2007年10月31日

07年10月の読書記録

ジム・ロジャーズ『冒険投資家ジム・ロジャーズ 世界バイク紀行』(日経ビジネス人文庫、2004)
こんな旅をした人がいるのか。成功した投資家というバックグラウンドがあるだけあって、それぞれの場所で著者が感じたこと、発想は非常に面白い。こういう旅行記を待っていた。こんな本が書けるように、僕もなろうと思う。

田中淳夫『割り箸はもったいない?―食卓からみた森林問題』(筑摩書房、2007)
パクチーハウスでは「My箸」を推奨しようと思っている。割り箸を使わないことは純粋にイイコトだと思っていたが、単純にそうとも言い切れないという主張が丁寧に書かれている。メリットとデメリットをよくよく比較して、店なりの主張を持って取り組みたいものだ。この本は考えるきっかけとして店の蔵書にも加えようと思う。

レイ A.クロック、 ロバート・アンダーソン『成功はゴミ箱の中に―レイ・クロック自伝 世界一、億万長者を生んだ男-マクドナルド創業者』(筑摩書房、2007)
マクドナルドを世界的なチェーンにしたレイ・クロックの自伝。僕はマクドナルドには否定的な感情を抱いており、何年も行っていないが、世界であれだけのものを作った人の考え方からは学ぶものが多かった。「Be daring, be first, be different」。理想と経営哲学を持ち、それを貫きたいものだ。

西田文郎『面白いほど成功するツキの大原則―ツイてツイてツキまくる頭の使い方教えます』(現代書林、2001)
考え方一つで世の中を変えられるということを分かりやすく書いた本。ツキという言葉でまとめたのが面白い。ただし、成功者の本の行間には必ず書いてあることであり、こういう“使い方”本で改めて気づくような内容ではない。

両国の隠居『38万円で本ができた―個人出版がおもしろい』(太陽出版、2005)
高石左京『個人出版(自費出版)実践マニュアル〈2007年版〉』(太陽出版、2007)
共同出版という方式があり、5年ほど前に誘われたことがある。なんとなくいい気分にさせられ、一部自費を出すことで本屋に並ぶ本ができるというものだった。魅力的だと一瞬思ったが、契約書をよく読むと、数万冊売ってようやく元が取れるものと判明。詐欺的なやり方だなと思った。本書は、そうした出版方法が横行する現状を憂慮している。現在の出版の問題点を浮き彫りにしながら、「出したい本を出す」ことを勧めている。島崎藤村の『破戒』が自費出版スタートだったとは驚きだ。

江副浩正『リクルートのDNA―起業家精神とは何か』(角川書店、2007)
経営者の姿勢というものが企業文化に反映するのだなと納得させられた。著者は「凡庸な人間」と自分を評しているが、その努力と行動力は並大抵のものではない。ベンチャーを立ち上げながら社会についてこれだけ考えている人は、現在では少ないのでは?

内海正人『仕事は部下に任せよう!―なぜあの会社はデキる人ばかりなのかがわかる』(クロスメディア・パブリッシング、2007)
アタリマエのことが書いてある。特に読み応えのあるところはなかったが、この本に書かれているようなことは習慣として実践する必要がある。したがって、衝撃的な印象はないにしろこういう本をときどきめくるべきと思う。

⇒過去の記録:
 07年9月
 07年8月
 07年7月
 07年6月
 07年5月
 07年4月
 07年3月
 07年2月
 07年1月

楽しむこと

中野で働く社長A氏と飲んだ。会社立ち上げ期の経験を聞き、非常に参考になった。

会社を作って最初の本格的な事業がまもなく始まるので、その具体的なこと(店舗作り)に注力しがちだが、従業員を雇ったり来店客からお金を頂いたりするので、会社の仕組み作りも進めている。前者の場合はイメージを伝え打ち合わせを重ねることで、具体的なベンチシートやカウンターができていくが、後者はそうはいかない。書類を作って役所に出しても、手ごたえはないし、タイミング的にいつやればいいかも微妙。でもやらないわけにはいかない。

