京は、営業開始からちょうど365日目に10000人目のお客さんを迎えた。



みんな本当にありがとう! これからもamazingな店作りをしたいと思います!

すごいタイミング

お陰さまでパクチーハウス東京がオープンしてから明日で丸一年になります。あっという間に時が過ぎました。この間、たくさんの人の支えがあり、多くの問題を解決することができました。

この場所で新しい友人がどんどんできていますし、古い友人と再会することもできました。一人ひとりとの会話から頂いたヒントによって、パクチーハウス東京をよりよいものにし、株式会社旅と平和のビジネスを発展させるための下地ができたと考えています。

マスコミと口コミの力を借りて、自分の予想以上のスピードで成長してきました。時が経つにつれて会いたい人、やりたいことが幾何級数的に増えています。と同時に自分の未熟さを実感する毎日でもありますが、貪欲に自分のまだ知らない世界に飛び込んで行きたいと思います。僕は旅人です。

オープンから365日目の今日、来パク数が10000人を突破しそうです。すごいタイミングです。9月の終わりごろ、そろそろ8900人目が来パクするかなと思い、オープン時からの数を正確に数えました。『ぱくぱく!パクチー』の出版記念パーティで8900人目を達成することができ、そのときに決めた「オープン1周年で10000人」という目標もなんとなかなりそうです。10000人目のお客さまにはすごいプレゼントがありますよ!さぁパクチーハウスに押し寄せよう!

2008年11月15日

箸道セミナー

友人の紹介で法政大学エクステンションカレッジで開かれた日本箸道協会のセミナーに出席した。会食とかは今ほとんど縁がないしそれほど関心もないのだが、食の発展史のようなことには非常に興味を持った。箸は和食の発展の中心に位置しているが、普段はただ使っているだけであまり深く考えたことはなかった。

食べ方やマナーについてはもっとよく知りたいと思った。それをどこまで実践するかはTPOに合わせてということになるだろうが、知っててやらないのと知らないのは大きな違いがある。また、箸や食文化をきちんと伝えていくために外国人の視点を利用するという発想にはかなり共感した。周りにあってアタリマエのものには関心が持ちにくいので、外からそのよさについて指摘してもらうのは有益だ。

たった一日の講座なのに修了証書を頂いた。参加者が9人と少なかったのもあり、一人ひとり手渡してもらった。なんだかちょっと嬉しい。ふと日付を見ると11月15日...。昨年のこの日、かながわビジネスオーディションで日本起業家協会賞を頂いた。そのときは頭の中にあったに過ぎない"夢"だったパクチーハウスの構想は、1年経って少しずつ現実のものとなった。白木のまぶしすぎる床は、いい具合に黒ずんでいる。

パクチーハウスの総来パク数が今日までで9903人になった。あと97人で10000人の大台に乗る! この場所をよりよくするために、いろいろなことを学びたい。

ヘルシーグルメ

本日発売の詳伝社『からだにいいこと』1月号(p.18)で、パクチー料理が"ヘルシーグルメ"として紹介されている。万能ソースとしてパクソースも登場。

ふと思ったが、健康への効果が高いとして影響力のありすぎる媒体で取り上げられたら怖いな。バナナや納豆でさえ品切れになるほど異常なるこのご時世。みんながこぞってパクチーを買い求めたら、パクチーハウスに来る分が確実になくなる。少しずつ生産量が増えるように動かなくては。

2008年11月12日

ザ・ウィンザーホテル洞爺とパクチーハウス東京の共通点

窪山哲雄さん著 『ザ・ウィンザーホテル洞爺 ホスピタリティ』(インデックス・コミュニケーションズ、2008)を読んだ。1年半ほど前から飲食店のあり方について真剣に考え、1年ほど実際に店舗を経営してきた者として、共感できるところが大いにあった。ここにメモとして、同ホテルとパクチーハウスの考え方の共通点を列挙したい。ただし、まだパクチーハウス東京には到底至らぬ点も多く、以下のポイントの中で実現していない部分も多々ある。そういう部分はパクチーハウスの目指すところだと理解してほしい。

