2008年8月31日

08年8月の読書記録

堤未果『ルポ貧困大国アメリカ』(岩波書店、2008)
アメリカで増え続ける貧困層とそれを増長させながらたくみに「戦争ビジネス」を展開する"超大国"の実態を鋭く指摘した本。アメリカンドリームの発想が多くの失敗者を生むなど、これまでにない視点を提供してくれる。そんな国を盲従的にお手本にして制度を作っていくのは危険であると強く思わされる一冊だ。この十数年でアメリカのイメージが大きく変わったなと思う。

長坂寿久『日本のフェアトレード―世界を変える希望の貿易』(明石書店、2008)
日本のフェアトレードの現状についてとても分かりやすく書かれていた。キビシイ現状もよく分かったが、この分野ではものすごいブレイクスルーができると思う。

森達也『死刑 人は人を殺せる。でも人は、人を救いたいとも思う』(朝日出版社、2008)
死刑制度について学ぶには非常に参考になる本。森さんの立場は一応、中立となっているが、論の進め方は非常に森さんらしい。共感できたのは議論を進めるにあたって一人称単数の主語が失われ、「われわれ」「この社会」「国家」など複数代名詞を主語とすることにより述語が暴走するという指摘。今の世の中、偉そうにいう説得力のない人はみんなそうだ。

皆木和義『稲盛和夫の論語』(あさ出版、2008)
孔子の言葉が色あせないのはそれが本質をついているからなのだろうか。どのページをめくってもうなづける。昔から読みたいと思ってはいるが、この機会に論語を読もうかな。慧に素読させてもいいし。

中村繁夫『2次会は出るな!~20人で340億! カリスマ商社マンが教える!ビジネスマンのための「稼ぐ力」をつける13のレッスン~』(フォレスト出版、2008)
著者が自分の会社で実践している原理原則を書いた本。タイトルの衝撃からするとガッカリする人が多いと思う。ただし僕の場合は旅人マインドを持つ経営者としての著者に学ぶべきことは多いし、いつか会ってみたいなとも思った。

竹内 謙礼、青木寿幸『会社の売り方、買い方、上場の仕方、教えます!』(明日香出版社、2008)
M&AやIPOに関して分かりやすく書かれているだけではなく、会社を経営するにあたって(意識)すべきことなどが書かれていた。

戸田智弘『働く理由 99の名言に学ぶシゴト論。』(ディスカバー・トゥエンティワン、2007)
多くの人の名言を引用し、仕事観の多様さを描いている。人生を進めていく上で、まず大体の目次を作ってそれにしたがって書いていく、書いていくうちに少しずつ分かってくるので目次も修正しながら進めるというやり方について書いてあったが、納得。キャリアに悩む人が増え、キャリアについて書かれた本が増えているが、まずは何かやってみればわかることがある。

関根勤『バカポジティブ』(マガジンハウス、2005)
自身の体験から、ポジティブな生き方や誠意を持つことの大事さを分かりやすく書いている。どんなジャンルの人でも大成功している人には共通項があるものだ。

速水健朗『自分探しが止まらない』(ソフトバンククリエイティブ、2008)
「自分探し」という言葉には昔から違和感がある。自分など旅をしても、セミナーに行っても、どこかに落ちているわけがないからだ。すべての体験の蓄積が自分を作る。一度の体験で何かが変わるとする"「自分探し」を食いものにするビジネス"への批判は面白い切り口だと思った。ただ、本全体として主張が中途半端。

中村文昭『出会いを生かせば、ブワッと道は開ける!』(PHP研究所、2005)
類書の中ではあまりパっとしない気がしたが、おそらくこの人本人の口から聞くと違うんだろうなと思う。いいことが書いてあるのは確か。

河野武『そんなんじゃクチコミしないよ。 <ネットだけでブームは作れない!新ネットマーケティング読本>』(技術評論社、2008)
ネットを10数年利用した者としては、すごくアタリマエであまり内容のない本だと思った。ただ、ネットが万能と思っている人に警鐘を鳴らすという意味ではこういう本もありかなと思う。ただし、編集の仕方とタイトルを変えるべきだ。

たかはたけいこ『20歳でお店を立ち上げる―プロが教えるショップコンセプトづくりから融資交渉までのノウハウ大公開 企画・準備・実行のためのガイダンス』(繊研新聞社、2003)
開業までに必要なことが網羅されている。何となく一年前の自分の姿を確認するために目を通した。ここに書かれていることを一つ一つやれば開業できるかというと実際はそう甘くない。必要な事項を調べて一つずつ見つけていくほうがためになるし不測の事態にも対応できる力がつくだろうと思う。

⇒過去の記録:
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07年|123456789101112

2008年8月29日

外食経営者の会→最高!