A氏とは話が盛り上がり、結局2軒目の閉店時間まで語った。会社経営について、利益を出すことの重要性はもちろんだが、その上で「楽しむこと」の必要性が今後高まるだろうということで意見が合った。僕の場合は人と人とをつなげることが大きな要素でもあるので、楽しまずヘンな顔をするだけで成功が遠くなる。そういえば、起業前にある人から「その事業は恭さんが“快”であるうちは大丈夫。そうあり続けてほしい」と言われたことがある。

一日の中でも、余裕がなくなると、目の前の用事をこなすことにのめり込んでしまうことがある。そのときの気持ちと表情には要注意だ。パクチーハウスが11月20日にオープンすると、時間に追われることが多くなるだろう。日に日に楽しくなると心から思えるようにしよう。

2007年10月29日

ご飯から麺へ

5日ぶりに妻と息子が広島から帰ってきた。5日も見ないと随分大きくなるものだ!8カ月の子どもの5日間は、32歳の親父の240日ぶりぐらいに相当するからな。かくいう親父の240日間はどんなもんだと振り返ってみる。ちょうど起業の1つ目のネタ((パクチーハウス立ち上げ)を決めてから、それが開店というカタチで実現させるまでの日数に相当する。

その偉大なる5日間で何が変わったかというと…。パッと見、より子どもらしくなった(赤ちゃんぽくなくなった)。ずりばいのスピードが速くなった(新幹線効果?)。そして最後に、発する言葉(といえるものではないが)が変わった――これまでの「マンマン」が「メンメン」に。

2007年10月28日

かながわビジネスオーディション2007に出場

7月に申し込んだ「かながわビジネスオーディション2007」の結果が来た。提出してから音沙汰がなかったので、応募書類が受理されたかどうかも分かっていなかったが、3カ月の沈黙を経て、速達でお知らせが届いた。

書類審査は通過し、11月15日に神奈川中小企業センターでプレゼンテーションをすることになった。いろいろな企業の方が集まるようで楽しみだ。しかし、ちょっと心配なのは僕の会社もプランも神奈川に直接関係ないこと。一応、出身地ではあるが…。「他県を含め、多方面の地域から」応募があったらしいが、当日発表者のリストを見る限り神奈川の会社ばかり。

まぁ、そういう小さなことは気にしなくていいか。パクチーハウスのことを、正式オープン直前に発表する機会を与えられたことを嬉しく思っています。

創業支援科の仲間

創業支援科の仲間が相次いで事業を始めている。今週はお祝いを兼ねて仲のよい2人のところに行って来た。

Oさんは、国立のスーパー「オリンピック」で韓国海苔の実演販売を始めた。今後催事場をいろいろ回ることになるのだろうか。中学生ぐらいまで韓国で育った経験を生かして韓国と日本のかけはしになりたいというのが彼の思い。「海苔だけで商売になると思っているのか!」と支援科ではさんざんな言われようだったが、彼のパーソナリティーは海苔だけでも商売を成り立たせると思う。目の前で焼いてもらうのはいい。そういうやり方は東京ではほとんどないので、遠くから様子を伺っている人が多いようだが、こういう“生産者が分かる”方式が流行ればと、屋台好きの僕としては思う。

Mくんは、埼玉の武蔵藤沢というところで「Cafe Feliz」を開く。焼きたてのパンとヘルシーな食事がウリとのこと。内装工事など、僕より約1カ月ずつ早く進行していたので、いろいろと教えてもらっている。奥さんと2人で作り出す雰囲気がアットホームで、近所の人が来やすい店になりそうだなと思った。また、武蔵藤沢は駅前の再開発が進んでおり、大きな商業施設もあるので、その雰囲気を維持しながら成功してほしい。

都心からはどちらもやや遠いですが、近くにお住まいの方は是非。Oさんの店は今月末までと、11月20日から30日まで。その後の予定は決まっていないようだ。僕の友達だといえば、きっとサービスしてくれるでしょう、2人とも人がいいから…。というわけで、定価で買ってあげてください。