・「客室を売る」という従来のホテルがしてきたところから脱却したいという気持ち。お客さまをそのままでは帰さないという発想。客室に籠もりきりのお客様がいらしたら、外へ引っ張り出し、強引に背中を押してさまざまなことを体験してもらう。
・ホテルを文化発信の拠点として新しいライフスタイル提案の場としたい。
・グローバルスタンダードが叫ばれる時代に、日本人は伝統文化についてあまりにしらなさ過ぎる。忘れられつつある日本の文化をきちんと紹介し、素晴らしい文化に改めて関心を持ってもらいたい。正しい形で文化が伝われば、日本はより豊かになれる。
・人は食べなければ生きていけないからこそ、文化を知る最も近道となるのは「食」にある。
・文化というものは異質な文化との交流によって高めあい、洗練されていく。
・「食」と「食文化」の違い。つまり、単に空腹を満たすだけでなく、店と客との対話があり、食べる側がその空気をも楽しんで初めて「食文化」といえる。"文化にはその語り部が必要である"
・もしも対話のないスタッフがいたら、当社の従業員ではないと常日頃から言っている。
・フランス料理店に行って「フランス料理おいしかったね」というのは20世紀のサービス。21世紀は美味しいはアタリマエで、何か別のことを学んだ、楽しんだということが大切になる。
・海外のリゾートでは隣のテーブルでその国の王子が食事をしていたというようなことがよくあるが、こうした空間を日本にも持ち込みたい。エライ人と一般のお客さまがクロスオーバーする。世代や立場を超え、すべてがミックスした空間はとても刺激的で、見ているこちらも心躍る。
・子どもも大切なお客さま。さまざまな体験をして欲しい。日本に社交の場がないので、その社会的役割を担いたい。パーティが苦手な大人も子どもと楽しみながら、いつの間にか交流を楽しむように「仕向ける」。ホテルはお客さまにとっての新たな出会いや人脈さえも育める場。
・海外ではエレベータに他人が乗り合わせるとお互い挨拶して会話をはじめる。ウィンザーでは顧客招待会のときには声を掛け合うよう呼びかける。
・日本にはファミリーパーティの習慣がない分、海外の子どもたちと比べ自己表現が遠慮がちになる。垣根を越えた楽しさを実感させることで国際感覚、つまり相手を受け入れようとする心も芽生える。
・個々にあわせたサービスを提供する。「大人」「子ども」という大雑把なカテゴリーに対するサービスを考えることはよほど難しい。目の前のお客さまの反応を見て次の動きを考えることを積み重ねさえすれば適切なサービスが生まれる。
・ホテルのサービスとは、ホテル内で完結させるのではなく、外へと無限に広げていってこそ、完全を目指せる。"ストレッチアウトサービス"..
・サービスにおいては子ども扱い、年寄り扱いすることによって、人生のクオリティが下がってしまう。子どもは大人的なサービスをすることで成長する。日本は儒教的な考え方が残り、年を取れば取るほど自分をあるべき型にはめようとする傾向にあるが、価値観にしばられずウィンザーでは"ちょいワル"になっていつもと違うスタイルを楽しんで欲しい。
・ウィンザーには館内案内にもパンフレットにも載せていない、秘密のヌードルショップが存在する。
・現代のリスクマネジメントは「お客さまは神様です」ではなく、お客さまも人間、従業員も人間であるという捉え方でなければならない
・ホスピタリティを考えたときに、リザベーションの担当者が「予約」という作業だけに終始しない。「予感」を演出すべき。

