4日目(20日)
4−2

クタ・スクウェア

マッサージ店を出たところの駐車場に20歳半ば位の男が立っていた。どうやらここからのガイドらしい。ワティさんの友達らしく、午後の観光案内をしてくれる。バリでは旅行前にそんなに予定を立てていなくても大丈夫だ。一人ガイドと仲よくなっておくとその友達のガイド(バイトだったり暇な人だったり)を紹介してくれる。ガイドは案内役と運転手の2人でワゴン付。1日中案内をしてくれる。行き先を告げ案内してもらう。以外にすぐに着いた。


 クタ・スクウェア。バリ空港から15分くらいの繁華街。車と人が結構多く、そこの「マタ・ハリ」というデパートの駐車場に車を止めることに。そこのデパートの入り口で1時間後に集合することになった。

 店舗内はバリ人だらけで(当たり前)日本の地方デパートの雰囲気に似ていた。冷房が効いており、それだけで居心地がよい。しかしデパート2階から上は人が少なく、店員は暇そうにしている。ダラーっとしている店員、中にはショーケースにうなだれて寝ている。アサコと苦笑しながら店内をうろうろ。こんなところで何しているのだろうと思っていたのだが、昨日のスキューバの代金を払うためにこのデパートでエディさんと待ち合わせをしているというのだ。

 30分くらい?うろうろして、1階のエスカレーターの近くで彼と遭遇。お金を払い、昨日の海での出来事がとてもよかったことを告げ、エディさんはアサコが大丈夫だったことを確認すると笑顔でスクーターで行ってしまった。

 まだ30分ほど時間がある。1階の雑貨コーナーでうろうろする。あれ?2日前に買った太鼓と同じものがある。恐る恐る値札を見る、、、。こっちのほうが安かった。お土産をここで買っておこうと思い店内をうろつく。なんだかよくわからないものが多い。無難にバリコーヒーとお香を選んでレジへ向かう。雑貨コーナーは店舗がいくつかあるのだがレジは一箇所で、品をお盆に入れられてレジまで案内された。

 二十歳くらいの女性2人がべらべら喋りながら一人がレジを打つ。もう一人は一個ずつ商品を袋に入れる。喋りながらだろうか、お盆まで入れてしまった。多分、スマトラ語で「それは商品じゃないよ!」と相方が言ったのだろう。俺がそれも入れていいヨ、というと大笑いになった。キャーキャー言われながらレシートを渡された。レジを出て振り返ると軽く手を振ってくれた。

 まだ時間がるので一人で店舗を出てストリートに出た瞬間、「ニホンジン?」「コレヤスイヨ」「タクシーノルカ」と数人の呼び込み達に囲まれてしまった。馴れていない俺は速攻で店舗に逃げ込み外に出るのをあきらめた。時間が来たので集合場所に戻る。ガイドさんが待っていた。家族全員車に乗り込み次はどこにしようか考える。ちょっと遠いが、ウブドという場所に向かうことにした。


 車に乗り込むときに気がついたのだが、ガイドは足を引きずっていた。話を聞くと、足を怪我しているため仕事を休み、このバイトをしているとのこと。「何で怪我したの」と母が聞くと、恥ずかしそうに「バイクデス」と答えた。そりゃそうだ。道路には車以上にスーパーカブに似たバイクがすごいスピードで追い抜き追い越せと走っているのだ。しかも平気で二人乗り、しまいには3人乗りまでしている。
 「バイク多いもんねえ」と母が納得していると、「夜中ニバイクレースヲヤッテコケタ」という。夜中の0時を過ぎると若者たちはバイクレースをバイパスでやると言うのだ。一口いくらか賭けて買った者勝ち。そのレースで見事に転び、足首を捻挫したというのだ。そんなやつの車に乗り込んでいるのか、とも思ったが、すでにバリの交通事情に慣れてしまっていたので平気だった。そういえば初日、2日目に運転が荒いと悲鳴を上げていた母も落ち着いている。


バリのバイク
二人乗りは当たり前
ものすごい飛ばしています!
 バリではバイクの免許証を取れる年齢が20歳。車の免許は22歳らしい。標識の意味をみんなでああだこうだといって授業を受ける。試験料も数千円(日本円で2千円位だったと思う)で2,3日ほどで取れるといっていた。彼に日本の免許事情を話すと「(教習料30万円なんて)高すぎて誰も車に乗れない!」といっていた。バイクに16歳で乗れることを羨ましがっていた。

 途中、バリの民族衣装とかに使う布屋さんに立ち寄ったが、あんまりいいものがない。トモキがすぐに「ここは高すぎる。出よう」と家族に言うと「サイショノ値段」とか「ヤスクスルヨ」と必死に引き止める店員を無視し、すぐに店をでてしまった。



車をまた走らせる。田んぼからだんだん森の中へと風景はどんどん変わっていった。


バリの森林
椰子とバナナの木が生い茂る
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