2007年10月26日

アングラードガッチ

9月20日に受けたネット媒体の取材について、10月19日に掲載したとの連絡がありました。アングラードガッチというサイトです。地上波テレビ局5社でつくるまったく新しいコンセプトのテレビ局情報サイトだそうです。

「丑三つ時ニュース」というコーナー内に、「緑色したちょっと気になるアイツ!」というタイトルで書いてもらいました。このサイトどのくらい読まれているのだろうか。とりあえず、google analyticsによると、掲載からさっきまで、6日間で4件のアクセスがありました。ありがとうございます!

取材のときにも言っていましたが、ライターのSさんは「ここまでアツく語られてしまうと、アンチパクチー派の筆者も、克服してみようかな?なんて気にさせられてしまう」と書いてくれました。パクチーハウスで、ぜひ実現してみようと思います。Sさん、よろしくお願いします!

2007年10月25日

かっこいいバー

前職でお世話になったJQ市場のA氏と飲みに行った。立ち話程度しかしたことはなかったが、ldN解散のニュースを聞いたときや、僕が会社を作ったときに連絡をくれたことから、飲みが実現した。

一軒目は日比谷の○○屋という店へ(A氏が秘密にしてほしいというので、伏せます。興味のある人は一緒に行きましょう。レバー燻製など美味しかった!)。その後、酒に詳しいというA氏を連れて、富士通時代の後輩が一人で切り盛りする「bar cacoi」へ行った。

1年半前に渋谷から銀座7丁目に移転。以前は雑居ビルの中の小さなところだったが、どういう縁か今は高級料亭の一角に店を構えている。かなりゴージャス。しゃべり方、明るいキャラクターなど、以前と全く変わっていないが、スーツで接客をしてすっかり銀座の男になっていた。やるなぁ。

かなりの繁盛で(入れない人も)あまり話しができなかったのが残念。でも、お客さんの中に僕が受けた富士通の第一次面接をしてくれた先輩がいて、7年ぶりに挨拶ができた。なかなか銀座まで出る機会はないが、ときどき訪れたいものだ。みなさんもどうぞ。

2007年10月23日

パクチーハウス、スタッフ募集

パクチーハウスのスタッフの採用について真剣に考え始めている。会社のサイト、パクチーハウスのサイトで告知したほか、ネットの無料広告を出してみた。

また、パクチーハウスが入居するビルの前にもビラを貼ってみた。

パクチーハウス、オープニングスタッフを募集主婦だけでなく主夫も大歓迎!

今日しばらく様子を見ていたら、何人かが立ち止まって目を留めて立ち止まってくれた。赤いテープで貼ったから結構目立つのだろう。大きさはA3で、外に貼るにはずいぶん小さいが。まだ1人も応募の連絡はないが、ビラは新しい店ができることを認知してもらう効果はあるだろう。

応募の連絡はないが、営業の電話は2件はいった。よく見てるんだなぁと感心。そしてすぐに電話してくる行動力のある人には会っておこうと思い、空き時間に来てもらった。

1人はグルメ系サイトの営業。パクチーハウスと会社のサイトをきちんと読んでいた。若いのに(9歳年下だった!)しっかりしてる。店の認知度を上げる方法の1つとして興味がないわけではなかったが、値段の高さと店舗あたりPVの少なさに驚いた。こういうサイトはまさに付近で食事をしようという人が見るので、PVの割りに効果があるのが特徴という話もしてもらったが、計算してみると平均値では1人の客を呼ぶのに750円かかっているようだ(定価でなくキャンペーン価格の場合で)。口コミやリピートの入り口として考えればいいのだろうが、1回の集客コストとしてはリーズナブルとはいえない。今後厳し目に検討。

もう1人は酒販店の営業。見積りをもらうまで比較はできないが、アピールをしない営業マンが多すぎる。自社のウリを口にするので、それに対する質問をしたら答えがなかったり。これから飲食店を開き、ぜったいにどこからかビールを買うと決めている人に対して、もっと言うことないかな。電話をしてきた積極性とのギャップに悩んだ。

2007年10月16日

テレビがついた!