2008年11月10日

下北沢めぐり

休みだったので午後から下北沢めぐり。この街はいつ行っても迷う。うろうろして何度か行っている場所の位置関係は分かったが、どう行動していいか分からない街だなー。

まずは恒例の本屋さんチェック。駅にほど近い店では平積みの上、手書きポップを書いてくれていた。ありがたい。もう一軒ビレッジバンガードでも平積み。いい感じだった。

目的は麻料理専門店に行くことだった。テレビや雑誌で一緒に取り上げられたことが何度かあり、とても気になっていたからだ。すべての料理に麻が使われていて、料理を注文する前にネタで会話を楽しむことができる。パクチーハウスに初めて来た方々も、こういう気持ちなのかな。また、料理の出し方や人との接し方、皿の形などいろいろ思うことがあった。とても学ばせてもらった。ここの店に勤務する人は、すでにパクチーハウスに来てくれたことがあったらしい。「言ってくださいよ!」と伝えたが、あまりそういうことする人は少ないのかな。僕は気になる店、気に入った店に行ったらかなりの確率で自己紹介するのだが。

この店が開くまでの間、そしてこの店を出た後に、店の1階下にあった「ビア・ロック」という店に行った。実は先週も行ったのだが、ビールの種類が豊富で、店の人たちの心意気も素晴らしく、非常に居心地がよい。しかも、ビアパブなのに子ども用の椅子まで用意してある。「自分たちも子どもがいるので、気持ちはよく分かる」とのこと。店主さんたちは僕より2歳年上のビール好き。この店には通ってしまいそうだ。

豊富なビールの中に、フレッドカフマン氏の会社のものを発見。ビアロックの2人とは親しいようだ。僕はカフマン氏とは1度会っただけなのだが、非常にインパクトがあったのでよく覚えている。「フレッドの寝酒ビール」なんていう商品があったので、飲んでみた。うまい。このビールは25年保存できるとか。賞味期限には2032年と書かれていた...。

「世界のビール」をもっと充実させよう、と思いながら帰路に着いた。

2008年11月 7日

メディアとpaxi

昨日突然に取材の申し込みをしてくれたのはマガジンハウス『Hanako』の方。それから20時間ぐらいたった今夕、カメラマンとライターの方が来パクしていた。なんとも早い行動だ。隔週で雑誌を出すというのは大変なことなんだなーと思いながら話をした。

今日は昼の来パク数が夜を上回った。オープン以来初めてじゃないかと思う。イベントをしたわけではないのに夕方までに31人もの方にご来パクしていただいた。近くの青色申告会がみなさんでお茶を飲んでくれたこと、そして今パクチーハウスのPieceOfPeaceプラザで写真展をしてくださっている福島さんの人徳の力だ。夜は少し寂しかったが、まぁしょうがない。

そそくさと帰りTBS番組を見た。1カ月も前に撮影した『オビラジR』の放送日だったからだ。またしても専門料理店の特集ということで「セレブ・デ・トマト」(青山)と「納豆工房せんだい屋」(池尻)とならんで紹介してもらった。最初の方に店内に積んである『ぱくぱく!パクチー』が映ったが、テレビを見た人が購入を考えてくれるかどうかはアヤシイ。ほとんど本が映ったことすら気づかないだろうな。

番組内でパクチーをアルファベット表記している部分があったが、そのスペルが「paxi」となっていた。この単語は僕の造語だが、ちょっとずつ定着してきたのかな。そのうち英語その他の辞書に載るようにしたいと思う。

2008年11月 5日

ラグマン鍋

女性誌『BAILA』の撮影で、原宿のキッチンスタジオに行った。以前行ったことのあるメキシコ料理屋の上のマンションの一室にあった。

satsuei.jpg撮影の風景

12月12日発売号で鍋特集の仲間に入れてもらえることになったのだ。料理研究家の人たちとページを並べることになる。光栄だ。

買出しをしてから集合、ということで経堂のスーパーに行ったのだが、3軒まわったのにニンニクの芽が売られていなかった。意外とマイナーな存在? ニンニクの芽にも光を! 誰か専門店やれば?(笑) 仕方がないので代々木上原の丸正まで行って購入した。

鍋の買い物っていうのはワクワクするね! 僕は学生時代に週8回も鍋をしたことがあるほどの鍋好きだ。すでにレシピを決めていたので(鍋的ではないが)必要なものを買い揃える作業にすぎないのだが、鍋を作るという高揚感がたまらない。「撮影」って分かっていながらも、ビールを買うかどうか真剣に悩んだよ。

baila.jpg

シメの一品として作ったのがこれ。僕の旅歴、食歴を知っている人なら気づいていると思うが、今回の鍋は新疆ウィグルのラグマンを強く意識して作った。ラグマンは初めて食べたときに感動し、一日4食食べたこともある。いつか絶対に日本にも普及させたいと思っていたこの味を、今冬ついにデビューさせるぞ!

