| 4日目(20日) 4−1 ■全身マッサージ |
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| やはり今日もバイキングの朝食だ。先日の苦い(辛い)思いをしないようにお粥を少し食べ、次にその場で作ってくれるワッフルを取る。軟らかく,蜂蜜と生クリームをかけたワッフルはとても甘く、とろけそうだった。フルーツも豊富にあるのだが、小さなハエが群がっており、なかなか手が出ない。それと南国のフルーツはあんまり味がなくスカスカな感じがする。シリアルとかに群がるハエを追っ払ってぬるい牛乳をかけて食べるのは何にも抵抗がなかった。 アサコの飲んでいるものに興味がわく。どうやらイチゴミルクらしい。同じ物を取りに行こうとしたときにアサコに「ついでにとって来て」といわれ、「俺はお前のパシリじゃない」と言い返したときにけんかになってしまった。些細なことなのになんだかなあ。ただ、アサコはすぐに気持ちの切り替えができるやつで、数分後にはけろっとしている。こっちはしばらく不機嫌なままなのに。 |
![]() 朝食中の家族 この後アサコと言い争いに |
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| 食べ終わってそのままロビーに向かい、今日のガイドを待った。先日、ワティさんの携帯に電話し、紹介してもらった全身マッサージの店へ行く事になっていたのだ。ガイドはマッサージのお店の従業員で日本語がある程度しゃべれる爽やかなスポーツマン、テニスサークルとかにいそうな好青年だった。車に乗りこみ、街の方向へむかう。 店は途中のバイパス沿いにあり、ホテルから近かった。そこは日本人が経営する店で、南国風の建物にバリ特有の竹の家具で設えられたロビーに案内された。バリの家具は大まかにバナナの木で作ったものと竹で作ったものの2種類がある。それ以外の木材でできた家具の材料は別のスマトラ島から輸入している。もらったジンジャーエールを飲みながらメニューを見る。「イタキモね。」ニヤニヤしながらガイドが言う。「痛い」+「気持ちいい」らしい。言われてメニューを見たが女性が好みそうなメニューばかりだ。「美顔コース」とか、「バストマッサージ」、いろんなアロマを混ぜたオイルを全身に塗るもの、ネイルエステ等、俺ら男3人はどうしていいかわからなかった。 しばらく迷っているとガイドは「男の人は普通の1時間コースでいいですよ」という。というわけで俺とトモキは普通のやつを、父はそれよりもちょっと強力なやつを頼むことに。母とアサコはマッサージに何かオプション(たぶん美顔コース)をつけた1時間半コースをすることになった。 「コッチデス」日本語があまり分からなそうな女性二人に連れられて俺とトモキはマッサージ室に入る。薄暗い部屋の中に穴の空いた細長いベッドと花びらがたくさん浮かんだバスタブがあった。「コレハイテクダサイ」渡された白い筒を開くと紙でできたパンツだった。少し透けている。「…。」無言で二人はそれに履き替える。なんともいえない格好で突っ立っていた。 そこへさっきの女性が2人入ってきた。「寝テクダサイ」。恥ずかしい格好の2人は言われたまま横になり、穴に顔を入れうつ伏せになった。その上にタオルをかけられ脚の方をめくられるとマッサージが始まった。「うひゃ!」ふくらはぎを触られた瞬間に叫んでしまった。ローションの塗られた手のひらはくすぐったくてしょうがない。本来なら堪らず笑ってしまうのだが、トモキが平然としているのを見て声を殺し悶えていた。ほとんど拷問に近い。「くすぐりの刑」に処されている俺がいた。 あまりにも悶えているので「イタイデスカ?」と何度も聞かれるも、トモキの手前、強がってしまっている俺は「ううん、平気」といっていたが、すぐに「くすぐったい!」と叫ぶ。残念なことにその意味が伝わらずそのまま続行。「(くすぐったくて)たまんねーな。」どうやらトモキも耐えられなかったらしい。 足の付け根のきわどいところまで手が伸びたときに「アオムケニナッテクダサイ」といわれる。仰向けで行うマッサージはなぜかとても恥ずかしい。一応、顔にタオルを掛けられているのだが、、、。同じように悶えていたが、30分くらいでようやく慣れてきた。 足が終わり、再びうつ伏せに。今度は上半身のマッサージ。「ヒヤケ、ダイジョウブデスカ?」日焼けで真っ赤になった肩を見て彼女が言う。「やさしくネ」としかいいようがない。ただ、やさしくはなかった。それでも足のとき程のくすぐったさは無い。気持ちいい。 遠くのほうで父の声が聞こえる。何かしゃべりながらマッサージをしているみたいだ。父の楽しそうな声とは違い、こっちの部屋は相変わらず黙々とマッサージ。兄弟二人、半裸でマッサージを受けている気まずさと、一方で気持ちよくてだんだん眠くなってきたせいでもあった。 うとうとし始めたころにマッサージが終わった。始める前、1時間は長いと思っていたが、終わってみるともっとやってほしいと思えるから不思議だ。お風呂にお湯を追加し始め、シャンプーを渡された。「アラッテクダサイ」そう言い残し、マッサージ師は部屋を出て行った。 花びらの浮いた湯船、、、無言で紙のパンツのまま入り体中のローションを落としトモキと交代。目のやり場に困りつつそそくさと着替えた。着替え終わった後にマッサージ師に挨拶。ちょっと恥ずかしい。俺らより早めに上がっていた父は満足そうにもらったジュースを飲んでいた。 店に勤める前に3ヶ月の研修があるという。結構厳しい訓練みたいだ。それを乗り越えて晴れてマッサージ師になれるというのだ。その間、給料は無し。そんな話やバリのこと、日本のことを話しながらロビーで待つこと30分、母とアサコが戻ってきた。バリに慣れてきた父は勘定をするときに堂々と値切るようになっていた。2/3まで値切って交渉成立。 (テロの影響で)客がほとんどいないお店では従業員たちが楽しそうに喋っている。ロビーで得たバリ情報を元に次の目的地を決めた。繁華街に出よう。 |
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