今年初めて(?)自分の意思でテレビをつけた。テレビ東京『ガイアの夜明け』で“未知なる健康野菜”という特集をしていると知ったからだ。たしか1年前は音が出ず、コンポのスピーカーにつないで音声をとっていたが、久しぶりにつけてみたらテレビから音が出た。

特集では珍しい野菜がいくつも紹介されていた。その走りとしてパクチーが紹介されていたが、10年前に先駆けてパクチーを栽培したとされる八街の農家の方は、落花生からパクチー栽培に切り替えて収入が10倍になったという。

一部で熱狂的な支持があるパクチーの値段が、まだまだ高いままである。種を蒔けば放っておいても育つのに…。パクチーハウスではパクチーの調達ルートを複数開拓しているが、使用量を増やすことでパクチーの価格破壊に貢献したい。

ところでテレビといえば、今週末(21日)、アタック25に友人がでます。毎年恒例の花見に来てくれている方はご存知の人なので、ぜひ見てください!

2007年10月13日

100万円は羽が生えて飛んでいきました

せたがや健やかプロジェクトの本審査に行ってきた。結果は3位と残念な結果だった。

本プロジェクトは助成金総額が200万円。上限が100万円で、参加者は皆100万円で申請していたらしく、2位までしか助成金はもらえない。そういう意味では3位というのはゼロに等しい。そんな3位を発表する必要はないはずなのだが、わざわざ発表してくれたのは、同プロジェクト・コーティネータのM氏が僕を悔しがらせるためかな? 惜しかったと思うとますます悔しいです。確かに、その一言で奮起しました。

先月22日の予備審査では、2つのプランをプレゼンした。どちらもパクチーハウスという箱を使って地域活性化を図るものだった。「本審査では両プロジェクトをまとめたようなプレゼンをしてほしい」と言われ、今日はやや強引にまとめた。9分の短いプレゼンに対し、内容を盛りだくさんにしすぎたと思う。しかも、パクチーハウスのことを全く知らない人にゼロから説明をしたため、その話でも時間を取ってしまった。

いずれにしても、今回出したプランは必ず実現させる。助成金という枠をせいいっぱい使うために無理矢理膨らませたり、宣伝費で予算を消化することにしたり(助成金は賞金ではないので、使い切らない場合は返却なので…)もしていましたが、“落選”のお陰で無理のない企画としてできると思う。

審査員の一人である株式会社スペースフィルムズ代表取締役の高松聡氏が、プレゼン終了後のセミナーで「自分の夢、行政の夢、社会の夢が重なれば、不可能を可能にすることだってできる」と仰っていた。今回の僕の企画は「自分と社会の夢を実現させるために、行政からお金を頂く」というものだったかもしれない。

これまで僕は、やること、できることをするにあたって、行政の助成を受けて経費の穴埋めをしようという発想だった。おそらく助成金の使い方としてはこれは正しいのだが、よく考えるとこれはツマラナイ話じゃないか。次以降こういう機会があるときは、目新しくて実現できるか分からないことをプランとして出してみたい。

PS 僕は優勝を逃したけれど、帰ってメールボックスを開けると、友人があるコトで優勝したという話を聞いた。これについては来週書く。

2007年10月12日

有楽町イトシアに出店

hmitocia.jpgもちろん、僕の話ではありません。今日オープンした有楽町イトシアに、知人が店舗を開いたので行ってきた。そういえば東京ミッドタウンも、オープン日に行ったっけ。僕はこういう商業施設にそれほど興味がないつもりなんだけど。JMくんあたりが羨ましがってくれそうだ。

その人とは「ハーブマルシェ」の谷口しのぶさん。2年半前に取材で出会った。まだ規模の小さかったオーガニックフェスタでほぼ全員に話を聞き、とくに印象に残った記憶がある。やろうとしていることが明確で筋が通っていた。しかも、オーガニックに入れ込みすぎている人のような視野の狭さを感じさせなかった。