2008年11月 4日

パクチーは薬味から主役へ!

小学館の雑誌『DIME』本日発売号(p.8)で紹介してもらった。先日経営者のセミナーで知り合った方から「見ましたよ~」と連絡を頂いた。「行かなきゃ」と思ってくれたようで嬉しい。出会いは再会を果たしてこそ飛躍的に意味が増すから。お待ちしてますよ!

『DIME』の記事は「ウワサの『調味料&薬味専門レストラン』のすごいメニュー!」というもの。マヨネーズ、味噌、醤油、唐辛子、ワサビとならんでパクチーを紹介してくれている。薬味、ということで題材に選ばれたのだろうが、パクチーは薬味で留まらず主役である。紹介されたヤンパクなどを見て、そう思ってくれる人がどれだけいるかな。

同じ日から掲載のウェブマガジン『RMK Magazine』では、"れっきとしたメイン食材"と書いてくれている。もう一年経とうとしているので、この路線は定着しているかな。

ところで、『RMK Magazine』は、記事を「"交流する飲食店"というコンセプトどおりの自由な空気が漂います」と締めくくってくれている。そろそろこのあたりのネタを本格的に雑誌に載せて欲しいと思う。パクチーハウス東京の考える"パーティ文化"をばっちり取材しようという気概のあるライター・ジャーナリストはいませんか。今月20日から4日連続で開催するパーティにフル参加してみてください!

2008年11月 3日

今日は休みだったので、家でちょっと変わった鍋を開発。

12月に発売の某女性誌の鍋特集に載せるオリジナリティあふれる一品を作り上げた。

paxinabe.jpg

さぁ、何が入っているでしょう。どんな味でしょう。この鍋には、僕が今まで旅して食べて最も旨かった煮込み料理の要素を入れています。お楽しみに。

2008年11月 1日

【お願い】来パク数10000人に向けて

パクチーハウス東京のオープン以来10月31日までの来パク人数が9304人となった。1周年記念パーティ期間(11月20日~23日の4日間)までに10000人達成を目標としている。あと696人だ。

これまでの実績から不可能な数ではないが、かなりチャレンジングだ。でも何とか達成したい。

そこで、お願い。これを読んでいる皆さん、1周年記念パーティには是非来て下さい。そしてもう一つ。1周年記念の前にも是非一度ご来パクください。お陰さまで満席となる日も結構あるのですが、別に席に座らなくても楽しめるのがパクチーハウスです。カウンターの前に広いスペースが空いていていろいろな方々から「ここにテーブルを置けばいいのに」と言われながらも、置かないでいる理由。それは、立ち飲みをしたり、楽しくなったお客さんが踊ったりできるようにするためです

この空間をイギリスのパブのようにしたい。パクチーハウスにはかなり面白い人たちが集まってくれているので、そういう人たち同士でどんどん仲良くなってほしいと思う。おとなしく座って食事をするだけであればどこの店でもできるし、『ぱくぱく!パクチー』を手に入れればたいていの料理は家庭で作れてしまう。パクチーハウス東京が皆さんにお届けする価値――それは人と人との交流だ。

パクチーが嫌いでもいい(もちろん、好きでもいいですよ、笑)、席が空いていないからと言って入れないということはないんです! こちらから「立ち飲みしては?」とは今のところあまり言いませんが、そういう人が増えて、混沌とした店になっていくことが目標です。店の価値でありながら、作るのはお客さんの力に頼るしかありません。でもそれこそが僕が未経験の飲食業を手段として立ち上げた本当の目的です。j自分が無力だからこそ、いろいろな人の力を借りたいです。お礼に笑顔を差し上げますので!