2008年2月29日

08年2月の読書記録

マダム・ホー『世界一愚かなお金持ち、日本人』(ディスカバートゥエンティーワン、2008)
アメリカの「信用」、中国の「人相」の話が興味深かった。不労所得という言葉は何となく怠け者の言葉と思っていたが、英訳するとpassive incomeとのこと。キャリアプランというよりライフプランを立てるには必須の考え方だ。本書を読むとお金に執着しない著者がお金持ちになった過程が見える。

松下幸之助『社員稼業―仕事のコツ・人生の味』(PHP研究所、1991)
会社を考えるときのスケールが大きい。自分のことだけを考えてビジネスをしてはならないということがよく分かる。そういう考え方だからこそ、一大企業を築くことができたのだろう。最近予想外にベンチャーキャピタルの人の訪問があり、会社の将来を考えたところだったので著者の発想法は大変参考になった。

大前研一『大前流心理経済学 貯めるな使え!』(講談社、2007)
言いたい放題で面白い。本書の通りに世の中が動けば面白いだろう。しかし、この本の論調は“お金を使うべき”多くの人に行動をおこさせるものではないという意味において、机上の空論といえよう。

鈴木謙介、電通消費者研究センター『わたしたち消費―カーニヴァル化する社会の巨大ビジネス』(幻冬社、2007)
口コミのあり方を「わたしたち消費」と名づけているが、その分析はそれほど深くない。3年ぐらい前に出ていればよかった本かもしれない。

松本幸夫『仕事が10倍速くなるすごい!法―誰でもできるのに、なかなか「実行」されていない』(三笠書房、2007)
無理矢理100項目にしている感じ。書いてあることに納得できるが、いくつかの項目をもっと掘り下げた方が分かりやすいと思う。

北村森、山下柚実『日経トレンディヒット商品航海記―日本人の消費はこう変わった』(日本経済新聞出版社、2007)
20年分の売れ筋商品と、その背景がよく分かる。振り返ってみると、どうしてこんなものが…と思うようなものもあり、ヒット商品を作るには「いいもの」を作るだけでなく時流に乗ること、そのための仕掛けをつくることが大切だということがよく分かる。

⇒過去の記録:
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Tokyo FM Amitie du weekend

いつもアナウンスがギリギリなので、今回は少し早めに。

3月1日(土)午前11時からの東京FMの番組『Amitie du weekend』に出ます。中山エミリがメインパーソナリティで、沢井美優という人がレポーターを務める番組。20分のインタビューのうち、10分が放送されるそう。結構長いね。ちゃんとしゃべっただろうか?? 収録は2週間ほど前だったので~。

同日発売の『近代麻雀』という雑誌で、パクチーハウス東京が出てくる漫画があるはずです。漫画になる機会はそうそうないだろうから、楽しみ!

2008年2月27日

J-waveブームタウン

明日(28日)午前9時から11時半のJ-wave番組『BOOM TOWN』に出演予定。

11時前後の「Daily Deli」というコーナーで10分ぐらいパクチーハウス東京が紹介される。取材は先週金曜日に行ったのだが、「10時ぐらいには少し時間が取れますから」と言って9時過ぎから待ってもらっていたのに全く客足が途絶えず、夜11時45分ごろまで収録の方を待たせてしまった。

Mさん終電間に合いましたか。明日、楽しみにしています。

世界へ

昨日、ロイター通信の取材陣がパクチーハウス東京へ来た。英語で記事を書いてくれるという。パクチーハウスのメニューやコンセプトなどを英文化したいと思っていたのでちょうどいいきっかけになりそうだ。採用されるかは別として、世界中のメディアに記事が配信されるのも嬉しい。

取材陣のうちの1人は、ライブドア・ニュースの立ち上げを提案した小田光康さんの元同僚だったそうだ。こんなところでもつながりがあるものだな。世間は狭い。

動画の取材もあったので、すごくまぶしいスポットライトを当てられた。それだけで途端に緊張し、口がうまく動かないので不思議だ。まぁ、編集でイイトコドリしてくれるのだろうけど。

記事を読むのは楽しみだが、もっと嬉しかったのは昨日パクチーハウス東京を訪れた2人が取材を受けたこと。一人は先日からちょくちょく顔を出してくれる人でちょっと最近悩み事があると沈み気味だった青年。もう一人は今パクチーハウス東京内のPieceOfPeaceプラザで絵画展をしている紅美さんだ。2人とも活き活きとした顔で話をしていた。表現したいという意欲であふれた人たちが、それを実現するための場所のひとつとして、パクチーハウスはありたい。

2008年2月19日

慧、1歳

あっという間に時間が過ぎた。看護婦さんに「はいっ」と手渡され、腕の中で慧が父である僕の目をじっと見つめたあの日から1年である!過ぎ去った時はあっという間に感じられるが、その間の子どもの成長を考えると1年というのはいろいろなことを成し遂げるのに十分な時間でもあると思う。

ちょうど1年前に失業と息子誕生の祝いに鹿児島の有機芋焼酎・丹田を送ってくれた友人が今日、突然島根からパクチーハウスに来てくれ、いろいろ話をし、その頃のことを思い出した。慧が生まれた瞬間は自分が飲食店の店主になることを想定していなかったな。

自分で事業をやりたいと思ったのは妻のお腹の中にいる慧とフィンランドを旅行しているときだった。それから半年経ってもまとまらなかった事業計画は、慧が生まれ、慧との生活を念頭におきながら組み立てることで一気に実現に向かった。慧にエネルギーをもらいながら、1年前には想像すらできなかったぐらいエキサイティングな毎日を過ごすことができている。