とはいえ、それからの短い月日で都心の商業施設に店を出すようになるとは驚きだ。2年半前は会社を作ったばかりで、「ネットショップだけでは伸びないから催事に出ることにした」と言っていたと思う。その後、「思い切って直接電話した」結果、茅ヶ崎の駅ビルに出店した。今年の冬の終わり、記者生活を終える挨拶にいったときには、有楽町に進出すると言っていた。

運をひきつける人だな、と思う。でもその裏には相当な苦労や努力があるのだろう。身近でそういう人の姿を見るととても刺激になる。ステップアップに必要なのは時間ではなく、いろいろなものの積み重ねなのだということを肝に銘じたい。

お祝いということで“枯れない花”プリザーブドフラワーをプレゼントした。来月、プリザーブドフラワーで起業する仲間がいるので、その人に作って持ってきてもらった。女性起業家同士、なんらかのいい化学反応が起こってくれることを期待して…。

2007年10月11日

旅を続けて

イランのパキスタンとの国境に近いザヘダンで、日本人の大学生が誘拐されたというニュースがあった。かの地へ行ったのは11年前。当時から「治安が悪い」とされたところだったが、短い滞在で次の町へ向かったので、イランの物価水準に慣れる前だったためチョコバーか何かを5倍ぐらいの値段で買わされた以外は、特に雰囲気が悪いとも思わなかった。その後に訪れた町と比べれば、田舎臭いところではあった。しかし、そこにいた当時は直前にいたパキスタンと変わらないような印象を受けた。

各紙がこのニュースを競って報じている。「~という」が繰り返されている記事を見て、取材の、というか記事をまとめるための苦労が伺われる。イランを旅した記録をサイトに載せているためか、数社からメールが入っていた。ビデオとか写真を持っていないかという。ネタ探しに躍起だ。画を作るのはそんなに大切かな? もっと大事なことがあると思うが。とりあえず「という」を少なくして欲しい。

誘拐された本人は不安なことだろう。同じ旅人として、無事を祈りたい。旅を続けて欲しい。直接関係のない人を誘拐して、自らの要求を通そうというやり方が、少しずつ増えているようだ。国家も、それ以外の勢力も、どんどん卑怯になっている。報道がそれを助長しているとしたら悲しいし恐ろしい。

技術の進歩などにより、50年前に比べたら多くの人が自由に好きなところにいけるようになっている。しかし、その条件に比して旅人の増加率はまだまだ低いと思う。2次情報、3次情報どころか、10次情報ぐらいがあふれている。直接的でない情報は、ネガティブなことを増幅させる。嘘だと思ったら、直接観に行くべきだ。そういう人が増えれば、いらない不信感は消えるはずだ!

96年にイランを訪れる前、僕はいろいろな情報を総合して「イランは怖い」と思っていた。しかし、ある1人の旅人から「イランってすげぇいいところだよ」という話を聞き、どうしても行ってみなければと思った。5日間のトランジットビザしか取れなかったが、それで十分だと行く前は思っていた。パキスタンから入って、逃げるようにトルコに向かうことになるだろうと。

しかし、実際はビザを2度延長し、結局、滞在期間は1カ月を超えた。食べ物の美味しさと遺跡の雄大さに驚き(アルゲバムもペルセポリスも独占した!)、多くの人びとと会話を繰り返して、それまでに聞いたこととのギャップに驚いた。このイラン滞在は、僕が旅を一生止めないことを心に決めるきっかけとなった。この旅がなかったら、旅人としてイギリスに留学するというアイデアも浮かばなかっただろうし、旅と平和という名の会社を立ち上げることもなかっただろう。

願いはただ1つ。誘拐された大学生は、旅を続けて欲しい。比喩ではなく、実際の旅を。

2007年10月10日

せたがや健や化プロジェクト、公開審査2

せたがや健や化プロジェクトの予備審査に運良く通過し、本選に出場することになった。13日(土)に三軒茶屋のしゃれなーどで行われる予定

審査の結果を踏まえて、事業計画書を手直しすることにした。また締め切りギリギリの今日、大急ぎで作っています…。なかなか人は変わらないねぇ。

時間の取れる人は、ぜひ会場に見に来てください。発表時間は一人9分とものすごく短い時間ですが、僕の事業計画の一端をお話しますので、きっと面白いですよ!

