台湾の結婚式

4月吉日、台湾某所にて行われた友人Sの結婚式に出席したときの話。
時間通りに来たのはどうやら私一人。
式開始時刻をとうにすぎているのに誰一人として現れない。
なんてこった・・・。

出席者全員が席に着くのを待って、1時間遅れで始まった式は滞りなく進められた。
新郎新婦を完全に無視して・・・。
招かれた客は、次から次へと運ばれる料理に夢中。
新婦・父の挨拶や地元のお偉いさんのスピーチに聞く耳すらもたない有り様。

客たちの熱狂ぶりはますますエスカレートし、カラオケ大会まで始まる始末。
オッサンのダミ声で「瀬戸の花嫁」が響く。もう誰も彼らを止められない。

そんな中、一人の女性が颯爽と立ち上がった。

そう、彼女は友人Sの妹。
彼女は500人の台湾人をものともせず、モーニング娘の唄を絶唱し始めた。
しかもフルコーラス。
そして、あれほど収拾のつかなかった客たちの視線を一身に集めてしまった。

ああ、おそるべし台湾人。
おそるべしSの妹・・・。

日本の文化が誤解されなければよいのだが、
と憂えつつフカヒレをすするけようであった。

けようのページへ