外食経営者の会に参加した。外食コンサルタントであり、繁盛店作りまくりの実績のある鬼頭宏昌さんが企画した会。なぜか北関東の人が多かったが、それぞれが経営する店の問題点や成功事例などを聞くことができ、非常に勉強になった。飲食店関連の本を何冊か読んだことがあるが、直接聞く話にまさるものはない。

飲食店の経営経験がまだ9ヶ月強の僕は、今日来ている人にとってはアタリマエのことでも目から鱗だったりする。自分がやってきたことを確認するという意味でもよかった。集客のやり方としては、パクチーハウスは結構オリジナリティーがあるので、その話は多少なりとも他の人の参考になっただろうか。ネットによるマーケティング戦略を実行している店は極めて少ないので、いろいろ話を聞いてもらえてよかった。

鬼頭さんを紹介してくれたのも、忙しい中僕の変わりにアルバイトとして今日店に入ってくれた友人を紹介してむれたのも、実は高校時代の友人Cである。彼とはこの15年ぐらい刺激を与え合っているが、今日帰りの電車の中で、彼がもたらしてくれた縁について考えてみた。持つべきものは友であるし、そんな友と一緒に仕事をしたいと最近思うようになった。

片づけが少し早く終わり、かつ、まかないとして食べるものがほとんどなかったので、営業終了後スタッフのみんなと"トフィーの世界"へ行った。4席しかない店なのに、イタリア出身である店長の人柄が、人と人とをつなげる。経堂で商売を始めて、本当によかったと思った。

2008年8月24日

世界青年の船国際大会で講演

10年前に参加した総務庁(現・内閣府)の「世界青年の船(SWY)」の関連でSWY国際大会というのがあり、そこにゲストスピーカーとして招かれ講演する機会を得た。会社を作ってまだ1年と日が浅いにもかかわらず、お呼びいただきありがとうございました!

自らの体験から学んだことを事業化した、その原点にSWYがあったというようなことを話すよう要請され、旅の経験と起業の経緯、パクチーハウスのコンセプトについて熱く語った。ただし、伝えたいことを英語に直すとかなりの部分がはしょられてしまうので、いろいろ言いたいことがあっても、ついついエッセンスだけになってしまった気がする。日本語に訳すとすれば「すげぇんだよ」「面白いんだよ」を連発していたみたいな…感じだろう。

カジュアルな雰囲気であり、それほど緊張しなかったので、まぁ悪くない時間を過ごせたのだが、ボキャブラリーがもっともっともっと欲しいなと思った。自分で組み立てたコンセプトを広めるにあたって、しっかりと説明できる必要があるが、まだまだそのための準備ができていないと痛感。英語の本を4年ほどまともに読んでいないが、久しぶりにトライしようかな。ただ、読むのにものすごい時間がかかるので、ついついもったいないと思ってしまう。

2008年8月22日

TBS『王様のブランチ』とJ-wave『RENDEZ-VOUS』

パクチーハウス東京が紹介されます。

23日(土)午前11時15分ごろ〜
 TBS『王様のブランチ』内のグルメコーナーにて。

25日(月)午後2時20分〜
 J-wave『RENTEZ-VOUS』内の「COLOR YOUR DAYS」にて。

いろいろな人に『王様のブランチ』は影響力があると言われた。どうなるのか楽しみだ。また、これまでの実績から、J-waveもかなり多くの人が聞いていると思われる。

2008年8月19日

携帯電話番号変えました

突然ですが、携帯電話の番号を変えました。

MNPがあるというのに、同一キャリア内の変更にもかかわらず番号を変更。携帯電話の料金体系に納得できずこういうことになりました。ただし、変更後の番号はなかなかナイスなものになりました。

古い番号は今月末ぐらいまでで解約します。

(旧)080-3454-5750
(新)080-3355-8941(さぁさぁ、Go! Go! paxi )

お手数ですがアドレス帳の変更をお願いします。

2008年8月11日

3夜連続パーティー!

会社設立1周年記念日でもあるパクチーの日を中心に、前後3日間パーティーをやるというチャレンジングな企画が成功のうちに終わった。3日間で約120人が来パクしてくれた。

この企画をしようと思ったのは、パクチーの日が土曜日であると気づいた数カ月前だったのだが、忙しさ(という言い訳)にかまけて、7月末まで告知ができなかった(しなかった)ため、実は集客にかなりの不安を抱えていた。

事業として店舗を開き、そこでパーティーをしている以上、一人でも多くの人に来てもらうのは経営的な至上命題であり、そこに来てくれた人が楽しいと思うことはコンセプトを伝達する上での至上命題であった。どちらに関してもうまくいったというほかない。そして大いに楽しませてもらった。

初日は「パクの内弁当」という、パクチーハウスのつまみ的料理(+α)を網羅したセットメニューを買ってもらい、交流してもらうという企画。平日なので来店時間がまちまちだろうということで、全く同じものを食べてもらうことによる一体感をはかった。

パクの内弁当

開店から約1時間、午後7時までは閑古鳥が鳴いていたが、その後来た数人にまとめて大テーブルに座ってもらい、乾杯(カンパク)の号令をかけると、すぐさま打ち解けていた。パクチーハウスの事業プランを書いているときに思い描いていた風景がそこにあった。

