2008年9月30日

08年9月の読書記録

●リチャード・ブランソン『僕たちに不可能はない』(インデックスコミュニケーションズ、2008)
一言ひとことが参考になる本。リチャード・ブランソンは10年ぐらい前から尊敬しているが、今は憧れではない。憧れているヒマがあったら、自分がすべきことを実行すべきなのだということを学んだ。今後の僕の意思決定を勇気づけてくれる内容だ。毎月一度ぐらい目を通してもいいと思う。

● 岡野雅行『学校の勉強だけではメシは食えない!―世界一の職人が教える「世渡り力」「仕事」「成功」の発想』(こう書房、2007)
「人から押し付けられたことしかしないやつは、いつまでもたっても、変わらない」「まわりと同じことをしていては、世間では通用しない」。実力ある人生の大先輩の言葉に頷きながら読んだ。時代の流れに乗っているつもりで流されている人のいかに多いことかと、著者の考え方を知って思った。

●日下公人『社員の幸せを追求したら社長も成果主義も不要になった!』(ソニーマガジン、2008)
常識を破ることが社員の幸せだとすると、現在存在する普通の企業とは何なのか。どうしてそういう状態になってしまったのか。会社を作り始めたばかりの僕にとって非常に痛快な内容。

●山田咲道 『バカ社長論』(日本経済新聞出版社、2008)
約一年間会社を経営して、僕自身いろいろなものの考え方を変えてきた。この本でいう"バカ社長"は、誰もが陥りそうなワナである。注意すべきポイントがいくつもあった。特にコストに関する考え方はこの一年で最も考えを改めたことだ。表面に現れる金銭コストを重視するばかりに、時間コストを無視する"バカ"な行為は、世の中にあふれている。

●勝間和代『無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法』(ディスカバー・トゥエンティワン、2007)
英語や各種スキルの勉強は誰でも頓挫するから、仕組みを作るのが大切だと説いた本。確かに何事も目標なしでは進んでいかない。しかし、この本のやり方をきちんとこなすには、やはり著者のような生真面目さが必要なのだと頁をめくりながら思った。ITや最新機器を導入する"勉強法"には納得。

● 山見博康 『わかる! 使える! 広報活動のすべて』(PHP研究所、2008)
広報についての考え方が網羅的に記してある。日々自らが心がけていることとして目新しさはないが、ある程度の規模の組織を作り上げた上でどう振舞うべきかという点において参考になる本だった。

●丸尾克弘 『世界一周放浪の旅 (アジア編)』(牧歌舎、2008)
旅の記録をきちんとまとめたいと、旅人なら誰しも一度は思っていることだろう。しかし、なかなか実現せずやりっぱなしが多い。著者とは5月に旅スマイルの会合で会い、この本を知った。。自費で本という形にしたのはホントにすごい。失敗談がそのまま載せられており、カッコつけていない分、真に迫る内容だ。カツさん、続きを楽しみにしてます。

●浅川港、ヘイコンサルティンググループ 『世界で最も賞賛される人事』(日本実業出版社、2007)
名だたるグローバル企業の人事に対する考え方について書かれた本。会社の精神を有効に機能させるために作り上げたそれぞれの事例は非常に参考になる。人事部の一員として働いていたときにこの本を読んだら少しはキャリアの方向性が変わったかな? それとも、やっぱり自分がゼロから作るほうが面白いと思っていただろうか。

●浜口隆則 『戦わない経営』(かんき出版、2007)
会社経営について、また、生き方について、もう一つの視点を与えてくれる良著。こういう考え方が浸透して、会社を作ること、チャレンジすることが、怖いものではなく楽しいものだと認識されれば世の中面白くなると思う。それだけに、シンプルすぎる文体は残念。素晴らしいコンセプトだからこそ、もっと濃く語るべきだ。冊子みたいのではいけない。

●細谷功『いま、すぐはじめる地頭力』(大和書房、2008)
コンサル的ロジック思考について書かれた本。"地頭"という言葉は、かつて人事部時代によく使っていた。ただ、そのときは学歴の隠語みたいな形でつかっていた気がする。また、本書でも紹介されているフェルミ推定を新卒面接に使ったこともあるが、何度説明してもロジックより正解を重視する面接官がいて辟易したことがある。

●兼元謙任、佐々木 俊尚『「みんなの知識」をビジネスにする』(翔泳社、2008)
テーマとしてはすごく面白いはずなのに、あまり役に立ちそうな気がしなかった。放言だからなのか、それともまだ僕が理解できていないのかは不明。

●マーク J.ペン (著), E.キニー・ザレスン (著), 吉田 晋治 (翻訳) 『マイクロトレンド―世の中を動かす1%の人びと』(日本放送協会出版社、2008)
けっこう期待はずれ。確かにメガトレンドでない部分を統計をつかってあぶりだしているのだが、意外性やオモシロさがない。たくさんの事例を集めすぎて散漫になっている印象。


