2008年5月31日

08年5月の読書記録

渡邉美樹『強運になる4つの方程式-もうダメだ、をいかに乗り切るか』(祥伝社、2008)
運は自分で引き寄せるものという著者の主張には共感する。諦めなければ悪いことは大きなステップになる。困難なしで成功する人などいないだろうな。

リカルド・セムラー『セムラーイズム 全員参加の経営革命』(SB文庫、2008)
革新的な社風を作ったというだけではなく、それを旧態依然とした会社の状況から変革していったというのが面白い。ほとんどの会社は独裁的だが、民主的なプロセスを取り入れることで変わってくるものもあるのだろう。ダイキン会長の井上氏の考え方と重なる部分もあり、興味深かった。

井上礼之『「基軸は人」を貫いて (私の履歴書)』(日本経済新聞出版社、2008)
ダイキン工業元社長の「私の履歴書」。「望まない配属」を繰り返しながら、社長に登りつめて業績をV字回復させた著者の経営と人間に対する接し方が書かれている。タイムカードの廃止など性善説に基づいた人事管理を古くから行ったという氏のスタイルは非常に参考になった。

リチャード・バック(村上龍・訳)『イリュージョン』(集英社、1981)
ビジネス書ばかり読んでいたが、すまいるスキップの前田さんにいただき読んだ小説。世の中は見る人によって違って見えるということを主題とした本。昔ならそうは思わなかったが、最近はそう思う。かなり楽しめたが、いくつかのレビューで翻訳のまずさを指摘していたので、そのうち原書で読んでみたい。

持田騎一郎『儲かる音楽損する音楽―人気ラーメン屋のBGMは何でジャズ? 』(ソニーマガジンズ、2008)
「BGMコンサルタント」として業を成り立たせようとする著者の本だが、内装などと同じようにBGMを「収益を上げる」手段として捉える考え方は興味深かった。この本を読んで「儲かる音楽、損する音楽」が分かるというものではないが、この発想を常に意識しておきたい。

細野祐二『公認会計士vs特捜検察』(日経BP社、2007)
本書の内容がどこまで真実かは分からないが、類書がいくつか出ていることから、刑事事件の有罪率がほぼ100%であり、捜査の過程に非人間的なことが行われているのは確かなのだと思う。司法試験という難関を経たエリートが、そういう操作手法に慣れるために、どのような「教育」が行われているのかに非常に興味がある。

渡邉美樹『無人島ウィー 』(日本経済新聞出版社、2008)
大会社の長がこういう絵本を出そうという姿勢は素晴らしい。

ロバート H.フランク『日常の疑問を経済学で考える 』(日本経済新聞出版社、2008)
面白そうなタイトルだったので図書館で借りた。本屋で見ていたらタイトルで買ってしまっただろう。「買わなくてよかった」。項目は面白そうなものが多いが、内容には深みがない。いろいろな現象を経済学で説明しているというよりは、経済学者がこじつけをしているだけ。


⇒過去の記録:
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2008年5月26日

ベイビー Style

今日は定休日だったのだが、朝から家族でパクチーハウスへ向かった。

フジテレビの『ベイビー Style』という短い番組の撮影。今回は慧が主役だ。2分弱の番組らしいが、撮影には4時間ほどかかった。テレビの仕事は大変だ…。制作会社の人は毎日ああいう撮影を繰り返しているんだろうが、半日でもくたびれた。

babystyle.jpg

今回の成果は、旅育のことをテーマにしてもらったこと。パクチーハウスを経営しながら、“旅と平和”ビジネスを広めていくという目標に少しずつ近づいているといえそうだ。

最近の慧は言葉が少しずつ出るようになった。赤ん坊を見ると「ァカチャ」、乳母車を見ると「ベィビー」と言う。カメラの前ではほとんど出さなかったが。

放送日などは未定。6月中旬~7月初めだそうです。

2008年5月25日

26日深夜、テレ朝

24日の11:25amごろ、ニッポン放送の和田アキ子さんの番組でパクチーハウス東京が紹介されると先日書きましたが、聞いた方はいますか。

店の前で生中継すると聞いていたので写真を撮りに行ったのだが、その時間にそれらしきものはやっていなかった。しかも、外にいたのでラジオも聞けず。時間と日にちを間違ったのか、それとも中止になったのか、それすらも分からない。