2007年10月 8日

3連休

3連休は盛りだくさんだった。

初日は富士通時代の友人の結婚式。僕より2年後に入ってきた面白い男。内定後、他社と迷っていたときに説得したのが親しくなるきっかけだったと思うが、会社に入る前には突然レンタカーを借りて大阪から大挙して押し寄せてきたこともあり、(自分のことは棚に上げるが)無茶する代表みたいなヤツだ。

入社後彼が人事部に入るよう工作し(笑)、新人研修中はずっとお世話してあげた(笑)。少ない指示でも動ける人なので(たまに動きすぎるが)、一緒に仕事がしやすかったのを覚えている。いろんな意味で伝説の関西採用を完遂できたのは、彼の力も大きい。

最近、仕事をしすぎて元気がないという噂を聞いていたが、4年ぶりぐらいで会ってその心配は吹き飛んだ。相変わらずポジティブで、いろいろな状況を楽しんでいるようだ。全然変わらないキャラは羨ましい限りだ。結婚式と2次会で、退職以来の先輩後輩にも会え、楽しい夜だった。みなさんに会社設立のことなどを報告。しっかり営業させていただきました。

2日目は毎年恒例の芋煮会。主催者と同郷の人を呼んでみたら、やっぱり同じ高校出身だった。今年の芋煮は例年より大人数で、盛り上がった気がした。毎年楽しいと思ってはいるが、今年は格別に感じた。

前日結婚式を終えたヤツも、飛び入り参加した。このフットワークの軽さはさすがだ。一緒に来た奥さんも楽しんでいたみたい。しばらく会っていなかったが、やっぱりちょくちょく会ってバカ笑いしたいね。

最終日の昼は、妻の大学時代の同級生らと、恵比寿のネパール料理屋「クンビラ」へ。子連れが3家族いるということで、座敷のある店を探したということだが、ここの座敷はかなりよかった。エベレストをイメージした山型のガラス窓の下で、ゆったりと寛いだ。4時間以上いたが、追い出されることもなし(ただし、それなりのお値段&店の周囲の雰囲気が悪いのが残念!)。2次会にも流れ込み、夜の約束と結局つながってしまった!

夜は友人の紹介で、某社の支社長と食事。2人とも僕より年下だが、すでにビジネスで実績を上げている。だいたいの人が話を聞くだけで羨ましがる環境にいるけれど、プライベートではなかなか満足できないと嘆いていた。バリバリ働きすぎた感があるのだろう。仕事をしっかりやった上で、自分がしてこなかったことに気づき、それをしたいと思う原動力をしっかり持っているのは、僕から見ると話していて気持ちがいいが。何にせよ、欲とエネルギーがあるのだな。自由に生きているように見える僕を羨ましがるようなフリをしていたので、パクチーハウスに来るよう誘った。僕は場所を作ることぐらいしかできないので、彼らのようにエネルギーのある人たちが、店を活性化してくれることを期待している。

2007年10月 5日

カフェスロー

先日、コンセプト型の飲食店「カフェスロー」の本を読み、パクチーハウスでやることのアイデアをたくさん得た。将来的に何かタイアップするだろうし、こちらの存在も知ってもらおうと、挨拶を兼ねて代表の吉岡淳さんに会いに行った。

国分寺と府中の間にあり、立地としてはあまりよくないところにある。しかし、アイデアを積み上げ、仲間を増やし、営業を始めてから7年が過ぎている。最初は本当に苦労したようだが、駅から不便なところに作ってよかったと言っていた。回転率より自分たちのすべきことに注力できているとのこと。

