取材している人を取材?
ライブドア新体制会見に行った。昨日書いた記事が朝刊各紙やテレビでいくつか引用されていたことにも表れているように(“社内事情”という他社が絶対かけないはずのものを記事にしたので引用されただけとの話もあるが:)、ライブドア・ニュースというものの存在自体を騒ぎにしようという動きがあるのか、「ライブドア・ニュースの方いますか」などとあからさまに記者を探している人たちがいた。
フジテレビ報道局報道センターの西垣壮一郎さんと報道局経済部兜クラブの高見詩由さんという方がご丁寧に挨拶しにきてくれた。何でも、取材している姿を取材したいとか。「ライブドア・ニュースの記者の横顔を・・・」なんて言っていたが、取材するなら横じゃなくて正面でお願いします。
この申し出を受けたとして、僕が取材している対象は、その後ろに別の取材のカメラが回っているのを知ってどう思うだろうか。取材を受けたくないと思うだけでなく、ネタにされていると憤るかもしれない。僕はそういう感覚を持っているので、この申し出にはかなり無理があると思った。
もちろん、僕が取材する対象をフジテレビにすれば、フジテレビを取材する人をフジテレビが取材するという形になって、取材対象への迷惑というのはなくなるかもしれない。それなら面白そうだ。
先の2人は「今日でも、後日でも・・・」という言い方をしていた。今日については断り、後日でもとりあえず取材の趣旨を分かるように書いた企画書を下さいと言って、了承してもらったつもりだが。
会見が始まって、ライブドア新幹部が謝罪しているとき、多くのカメラが舞台に向かっているのに、小型カメラがなぜかこちらを向いているのを見た。どこのカメラかは分からなかったが、不思議な感じがした。
そういうことがあったので、会見中少し意識をしていたら(というか集中力をそがれた)、結構大きなカメラが不自然にこちらを向いているのを見つけた。カメラマンはフジテレビの腕章をしていた(挨拶してくれた2人とは違う)。こっそり撮っているわけではなかった。あからさまに、しかし、勝手に撮っていた。
会見が開かれているのとは別の目的で、カメラを回す人がいるというのはどうなのだろう。会見場は非常に狭かったので、開始前、カメラマン同士が場所とりでもめるぐらい必死になっていた。その中に、会見を取材するわけでもない人が混ざっているのは、会見を取材しに来た人にとっては嬉しくない。

コメント[7]
正直なところ、今回の件は当然の結果だと思います。
報道機関を散々利用しておいて都合の悪い時には批判、暴言。
潔さがありません。
支持派の人達は自分にないものに憧れているだけ、一見破天荒に見える言動に幻想を抱いているだけの様な気がします。
「出る杭は打たれる」というよりは「傲れる者は久しからず」という方が的を射ているんじゃありませんか?
知識はあっても、金や地位や名誉ばかりを求め、結果的に精神的な脆弱さが補われていないから虚勢を張って屁理屈を並べて自分を正当化しているだけでしょう?
逆に知識以外では劣等感が強過ぎたから、人の上に立ち君臨したかったんでしょう?
本当に人間性が豊かならば、過ちは素直に認め、人として善き道を選ぶ努力を惜しまない筈です。
「足るを知る」という言葉があります。
「実るほどこうべを垂れる稲穂かな」という言葉があります。
あなた達に良心が残っているなら、これからの子供達の為にも、日本をこれ以上悪知恵ばかりの詐欺まがいな事を正当化する国にしないで下さい。
Posted by 以前からずっと不信感がありました。 at 2006年1月25日 12:44 | 返信
上記のコメントは、ライブドアの事件について述べたもので
このブログの記事について述べたものではないと思うのだが...
このフジテレビの報道の姿勢は、ライブドアニュースセンターは、ライブドアの広報を務めている部署で有るという認識を持っている、又は認識を視聴者に与えようとしていると思う。
今回の事件以降のフジテレビ、産経新聞の報道を見ていると感じる。
ライブドアニュースは徹底して中立(難しいのは分かるが)を保ち報道してもらいたい。ライブドア(企業、堀江前社長)にとって不利な情報もちゃんと書き続けてもらいたい。
その方が信頼を得られると思うので。しばらくの間、文章の書き方によっては普段以上に言い訳、自己弁護ととられると思うので大変だと思うが。
産経、日経(論評以外の社会面の記事など)が社の方針が、事件以降変わったのが見て取れる(同じ内容の記事にしても文章の調子が違う)。読んでいる者は結構ちゃんと読んでいる。
ニュースセンターはライブドア(経営)から、独立しているというのをもっとアピールした方が良いと思う...