気を取り直して…。

26日(月)の25:21からの『恋愛百景』という番組で、パクチーハウスが紹介されます。単なる情報番組ではなく、ドラマ仕立てのストーリーの中で紹介されるらしい。見たことはないが…。パクチーハウスはデートスポットではないつもりなんだが。店にタレントが来たわけではないので、ほんのちょこっと出るか出ないかぐらいだと思う。定休日でもあり、その時間まで起きているべきか悩むところ。

以下、同番組の公式サイトから引用:
次回の恋愛百景のテーマは、「超専門店デート」。
一つのものにこだわり、究極の一品を食べさせてくれる「超専門店」。最近、こんなお店が都内に続々オープンしている。そこで、驚くような「超専門店」をデートで巡る、とっておきのプランをご紹介!
ドラマでは、インテリなお医者さんと初デートすることになった美少女。しかし、男性に連れて行ってもらうお店は、超専門店ばかり。しかも、男性はそこで薀蓄を披露。はじめは知的な感じに惚れ惚れする彼女だったが、最後は衝撃的な結末が待っていた!?薀蓄好きのインテリなカレが用意していた、驚くべき秘密とは・・・。
主演は、ドラマやグラビアなどで活躍中の原幹恵。

2008年5月23日

24日11:25am、ニッポン放送

今週土曜日(24日)の午前11時25分ごろ、ニッポン放送の「ゴッドアフタヌーン アッコのいいかげんに1000回」という番組内で、パクチーハウス東京の前からの中継があります。

別に出演とかあるわけではないけれど、いろいろ紹介してくれるようです。この1週間で、いろいろな番組内で経堂の20箇所を取り上げているとのこと。その一番最後がパクチーハウスなのです!

開店前の店に入る時間に近いので、見てみようかなと思っています。この日空いている人、一緒にどうですか? 「中継見て、どっかで一緒にランチを食べて、その後パクチーハウスでビールを飲む」なんて最高じゃないですか!

2008年5月19日

パクチーハウス、台湾へ

友人Lilyの協力で、パクチーハウスが台湾でも紹介されたことを確認できた(民視新聞網)。以下がその記事。この文章をもとに中国語の勉強をしてみよう。


taiwanpaxi.gif

整盤的香菜佐羊肉=ヤンパク
或是油炸的香菜天婦羅=パク天
香菜俱樂部=日本パクチー狂会
香菜餐廳=パクチーハウス東京

細かいニュアンスは分からないが、内容から見てロイター記事の焼き直しみたいだ。チェコ語にも訳されていたのを発見したが、ほかにもあるだろうか。随分時間が経っているのだが、なんだかワクワクしてきた。英文の配信記事を単に掲載するだけではなく、それぞれの言葉に訳すという労力が加わっている。各国にとってパクチーハウスのことはどのようなニュースバリューがあるのだろうか。わざわざ翻訳の労をとった理由をインタビューしてまわりたいなー。

2008年5月18日

パクチーハウス、中国へ

約1カ月、全く取材を受けていなかったのだが、今週急にラッシュが来た。4日連続で取材やら放送のための打ち合わせがあった。

そのうちの一つに新華社があった。中国の新聞でパクチーハウスのことを書くらしい。紙面の4分の1ほどを使うとのこと。それだけの記事を書くほど質問されていない気がするのだが…。記事は中国語なのできちんと確認はできないだろうが、この機会に中国語を思い出そうか。

記事には「旅と平和」のことや、それとパクチーとの関係も書きたいと言っていた。中国の新聞がどのように僕の話を表現するか楽しみだ。また、それを読む中国の人びとがどういう反応をするのかも興味深い。イギリスにいたときたくさんの中国人と知り合ったが、そのうちの一人でもこの記事を読んでくれればと思う。