ビジネスとして店をやる以上、理想や思いだけで事がうまく行くとは限らない。客が全然来ないかもしれないし、考え方を理解してくれようとしない人がたくさん来るかもしれない。金銭的な余裕をなくしたら、暴走しドツボにはまるかもしれない。しかし、僕が考えるパクチーハウスの成功は、これによって単にお金が入ってくることではなく、お金が入った上で来る人がここを、それぞれの人生を楽しむために必要な場所だと認識してくれることである。だから、理想は決して失いたくないし、そのためにカフェスローのような会社と接点を持っておきたい。

2007年10月 4日

富士通人事同期飲み

すごく久しぶりに富士通人事部時代の同期との宴会に参加した。僕が退職したときとは状況が変わり、いい意味でも悪い意味でも皆身を固めているが、それぞれの個性は健在で楽しく飲むことができた。

年月が経ったので当然といえば当然だが、入社時に僕たちを指導してくれた上司が、みな部長になっているようだ。僕の同期たちも、勤務を続けている人はそろそろ課長になるのかな? 彼らは新入社員たちからどのような目で見られるのだろうか。

行った店がカラオケ屋の個室をそのまま使ったところだったので、6人が文字通り膝を突き合わせて談笑した。30超えた男がなんでこんな狭いところでマズイご飯を食べているんだろうねと言いながら。ビールという名でモルツのジョッキにぬるいマグナムドライ(発泡酒)を注ぐ詐欺的な商売をする店だった。しかも、ぐるなびに乗っている名前と本当の店の名前が違っており、たどり着くまで皆散々迷った…。

来年の4月で入社から10年になるので、みんなに1つ提案をした。同期14人のうち9人がすでに会社を去り、それぞれの道を進んでいる。成果主義を率先して取り入れた会社で実務を経験した僕らが、何を考えて今のキャリアを築き、どのような状況になっているかを、来春就職活動をする学生向けに語ったらどうかというものだ。企業の企画ではありえないだろうが、自らの進路について考えようとしている学生には、すごく役立つイベントになると思う。

居合わせたメンバーはオモシロそうだと言ってくれた。どういう形で実現させるかな。企画に興味のある学生はご連絡ください。

2007年10月 3日

ちょっと本を作ってみます

“旅と平和”事業を推進していくために、情報発信が重要だと考えている。まだ準備中のものもあるが、複数のドメインを取得してサイトを開設しているのもそのためだ。そして、書籍の発行も視野に入れている。

先日、どうやったら本を出せるかを考えていた。知り合いの編集者を頼ったり、すでに何冊か売れている著作のある友人に聞いてみるのが手っ取り早そうだ。でも、売れることが確実な企画でないと難しいのだろうか?・・・などなどと考えているうちに、「出版社を作ることができるのか」ということにまで思い至った。

ネット検索をして「ちょっと本を作っています」というブログを公開している両国の隠居(ハンドルネーム)さんの存在を知った。ざっと書かれていることを読んで目から鱗。「作りたい本を作ろう」という姿勢に共感した。また、以前僕も声をかけられたことがある“共同出版”事業のからくりについても書かれていた。

この人にはぜひ会ってみたいと思い、早速連絡し、会いに行った。僕の出身地・秦野市に住んでいらっしゃるということで親しみが沸いていたが、駅から車で自宅へ連れて行ってもらうと、母校の裏だったので驚いた。懐かしい空気の中で、いろいろと話を伺った。弘法山のレストランでランチを食べた。

出版のウラ話のようなことも聞いたが、現状に至るまでの経緯や、両国の隠居さんの本に対する姿勢に、思わず聞き入った。当人が話し好きというのはあるが、あっという間に7時間が過ぎていた。出版の世界の第一線で活躍されていた方だけに説得力があった。しかも、旺盛な好奇心によって築かれた経歴を、聞いているだけでも魅了された。発想が自由な人は話を聞いていて面白い。