⇒過去の記録:
08年|87654321
07年|121110987654321

2008年9月27日

ぱくぱく! パクチー

まもなく発売される本が、ようやく各所のデータベースに登録され始めた。

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『ぱくぱく!パクチー―悪魔的においしい食べ方・育て方and MORE!』

本の後ろに記載されている発行日は10月7日。書店には早いところで10月1日から並ぶようだ。今日から2日間代々木公園で開催される「ナマステ・インディア2008」の会場で、150部限定で先行発売もされる。

上記のリンクで飛べるアマゾンなど、まだ予約もできないところも多いみたいですが、近くの書店や都内の大手書店に電話して、いかにパクチー本が世の中から必要とされているかを伝えていただければ幸いです(笑)。

この本の発売に便乗した出版記念パーティーを10月19日(日)にパクチーハウス東京で行う予定。とりあえず予定をあけておいてください!

2008年9月19日

ハピふる 再び

22日の午前10時前後、フジテレビの『ハピふる』で、パクチーハウス東京が紹介されます。

ハピふるは、パクチーハウス東京を取り上げてくれた最初のテレビ番組(昨年12月)なので、思い出深いです。収録の際には必要以上に緊張したのを思い出します。ハピふるは、秋の番組改編で終わってしまうそうで、総集編的に過去に取り上げた店の中からいくつかをピックアップして紹介するそうです。

今回はお盆明けからの新ドリンクメニューの中から、パクテル(パクチー関連カクテル)7種類が映る予定。

2008年9月12日

ピンチはチャンス

パクチーハウスの開店以来、取引先農家のパクチー不作による最大のピンチ! 今かなり必死だ(笑=笑うしかない)。

昨晩から日本パクチー狂会を通じて知り合った人たちの中で、この状況を解決してくれそうな人たちに連絡を取っている。短期的には明日のパクチーが必要。しかし、この機会を使って、より多くのパクチー栽培農家と知り合えそうな予感。パクチー調達はこれまでかなり受身的にやっていたが、これからは攻めの姿勢で行くべきという啓示かもしれない。

パクチーハウス東京が「ハウス東京」にならないように、頑張ろう! ま、「ハウス東京」だとしても面白い空間にする自信はあるが!

2008年9月10日

パクチー料理のレシピ本

約1カ月前に「締め切りに追われ」てから、ほとんど進展がなかったのだが、先週末から再び動き出した。そしてまた締め切りに追われています。編集者ならもっと計画的にやってくれよ!とも思いますが、どうせ締め切りギリギリにしかやらないということを考えると、実は僕の心を掴んだやり方なのかもしれません。

というわけで、予定より約1カ月遅れとなりますが、ついに今月末、パクチー料理のレシピ本が情報センター出版局から出版されます。このブログを読んだ人が、一人100冊ぐらい売ってくれると(そんなにたくさん買ってくれとは言いません、笑)、レシピ本ではありえない部数となります。

よくあるアマゾンキャンペーンとかをやるべきなのだろうか。でも、やり方がよく分からない。こういうの得意な人、ご連絡をお待ちしています。

2008年9月 9日

クリエイティブな仕事のための最低条件

先週参加した鬼頭宏昌さんの外食経営者の勉強会に参加してから、10日のうちに2人の方がパクチーハウス東京に来てくれた。行動力のありそうな人が多いとは思ったが、このフットワークの軽さはさすがだなと感心した。僕も彼らと同じように学ぶ姿勢を持たなくては!

幸い店が混んでいたので、2人ともカウンターで食事をしてもらった。すぐ目の前にいたため、勉強会以上にお話をすることができて非常に参考になった。僕のやり方は今のところ「飲食店の常識ではありえない」と言えば褒められた気がしないでもないが、経験がなく常識を知らないだけなので、彼らにそれぞれの現状を聞くだけでも随分学ぶことがある。

一つだけこれまで知らなくてよかったと思う常識があった。それは外食の大多数の人は仕込から片づけまで12時間程度勤務するのが当たり前とされているらしいということ。僕はサラリーマン時代にできるだけ残業をしないようにしていたし、そうすることでできた時間こそが、新しいものを生み出すために貴重なものだったと思うので、どんなに会社が大きくなっても、社員には同様にふるまってほしい。パクチーハウスも現在では15時から24時(うち1時間休憩⇒これはまだ実現していない)に勤務してもらうことできちんとまわっている。職場に来ることが心から楽しく、仕事以外に何かをする余裕がきちんと持てること。これがクリエイティブな仕事をする最低条件だと思う。人の採用や人員配置はこの発想を前提にしたい。