Posted by K-1 at 2006年1月25日 13:27 | 返信
本当はコメントするつもりはなかったのですが、
一番上のコメントを見ていてもたってもいられずコメントしてしまいました。
私も、上のコメントはこのブログに対して書かれたものではないと思うのですが・・・
ライブドアの社員の人たち皆が社長の様な思いや信念で働いているとは絶対に思いませんし、少なくとも私の知っている人はそうではありません。メディアというとても巨大なものに対してきちんと考えを持っている人だと私は思っています。
もちろん、ライブドアの社長がやった事はこれからきちんと追求されるべきだと思いますが、それをきちんとするべきなのはどのメディアも同じだと思います。どの事件に対してもどの人物にたいしても、その真実を視聴者に伝えてほしいと思います。
現状の全てを知っているわけではない上に、自分の考えが固まっていないので、自分の意見をいうのはおこがましいですが、ついコメントしてしまいました。
なので、甘い考えかもしれませんし、ちゃんと現状を把握していない考えかもしれません。
なので、これからも自分の目で確認していきたいと思っています。
Posted by yuka at 2006年1月25日 14:47 | 返信
まぁ、おそらくどっちにしても「テレビで流すための素材」としてでしか考えてないのではないでしょうか。
そりゃ、メディア批判が視聴者から広まる中、競合しない媒体、しかも渦中の企業の記者ということであれば、テレビ媒体としては格好の『ネタ』になるでしょうね。それは一番取材者が理解していることだと思いますけど・・・
でなきゃ、勝手に取材なんてしませんよね?
まっとうな番組趣旨をもって取材するのであれば、事前に伝えるのがスジだと思うし。
Posted by GO at 2006年1月25日 16:25 | 返信
今回の事件でマスコミのこそくなやり方を再認識しました。マスコミは公平な立場で、真実を伝えると言う役割を担っているのに、小さな事を枝葉をつけて大きな事件に変えてしまった様に思います。視聴率をあげたいがために。そこにはもう倫理や道理はないように感じました。
取材記者を取材すると言うのも、視聴率のためなのは明らかな気がします。しかも許可なく撮るなんて。挨拶=許可と思ってるんでしょうか。きっと今までの色々な事件も、拒否しても勝手に撮影され、使われたりしていたんだろうと思うと、それを観ていた自分が情けなくなります。
マスコミも視聴率のためなら何でもアリの体質を、今こそ見直し、改善する時ではないでしょうか。マスコミ各社、それぞれのポリシーや倫理感をもう一度思い出し、信用できる報道を行ってもらいたいと思います。
なかなか難しい立場ではあると思いますが、ライブドアニュースだけでも読者?を欺くことなく、これからも公平な立場で報道をお願いします。
Posted by さとっち at 2006年1月26日 06:25 | 返信
ライブドアのみなさん、はじめまして。
株のことも何も分からない無知な私ですが、この逆境を乗り越えて欲しくてエールを送ります。
ホリエモン…同郷と言うこともあり、あのガキ大将ッぽい雰囲気を応援していました。
悪いことに気が付いたなら悪かったと潔く謝り、反省して…再起して欲しい。
記者のみなさんも、報道する側・報道される側…と、貴重な体験をされていますね。
縁あって、このブログを覗かせていただいています。
的はずれな書き込みだとは、重々 承知しながら…m(_ _)m
ライブドアのみなさんに、この青天の霹靂さを力強く乗り切ってほしくて…書き込み致しました。
何の力もないわたしですが、心からエールを送ります。
Posted by 田舎のうさぎ at 2006年1月26日 09:32 | 返信
みなさま、ありがとうございます。
このブログはライブドア社のものではなく、個人のものです(というわけで「ライブドアのみなさん」は読まないかも)。
個人的には、中立とか公平っていうのは、宣言したりアピールしたりするものではなく、取材対象選びや書く文章で表現するものだと思っています。
「われわれは中立メディアです」ってわざわざ宣言するだけじゃ意味ない。宣言とかスローガンだけじゃ、社会主義国家の国家目標みたいでしょ?
ひどいメディアが見えるってことは、読む人、見る人が自分で考えるようになるので、今の傾向は面白いと思います。本文ではフジテレビの一例を書きましたが、しっかりした取材をしている人や状況をきちんと分析している人もいるので。
Posted by Kyo at 2006年1月26日 10:44 | 返信
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