2005年11月 4日

元子ども兵士と会う

現在、世界に30万人の子ども兵士(18歳未満)がいるという。

今月、アムネスティインターナショナル日本の招聘で、2人の元子ども兵の来日が決まっているので、子ども兵士に焦点を当てた記事を何本か書くことに決めた。子ども兵士がいる現場に行くわけではないので、限られた範囲ではあるが、平和学に関する記事を時々は書きたい。

情報収集としてウェブサイトやいくつかの文献にあたった。最初に読んだのは『世界の子ども兵~見えない子どもたち』(レイチェル・ブレッド、マーガレット・マカリン著、渡井理佳子訳、新評論)という本。複数のコメントが掲載されているので理解しやすいが、地域が限定的なことと、アカデミックスタイルで脚注によって説明されている部分が多いので、流し読みには不適。とはいえ、なんとなく子ども兵士の状況や問題点などをつかむことはできた。

で、今日、ビルマ・カレンニ族の元少年兵に会って来た。13歳から17歳までカレンニ民族進歩党の軍人として活動していたという。会う前はごっつい感じの人を想像していたが、全く正反対で、とても人懐っこいやさしい笑顔の人だった。思い込みはいかんね。

外見だけでなく、彼の経験も本で得たイメージとは違っていた。コミュニティーの一員として軍に参加することになった彼は、軍人として過ごした約5年間、居心地のよさと誇りを感じていたという。軍人でなくなった後にふりかえると問題がたくさん見えたとも言っていた。

直接の戦闘経験は1回だけだそうだ。就学中は後方支援のみで、17歳になって初めて、政府軍と直接対決の場に行くことになった。そして、それが最後の戦闘経験となった。彼は今、タイで子ども兵士の徴募、利用を止めさせるための提言活動、世界各地の子ども兵士が置かれている問題の情報共有などを行っている。

1人ひとり状況は違う。本を読んで得た子ども兵士とはかなり違う体験を彼の口から聞いて、そんな当たり前のことを強く意識した。そして、この問題を注意深く見て行きたいと思った。

元少年兵「戦闘は誇りだったが…」
子どもがなぜ戦争に参加するのか
[書評]アキ・ラー編著『アキラの地雷博物館とこどもたち』

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コメント[2]

TBありがとうございます。今年は、Nスペや自由の森学園のとりくみなどで、この問題について、いろいろ考えさせられました。(http://ono-blog.cocolog-nifty.com/sikou/2005/07/post_ef5c.html)
 私たちにも何かできることがあるはずだと、そう思います。

こんにちは。
TBさせていただきました。
日本にいると、自分のまわりのことだけを考えがちですが、
私にできることを実行したいと思っています。

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