| 『「モーゼの十戒」シナイ山で21世紀の初日の出!ギザ・ルクソール・アブシンベルそして紅海ダイビングを満喫
エジプトハイライト
10日間』
利用予定ホテル:スルタン又は同等クラス/移動:バス(車中泊)、列車(車中泊)他
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《その1》
がーん…
化粧道具一式が入ったポーチをなくしたのに気づいたのは、カイロ行きブリティッシュ・エアウェイズ155便の搭乗が始まった直後だった。バックパックをひっくり返してみてもどこにもない。もう少し早く気づけば、このヒースロー空港内のBODYSHOPとかで少しは買えたけどもう遅い。カイロじゃかわいい色の化粧品なんて売ってないだろーなー…エジプトへ向かうこれからが本番、いっぱい写真を撮るのにノーメイクだと思うとショックで一瞬茫然とした。私は写真をたくさん撮って、知り合いに(なかば強引に)ガンガン見せるほうなのだ。
午後10時半ごろカイロ到着。いつも思うのだが、特にアラブ諸国の空港の免税店らしきお店には、なんで冷蔵庫やテレビがおいてあるんだろう??カイロ空港では、両替屋のオヤジがなぜかビザも売っているのも「?」。ビザも切手みたいで、しかも自分で貼るし…まっ、入国できたので結果オーライでしょ。
しかし、カイロ市内行きの終バスが終わっているのは計算外だった。さっきからしつこい呼び込みをしてくるタクシーのオヤジたちに頼るのはくやしいが、仕方ないのでオヤジと交渉して、27ポンド(約810円)で市内へ。着いたところが「スルタンホテル」。地球の歩き方によると、「カイロでもっとも有名な安宿のひとつ」。空港の客引きのタクシーオヤジたちに、「ホテルはどこだ」と聞かれて「スルタンホテルに泊まるつもりだ」と言う度に怪訝な顔をされたのが今になってわかった。
入り口からして、危険、汚い、ヤバイ。薄暗く、階段は錆とくもの巣と落書きだらけ。沈没気味の旅行者たちがトランプしたりおしゃべりしたりしている。オイオイもう午前1時だよ…。3Fの部屋が比較的ましだったので、初めの一泊はここに決定!二人部屋で25ポンド(約750円)。寝ている間、背中や首のあたりがやや痒かったのは、きっと気のせいだろう…。と思いたい。
さて、一夜明けて今日は12月31日。今回のエジプト旅行最大のテーマのひとつ、『シナイ山で21世紀の初日の出を拝む!』を実行すべく、バスでシナイ山の麓の町、聖カトリーナに向かう。何しろ今日はミレニアムナイト。世界に名だたる聖地のシナイ山は、世界中からの巡礼者で相当混んでいるに違いない。ホテルを予約しなかったのが悔やまれるが、もしどうしても部屋が空いてなかったら、ロビーの床でもいいから寝せてもらおう。それにしても、巡礼僧と一緒に讃美歌を歌いながらのシナイ山での初日の出なんて、なんてステキなんだろう!讃美歌はやっぱりヘブライ語かしら?コプト語?それとも英語?…ドキドキしながらお菓子を買い込んでバスの旅に備える。
ローカルバス(チケットは一人35ポンド=約1,050円)はカイロのトルゴマーンバスターミナル発午前10時。途中、いくつかの町や村に立ち寄りつつ、砂漠や紅海沿いに走ること約7時間。午後5時過ぎ、やっと聖カトリーナに到着、あたりは既に薄暗い。果たして21世紀前夜の2000年12月31日、モーゼの十戒の舞台であり世界の聖地のひとつであるシナイ山にて宿はあるのか?そして待望の初日の出は…??
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