「3年間でものすごい数の仲間ができた。ネットってすごいね」――このように仰っていたが、そういう状況になるのは、この人の表現や主張に魅力があるからだろう。還暦を迎えた人が数年でコンピュータの世界に入っていくのは大変だと想像しがちだが、コミュニケーションの仕方を知っている人は、どんな手段でも人を集められるし、そうでない人はなかなか難しいのだろう。

「作りたい本を作る」「読んでもらえる内容にする」。読者として出版社が当然目指しているだろうと思えるこの2つのことが、多くの出版社で実現できていないという。僕は伝えたいことがたくさんあるので、ご隠居さんのライフスタイルや考え方を学びながら、近いうちにそれを実現する。

2007年10月 2日

オルタナ編集部を訪問

『オルタナ』編集部を訪問した。渋谷駅から徒歩10分ぐらい。東京で唯一のチェコ料理専門店「cafe ano」の3Fにある。

ヒトと社会と地球を大事にするビジネス情報誌『オルタナ』は、無料で購読できるわりに、なかなか読み応えがある。僕が購読を始めたころには3万部を超えると採算が成り立つようなことが書いてあった気がするが、数ヶ月前に「2万部を越えた時点で有料化」とのアナウンスがあり、最近「無料購読締め切りは10月15日」ということになった。予想より読者が伸び悩んでいるのだろう。

採算が取れるという3万部には達しておらず、有料化でますます読者数の伸びが鈍くなるだろうから、このままで大丈夫なのか心配だ。まぁ、内容が注目されれば広告収入が増えるのかもしれないが。でもそのためにはやっぱりベースとなる読者数が必要だろうから、まだの方は登録してあげてください。どうせノーリスクですから。

今日事務所を訪れたのは、オルタナアンバサダーの懇親会の会場について話し合うため。なぜ僕が会場探しに関わっているかというと、編集長からアンバサダー宛に「いい場所ありませんか」という内容のメールが来たので、「ありますよ」と答えたからだ。他にはあまりそのメールに呼応した人はいないらしい。しかし、僕は」自分が楽しみにしている懇親会だから、場所まで決められれば最高だな」という発想で、立候補した。それと、購読している雑誌がどんな場所で編集されているのか見ておきたかった。

事務所はおしゃれな洋館の3Fだが、あまり広くないので5-6人の編集者が犇いていた。会議室は和室。いいねぇ。しかし、『オルタナ』のような内容の雑誌を作るなら、もっとゆったりしたところがいい気がする。取材の関係で都心がいいのかもしれないが、もっと落ち着いたところで作れば、きっと読者が増えると思う。勝手な言い分ですが。

2007年10月 1日

融資申請

世田谷区の創業支援融資の申請をした。3カ月前ぐらいに申請をしたいと思い一度相談には行ったのだが、店舗工事の見積書などが必要だったため、今日になってようやくそれができた。担当の方に書類をチェックしてもらった後、専属の中小企業診断士の先生からいくつか質問を受けた。担当者がさらに細部を確認して、数日以内に金融機関への斡旋をしてくれるという。

サラリーマンとして生活していたときに比べて、2桁ぐらい多くのお金を出し入れすることになるので、自治体のこういう制度は本当にありがたい。世田谷区の場合、会社として負担しなければならない金利は年率0.3%(信用保証料は別途)で、最大2000万円まで借りることができる。返済据え置き期間も1年ある。僕もそうだったが、ほとんどの人はこの制度を知らないと思うのでここに紹介しておく。こういう制度はどんどん活用して、地域や国を元気にしよう。

この制度を利用できるほとんど唯一の条件は、住民税をきちんと納めていること。間違いがないよう納税をしてきたが、自動交付機から納税証明書の交付を受けたとき、衝撃の事実が判明した。な、なんと昨年度分の住民税を一部支払っていないことになっている。今日現在すぐには確認できないらしいが、昨年度はサラリーマンとして源泉徴収されていたため、会社がその中から納めるべきなのだ。一体どうなっているのだろう。