…そういえば、この新華社の記者に「どこでパクチーハウスを知ったのですか?」と聞いたところ、台湾のウェブサイトとのこと。中国語で書かれたサイトらしいが、一体どこのサイトだろう? パクチーハウスって、中国語でなんと表現するのだろうか。単純に「香菜家」か、それとももっとウィットに富んだ表現をしてくれるのだろうか。

2008年5月13日

経堂二重丸、無事終了

4月29日から5月11日の2週間、パクチーハウス東京を含む経堂農大通りにある3店舗KYODOで行った企画「経堂二重丸」が無事に終了した。

会社と店舗の所在地を世田谷区にしようと思った訳――それは、自分がこれまでの数年間生活をしてきて、今後も住みたいと思っている土地に根ざすためだ。会社の設立の目的にも書いてあるが、世の中が誰にとっても楽しい場所である(平和)ためには、自分の足元でのコミュニケーションがきちんとできることが前提にある。職住近接はそのための第一歩である。

パクチーハウス東京はマスコミと口コミという現代社会の二大宣伝ツールによって、幸運にも、開店当初から予想を上回るお客さんに来ていただいている。遠方から来られる方も少なくない。ものすごく嬉しい気持ちを抱く一方で、「埼玉」「千葉」「福岡」「滋賀」「愛媛」「イタリア!」から来たという話を聞きながらも、不安を感じたのは今年の年明けのことだった。

経堂に店舗を構えているので、近くで買い物をすることが多いし、ほぼ毎日、経堂駅の近くで昼ごはんを食べている。僕の店で食事をしてくれた人と、すれ違ったり立ち話をするようになりたいな、と思う。でも、僕の店にどのぐらいの地元民が来てくれているのだろうか! これが不安の種だった。

年明けにたまたま商店街の集まりがあり(これ自体は途中退出をせざるを得なかったので形だけの参加となってしまったが)このときに斜め向かいに座っていたのが、フランスパンとジェラートのお店「ダズンフォー」の藪本さんだった。他の出席者に比べ歳も近かったので(といってもひと周り上)、短い時間に会話を交わした。そしてこのときの会話がきっかけとなって、数日後に彼の「経堂活性化計画」を聞くことになる。経堂にもっと関わりたいと思っていた僕には願ってもない提案だった。ちょうど藪本さんの店舗とパクチーハウス東京の真ん中ぐらいにある婦人服飾雑貨の「ジパング」の宮さんという方を加えて、「何か」をしようということになった。

2月のある日の深夜に、3人で酒を飲みながらできた構想が「経堂二重丸」だ。各自の経営に支障がでないようにしながら(これは将来的に参加店舗を増やし、継続的に発展させるためだ)、赤ん坊が成人する「20」年というまとまった時間をかけて、経堂を「スゴクイイ◎」ところにしようという意味を込めて名づけた。誰を巻き込むかということでいろいろな意見も出たが「無理もない」ということで、今回は期間を定め、ゆるやかに店舗内のイベントを関連させるということになった。

2週間単位の、一連のイベントだということに気づかなかったお客さんは多いことだろう。それでも、この期間にまとめて、経堂のアーティストがしてくれたことの価値は大きい。最終日にのべ30人の“経堂にかかわる人”が集まりパーティーをしたが、この期間に作り上げられた作品や人間関係を見ながら、これからの流れが楽しみになった。

パクチーハウス東京は、今後地元の人が自然に交流できる店を目指します。そして、パクチーを求めてやってくる人たちが、パクチーを食べて帰るだけではなく、経堂の街を見て楽しんでもらえるように、さまざまな仕掛けを作りたいと思います。

人間に喩えると(いや、喩えなくても実際)まだまだよちよち歩きの赤ん坊ですが、これから飛躍的に成長していきたいと思います。そのために皆様のご協力が必要ですので、今後とも末永くよろしくお願いします!