その後もテーブルを埋める程度のお客さんが来店。ゆる~い雰囲気ながら、パクチーハウスのよさや、他のレストランや居酒屋との違いを分かってもらえたのではないか。この日入籍をした後に直パクしてくれたカップルもいて、店全体で彼らを祝った。

2日目は、本番。告知直後は全然参加表明がなく焦ったが、数日前にいろいろな人からの書き込みがあり、参加希望者数は定員に達した。

この日は僕のことをよく知る親友たちと、パクチーやパクチーハウスに興味があるという人たちが参加してくれた。割合的には後者が3分の2ぐらいか。僕の友人たちは、パクチーハウスにより飛躍的に友達のネットワークが広がることを喜んでくれ、初めて会った人たちは「こういう雰囲気は初めてだ!」などと言いながら、僕の親友たちのエネルギーをはるかに超えるぐらいのパワーで、呼応してくれた。

08年パクチーの日

このパーティーには僕の両親も参加してくれたが、彼らと同じ世代の夫婦がほかにもいて、孫連れで来てくれた。会場は1歳から65歳ぐらいまで幅広い年齢層で、まさに世代を超えたパーティーになった。僕がパーティーをいろいろ企画するのは僕自身のいろいろな体験があるからだが、この日のパーティーは僕の体験の中でも理想に近いものだった。

自分よりずっと若い世代と対等に話をしてくれる人たちを僕は尊敬する。会社という場所では、このことをできるだけ避けようとする人が多かったように思う。もちろん、僕自身の力量のなさもあるのだが、仕事の階級により雑談すらしにくい雰囲気はよいものではない。旅だったり、こういうパーティーだったり、自分の立場を最初に明確にする必要のない場所では、他人に対する真摯な態度が人をひきつける唯一のものである。こういうところでは、一人ひとりの“素”が出るんじゃないかな。

08年パクチーの日

ちなみにこの日は“飲みつくせ”パーティーという別名があり、パクチーハウスのビールショーケース(約160本入り)や生ビール(約3樽)、すべて飲みつくされた。やった!

翌日のことがあるので無理はしたくなかったが、終電を(わざと)逃したお客さんやパクチーハウスのメンバーで、近所の店で朝まで飲んだ。

最終日はパクチー狂会の設立のきっかけになるパクチーを育ててくれた(実は高校の同級生でもある)植松良枝さんが呼びかけをしたパーティー。西麻布の超有名ベトナム料理屋『キッチン』の鈴木シェフのほか、料理関係者がたくさん来ていたので、内心ドキドキしていた。

後夜祭

この日、特別メニューとして用意したのは「煮込みパクバーグ(パクチー入りハンバーグ)」。ハンバーグの具の中にパクチーの根を入れたほか、ミルク系のスープにパクソースを入れて緑に染めてそれを煮込んだのがポイント。出した側が自分で言うのも何だが、本当に旨かった! ハンバーグや餃子ってのは肉に味付けをする途中で味見をするわけにはいかず、初めて目分量で作るときはかなり難しいと思うのですが、我らがシェフ・山下氏は参加者全員の満足を引き出してくれました。ありがとうございます。

後夜祭

立食パーティーが盛り上がるのは、もはや必然なのではないかという感想を持った。「こういうスタイル慣れていないんです」と、はじまって数分間はいろいろな人が僕に言ってくるのだが、1時間も経つと僕の方が「仲間に入れてよ~」というぐらい盛り上がっている。

こういう機会はもっともっと増やしていきたい。そして、いろいろな店でこういうスタイルが行われれば面白いと思う。そうしたら参加者として、そこへ行こう。

大満足のまま、お盆休みへGO!

2008年8月 5日

ふっくんブログに・・・

慧ちゃんが登場。

http://ameblo.jp/fucknfuckn/entry-10123273344.html

やったね!

2008年8月 2日

締め切りに追われる

取材する側からされる側になり、約1年間さまざまな人に僕の話をまとめてもらってきたが、ひょんなことからまとめて原稿を書く必要がでてきた。「やらなきゃ」とは3カ月ほど思っていたのだが、締め切りが明確に設定されていなかったので、全く進めていなかった。

昨日、突然締め切りが4日後ということになった。どうしよう。どうせギリギリにならないとやらないタイプだし、ギリギリの方がパワーが生まれるのでよいのだろうか。などと考えながら現実逃避でブログを書いている。

しっかり終わらせて、パクチーの日=会社設立1周年を迎えたい。

2008年8月 1日

メールアドレス

業務連絡。みなさまへ。

僕がずっと使っている「 kyo◎beemanet.com 」は、現在も使っているのですが、利用しているレンタルサーバの都合でエラーメールとして帰ってしまうことが多々あるようです。誠にお手数ですが、しばらくは「 kyo.satani◎gmail.com 」にメールを送っていただけますでしょうか。

8年以上使ってきたレンタルサーバーと近々決別します。最初のころはすごくいいサービスだと思っていましたが、最近あまりにひどいことになっているので。


*上記のメール、@を◎に変えてありますので、コピペでご利用の方はご注意下さい。