10日からの3日間、JICA関連の合宿セミナーに参加した。今まで全然知らなかったが、何十年もやっている外国青年の招聘事業らしい。
今回はマスメディアに関する仕事をする人が中央アジア5カ国から招待されていた。一方で、日本からの参加者は、メディア関係者が25人中2人のみ。予想通りの少なさだ。公的機関の行事なのだから、何らかの方法でメディア関係者を無理矢理でもかき集められないのか。そうすれば、面白いと思うのだが、みんなきっとイソガシスギルのだ。せっかくの事業だから、外国人青年が日本旅行を楽しむだけではなく、日本のメディア関係者もいろいろな意味で刺激を受けるべきだ。ここにも内閣府主催の世界青年の船と同じような問題がある。運営の方法を少し工夫するだけで、格段に価値のあるものになる気がするのだけど。
集合場所は品川プリンスホテルだった。まずは“スポーツ交流”ということで、ボウリング大会。学生時代以来のボウリングだったので、いきなりガーターを連発してしまったが、その後ターキーを取るなどして挽回。結局、僕らのチームは優勝した。中央アジア青年の中には、初めてボウリングをしたという人も少なくなかった。
その後、バスで修善寺へ移動。これからが本番。
ディスカッションは参加者約50人を4つのグループに分けて行われた。テーマは“生活全般”や“恋愛・結婚観”などが多かったようだ。僕らのグループもそうだった。メディア関係者が少なく、中央アジアについてもよく知らない人が多いので、仕方がないが・・・。僕はインターネットの利用状況と検閲などについて議論したかったが、かなわず。
また、この行事に参加した目的の1つに、トルクメニスタンについて報じられているニュースの真偽確認をしたいという気持ちもあった。同国のニヤゾフ“終身”大統領は、暦を変えたり、独自の聖書を発行するだけでなく、最近では「ニヤゾフ体制以前の社会を知る高齢者の集団排除を目指す」(露紙)ために年金を廃止したなどと伝わってきている。
しかし、この目論見も、かなりの程度、失敗!トルクメニスタン青年のほとんどは、英語どころかロシア語もほとんど理解しなかった。“母国語保護政策”が完全に成功しているのだろうか。それとも、何らかの意図で分からないフリをしているのか分からないが(日常会話でも通じないことが多かったので、本当に話さないと思われるが・・・)、ディスカッションにはならなかった。他国の青年も、議論するほどの英語力はほとんど持っていなかった・・・。残念。(ちなみに、昨年はトルクメニスタンは諸般の事情で不参加だったそうだ:参照)
夜はオープンコテージで盛り上がった。音楽をかけて盛り上がるのは、他のどの国際交流行事とも同じ。しかし、踊りが洗練されていないので、ダンスが苦手な人も含めて、みんなが楽しめる気がした。初めはシャイだった人も、「あ、そんなもんでいいのね」という感じで、それぞれが我流のダンスを披露。
各グループにロシア語の通訳がいて、ディスカッションはそれなりに円滑に進むのだが、やはり『ロストイントランスレーション』感は否めなかった。ロシア語が少しでも身についていればよかったなと思った。しかし、総じて面白かったし、いい経験にもなった。各国のアナウンサーや“ジャーナリスト”(ほとんどが国営メディアの人)などとも、一応のパイプができた。今後もメールなどでやりとりしたい。ハラショー。
(2/14追記)
偶然にも、ちょうどいいタイミングで、キルギス在住の友人からメールが。
「アンディジャン事件」後キルギスに滞在しているウズベク難民(ジャーナリスト)への資金的援助を集うブログを国際ジャーナリスト会議の協力で立ち上げたそうだ。興味ある人は読んでみてください。