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Essay     甘栗の町から  吟遊詩人

・天津といえば・・・
天津といえばやはり甘栗(実際は天津市内には栗の木は一本もはえてませんが)ということで早速「行列の出来る甘栗の店に買いに行ったのですが、ま、マイナス15度のなか列に30分も並んでまで食うほどのものではなかったです。

・出祖汽車
天津にはおおよそ2種類の出祖汽車(タクシー)があります。
大発(黄色いワゴン)と夏利(シャレード)です前者は4キロにつき5元(約75円)後者は3キロにつき5元です。ただし空港や港にとまっている出祖とは運ちゃんとの交渉になりますので、港から天津駅まで行かれる方はだいたい100元(1500円)をめどに交渉されるのがよいかと思います。
ま、中国人、インド人、アラブ人とはあまり交渉しないほうがよろしいかと思いますが。

・酸 女乃
中国ではほとんどの方がおなかを壊されるかと思いますが。
そうゆうときには 酸 女乃(ヨーグルト)をたべませう。細菌性の下痢の場合は驚くほど良く効きます。売店で大体1〜2元です。
発音は「座りませんか?」を砕けた感じで「スワンナイ」と言ったら大体通じます。是非おためしあれ。

・帯走
中国の習慣では、食事の際は沢山注文して残すというのが礼儀でしたが、最近ではそうでもないやうです。もし食べきれなかった場合は帯走(持ち帰り)と連呼したら容器に詰めてもらえます。
発音はいたって簡単でそのままカタカナ読みで「タイゾー」といえば通じます。


・眠りつづける超大国
いったいこの国はいつまで眠りつづけるのだろう
 2元札(約30円)の偽札が存在する国
 寮費を払い込んだ次の日からお湯がでなくなる国
 マクドナルドですら列をつくれない国
 寮の掃除のおばちゃんがトイレを掃除したあとにおっきいのを残していく国
ま、自ら進んでこの国にきているほうが悪いのですが・・・

・詩人の聴力
はやいもので中国に来てから1ヶ月がたち
私の語学力もめきめきと力をつけ
いまでは 授業中に先生方が私達に中国語を教えやうとしているらしいことがわかってきました。

しかし教科書の何頁をやっているのかはまだ聞き取れません。
きっと先生がたの努力がたりないせいでせう。

・ベルギー人の医者

けふは朝から病院に行ってました。
数日まえから肩が炎症をおこし、リュックが背負えなくなったので泣く泣く保険会社に連絡し、天津の病院を紹介してもらい、自転車で病院へ、その名もSOSクリニック。嫌な予感がする

ジャン・レノを貧素にしたやうなベルギー人の医者が僕の肩をみて問うて曰く 
    「一体どんな薬をぬったんだい?」
我答ヘテ曰ク
    「オロナイン軟膏です」
医・・・「おろないん?それは中国の薬かい?」
我・・・「いいえ、日本ですごーく有名な薬です。
医・・・「どんな効果があるんだい?」
我・・・「やけど、切り傷、あせも、水虫、等々です」
医アキレテ曰ク
    「それは宗教的なものなのかい?」
我・・・「いいえ、科学的なものだと私は理解しております。」
医・・・「OK これからはそんなものを塗る前に病院に電話してくれ」
我・・・「我、理解しました。」

そうか、
オロナイン軟膏ってグローバルスタンダードやなかったんやなぁ
と思い知らされました。



デジカメがやっとこさ手に入ったので甘栗の町からの写真添付しておきます。
毎月1枚づつくらい送れたらなと思っています。


中国の動物園は某動物愛護団体がみたら卒倒するやうなことがてんこもりである。
特にパンダ(熊猫)の扱いは世界一であろう。

本来、夜行動物のはずのパンダも朝っぱらから狩出され観客の為にせっせと歩き回っている。
どうやら動物も社会主義に染まるらしい。
また観客の態度も秀逸で、ガラスを叩いて自分の方へ向かそうとしたり。
子供も大声でパンダにむかって叫んでいる。
もちろんフラッシュも焚き放題である。

さすが平等の国、コノ国ではパンダも人民もまったく同じ扱いを受けている。


リサイクル

この国ではやたらと道にゴミを捨てる。
電車でも、公園でも、学校でもお構い無しである。
それでも国全体がゴミで埋まらないのは、屑屋がいまだ健在だからである
道端に空き瓶やペットボトルを置いておいても次の日にはどこからともなくかれらが来て
持って行ってくれる。
皆が町じゅう至る所に設置されているゴミ箱(果皮箱)にわざわざゴミを捨てないのは
きっと屑やにわかり易いやうにしているからであろう。
しかしペットボトルやくず鉄や空き瓶がその価値を失うとき、この国はどうなってしまうのか少し不安である。


自転車王国

天津のいたるとこに自転車修理の看板が見受けられる。
しかしどう見ても供給過多で、ほぼ30メートルごとにあるのではないだろうか。
店頭に、タイヤやかごだけでなくかならずサドルも並んでいるのを日々疑問に思っていたら。
ある日いきなり友人の自転車からサドルが消えうせていた。
しかもその一体に停まっている自転車すべてから。
なるほど中国の自転車屋は供給過多をそのやうに解消してるらしい。


久々に甘栗の町を離れモンゴルへ
中秋の名月の日に北京発ウランバートル行きの列車に乗り込む、
満月の光の下で砂漠を走り抜ける寝台列車
・・・想像するだけで興奮がとまらない 国境の町で車両の入れ替えと
出入国の手続きのために1時間くらい停車する。

駅に着いてまず最初に免税店にも目もくれずにトイレを探すも、
なんたることか国境の駅にはトイレがない。
夜になると鍵がかかって使えなくなる・・・らしい

もちろん列車のトイレは垂れ流し方式なので停車中は使用できない。
体からいやな脂汗が流れ始め嫌な予感がしてきた。
どうやら僕のいたいげな腸が旋回運動をはじめたらしい。

自分が世界で一番旅行に向いていない人間だということを
再認識させられる一瞬である。 そう、私はこういうときに限ってお腹をこわす。
 ほぼ100%の確立で・・・

そうこうしているうちに列車の中に呼び戻される、 どうやら列車が
出発するらしい、助かった。

トイレの前で車掌が鍵をあけるのを待っていると マッチョな車掌が一言
 「列車が徐行するのであと3時間は使えないぜ」 自分の意識がだんだん
薄れていく 旋回運動の周期もだんだん縮まってくるのがわかる。
あらん限りの言葉をつくして必死に車掌に頼み込む
すると根負けしたのか車掌が 「小かそれとも・・・・大か?」 顔をみれば
わかりそうなものなのにこれまた渋い質問だ。 思わず「両方!!」と叫んで
しまった。 車掌はニヤリと笑いながらトイレの鍵を開けながら「モンゴル側に
落としてくれよ」と粋なことをのたもうた。 「どないやねん!」 と心でつっこみを
いれながらトイレに駆け込んで事なきをえた。

後になって思うとトイレの中での国境越え・・・オツなもんである。