2008年9月 7日

小僧comの会

友人Tの誘いで、小僧comの会に参加した。着いた当初はなんだか僕をはじめみなさんぎこちないような感じがして、カタクルシイ感じがしたのだが、そうではなかった。皆さん気さくであり、それぞれ何らかの分野で活躍している人たちばかりだった。

この会の主催者は、前職・ライブドアの社長を務めていた平松庚三氏だ。あの事件の最中に築地の寿司屋でごちそうになり、退職後も起業の報告に対し「弥生会計」を贈っていただいたので、そのお礼を言うことができてよかった。

パクチーハウス東京について知る人はほとんどいなかった。先日も鬼頭宏昌さんが主催する飲食経営者の勉強会で、パクチーハウスについて誰も知らないことに気づかされたが、立ち上げて1年足らずなのだからアタリマエである。しかし、店にこもっていると(当然ながら)店のことを知っている人しか来ないので、結構知られていると勘違いしてしまうのである。活動の幅を広げ、レベルを上げていくことで、知名度を高める努力をすべきだと痛感した。僕がパクチーハウスに呼びたいのは、単にパクチー好きな人だけではないのだから。

ただ、パクチーハウスを経営しているというと、ものすごく興味を持たれるのは確かだった。いろいろと質問をされるので、店の話ができるし、さらに会社の展望についても聞いてもらえる。話をすればするほど、頭の中で構想が固まるし、相手の意見を聞いていると新たなアイデアが出てくるので、非常に価値のある時間となった。

予想より随分長い会合だったので、店には戻らず(スタッフの皆さんありがとう!)2次会に流れ込んだ。友人Tと、参加者の一人で大学の後輩にあたるMくん、それに会合があった代々木上原に住むTAKKOさんを呼び出し、大いに盛り上がった。そしてなぜか、この日も経堂に戻って「トフィーの世界」へ...。

2008年9月 4日

ニューヨークへ行きたい

ウルトラクイズ(懐かしい...)じゃないが、ニューヨークへ行きたくなった!

きっかけはニューヨークにある豚足料理専門店「HAKATA TONTON」ヒミさんのことを知ったから。先日取材に来たTAKKOさんという人が教えてくれ、パクチーハウス東京に連れてきてくれた!

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サイトとブログを読ませてもらっただけで、エネルギーが噴出しているのが分かった。店に来てくれたのでいろいろ話したいと思ったが...目の前の作業に追われてほとんど話せず。悔しい。こういう機会は逃してはいけないはずだ!

飲食店の経営者は元気な人が多いけど、この人は元気なだけじゃない気がする。いや、全然喋ってないんだけど...絶対にそうだ。今回出会ったのにしゃべれなかったのは、きっとニューヨークに行けってことだな。そうすればヒミさんと話すだけでなく、店も見れるし! よし、次はニューヨークだな! 半年前にニューヨークからロスに引っ越したボブにも会いたいから、ボブよ、もう一度ニューヨークへ引っ越してくれ。

2008年9月 3日

パクチー展から1年...

昨年の今頃、渋谷マークシティーで「パクチー展」をやった。知人の勧めでそのためのスペースを利用できることになったとき、それは突然であったため、完全に0(ゼロ)の状態だった。でもとりあえずやった。「パクチー展」の1週間で約100人と話をすることができた。僕のこれからの構想を語った、というか、話をしながら構想を固めていった。「パクチー展」の期間中に、パクチーハウス東京の物件が内定したのは象徴的なできごとだ。

11月にとりあえず開店に至ったが、ずっと何かに追われているようだった。あっという間に時間が過ぎた。8月にお盆休みで店ごと休みにして、ようやく振り返ることができた気がする。そして、パクチーハウスの今後を象徴するであろう「メンバーシップサービス」「ビール回数券」「世界のビールマラソン」を本格的に開始することができた。

時を同じくして、テレビ番組で最も影響力の強いものの一つとされる「王様のブランチ」で店が紹介された。この効果は確かに大きかった。店のキャパシティが限られているので売上などの伸びは飛躍的というわけではないが、予約のお断りをしなければならない電話も、店の活気を作り出してくれている。以前に増して長居するお客さんが増えた。回転率の低下は、飲食店経営の非常識かもしれないが、僕が最も目指すところである。パクチーハウスは何かを食べるだけの場所じゃない。

またこれも時を同じくして、いろいろな知人・友人がここ数週間毎日のように顔を出してくれている。何の前触れもなく、懐かしい顔が突然目の前に現れたりする。これほど嬉しいことはない。友達の紹介で知り合った人、前職の大先輩、最近参加を始めた経営者の会で同席した人、etc...。この一年ぐらいの出来事を話しながら、その間に起こったことを乗り越えて来たのは、いろいろな人と出会い、話をする過程でアイデアをもらったからだと強く思った。ありがたいことだ。