慧、1歳一升餅なんてへっちゃら…

2008年2月15日

タレントと漫画

パクチーハウス東京の取材も随分落ち着いてきた。効果はしばらくしてから現れるようで、ここ数日は雑誌や新聞を見たという人が多い。効果が持続すればよいが、続いているうちに「面白い店」にする努力が不可欠だ。

一部の取材はマンネリ化してきたが、取材者によってはきちんと下調べをし、その人なりの意見を持ってぶつかってきてくれるので面白い。また、今週はこれまでにないパターンの取材があり、楽しめた。

一つはラジオ(東京FM)の取材。ついにパクチーハウス東京にタレントが来た。元々そのあたりの情報には疎いので個人的感想としてはなんということもないが、自分とは全く違う世界に生きている人という意味では興味深かった。沢井美優(20)という人。まだ慣れていない感じがしたが、自分が20歳の頃を考えるとラジオであんなにしゃべれなかっただろう。まだ知名度は低そうだが、これから活躍するといいですね。JM氏あたりが羨むと思って一緒に写真を撮ったのだが、掲載はNGらしい。肖像権とかタレントは厳しいんだな。どんどん露出量を増やす作戦をしているアフィリエイト・タレントのような人はいないのだろうか。ラジオ放送は3/1の午前11時から。FM東京以外に、FM大阪、FM愛知で聞けるみたいです。

もう一つは、取材が決まったときから楽しみにしていたもの。なんと、漫画。小さい頃読みすぎて興味を失い、この15年ぐらいはほとんど漫画を読んでいないのだが、自分の顔がどういう風に書かれるのかは楽しみだ。しかし、店で料理を食べるというのをどういうストーリーにするのだろう?? 3/1発売の『近代麻雀』という雑誌です。

2008年2月10日

移動しない旅

パクチーハウス東京にて、日本パクチー狂会のオフ会を開催した。会社と店の立ち上げでメルマガの発行とイベント企画を全くせずにずいぶんと時間が過ぎてしまったが、パクチーハウス東京の発表からちょうど半年目に、このような会を開けたことは本当に嬉しい。

“春節”にちなんで、中華っぽい特別メニューを出した。中でも「緑の水餃子」は絶品。約2kgの豚挽肉を前に「どんな感じで味付けをしたらいいのかねー」と言いながら絶妙な味を作るシェフの山下さんに感謝。一緒に仕事ができて嬉しい。

参加者の8割近くが初めて会う人だった。「パクチー」がつなぐネットワークはすごい。改めて言葉としての「パクチー」の強さを思い知った。日本パクチー狂会を設立してから約2年半。最初のうちは知り合いに声をかけまくって無理矢理オフ会を開催していた。知り合い以外が会に来るまでに、実は半年もかかっている。

食事を楽しみながら、新たな知り合いができる場所ーーパクチーハウス東京が目指す理想的なものが、昨日は出来上がった。きっかけは何でもいい。でもきっかけは必要なのだ。日本人は立食パーティが苦手だとよく言われるが、それは嘘だと思う。そこにいる人は、誰でも話をしていいという雰囲気を作れば、皆自然に話を始める。「パクチー」というきっかけが既にあるから、主催者としての僕がすることなど、何もないのだ。

たくさんの人と談笑しながら、ずっとワクワクしていた4時間だった。BEEMANを作ったのも、日本パクチー狂会を作ったのも、株式会社旅と平和を作ったのも、全部これをやりたかったからなのだ。こういう楽しみを通して、友情が育まれ、毎日が楽しくなり、世の中がポジティブに進んで行く。最初のうちは、イベントを楽しみにしてくれる人たちも、何回も楽しい経験を繰り返すうちに、イベントがないときでもいつも楽しみを見つけるようになる。

大学時代に一年に2ヶ月ほど海外を旅しているとき、「それ以外の10ヶ月も楽しくなければ」と思った。どこにいても常に旅をしている状態を作りたいと思った。パクチーハウス東京には、毎日いろいろな旅人が飛び込んでくる。自分がどこかに行くことが旅の醍醐味ではなく、どこかで誰かと会い、語ることが旅の醍醐味なんだ。パクチーハウス東京を開いた今、僕は移動しなくても旅をする方法を見つけた。

2008年2月 4日

外交

パクチーハウス東京、新年4週目の営業が終わった。来店されるお客さんの数が増えているのは有り難いこと。経営にはまだまだ課題があるが、いい方向に行っていると思う。

少し余裕も出てきたので、業務終了後に近所の店に行くこともできた。アルバイトをしている人の中に今夏名古屋で飲食店を開こうという青年がいるので、彼といろいろ話したいと思っていたので、これが実現できたのは嬉しい。シェフの山下氏やその他のアルバイトの人とも営業中は中々ゆっくり話せないので、こういう機会は大事だなと思った。

日曜日は溶けた雪が氷に変わっており、ホロ酔いで歩いていたところ、久しぶりにスッテンと転んでしまった。肘と腰を強打。たまにはタクシーで帰ろうと思って進行方向から来た車をとめると、約30米前方でやはり同じ車をとめようとした人がいた。相手の行き先が遠ければ譲ろうかと思っていたら、千歳船橋駅前までだというので相乗りすることにした。

少し会話をしただけで面白そうな2人だと思った。2人がタクシーを降りるとき、僕も一緒に降りることにして路地を入ったところにある小さな居酒屋に入った。経堂周辺で濃い~仲間をたくさん持っている人たちだったので、いろいろ教えてもらうことができた。今後は僕も仲間に加わりたい。

店にいて顧客対応をするだけでも学ぶことは多いのだが、出かけていくとさらに得るものがあるなあ。