| 2日目(18日) 2−4 DFSとワティさん こんなにもお世話になっているワティさんと運転手さんにもご馳走したいといったのだが、引き止めても「私たち用の食事がありますから」と、そそくさと集合時間を言って店を出ていってしまった。「何でだろうね」と思ったが、やはり場違いなのだろう。後で分かったのだが、バリもカースト制度があって、そういうところには上流階級の人間しか入っては行けないとのこと。日本人には分からない慣わしでちょっと悲しかった。 |
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| あとでワティさんに聞いたのだが、バリの成人式は16歳で、盛大に祝うらしい。その時に儀式があり、何と前歯をヤスリで削るというのだ。上の歯4本下の歯2本。人間の6つの悪い性を削り落とすのだそうだ。その中の一つがとても気に入った。怒ってはいけない。バリでは「怒り」は悪らしい。怒りは人間の自然な感情だと思っていたけど。ああ、俺って怒りっぽいからなあ。ワティさんに「今から削ったら間に合うかなあ」と聞いたら、笑っていた。間に合わないらしい。 | その儀式は「ムパンデス」 (鑪歯儀礼−ろしぎれい) といって 獣性をあらわす犬歯、門歯を 削るらしい。 人の6つの魔性 ・情欲(性欲) ・貪り(欲張り) ・憤り(怒り) ・放逸(勝手気まま) ・痴(常識を逸する) ・嫉妬(ジェラシー) を制するためにおこなう |
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また、免税店エリアに戻る。しかし、免税店で欲しいものなんてないよね、と女性陣に言おうと思ったら、すでに化粧品やらを手にしている。まったく女性の購買意欲は恐ろしい。一応店内をうろうろしたけど何も欲しいものは見当たらなかった。お金も今は日本円しかないし。あれ?母がレジで日本円を出している。「免税店では円も使えるのよ。知らないの?」と、母にいわれて急に何か欲しくなってきた。さっきまでは何も欲しくなかったけど。しかし時間もなく、何も買わなかった。 車中、ワティさんにいろいろなことを聞いた。バリの民家は約敷地400uで各方位に分棟を建てる。そこでは客をもてなす棟や生活をする棟、方位によって決まっている、、詳しいことは忘れた。最近は土地も高くなったことや、市街地に人が集まるようになったため、平屋ではなく3階建ての住宅を立てて住むそうだ。で、家には必ず先祖代々のお墓があって、それらは敷地内の「お寺」として存在した。そこに毎日数回、バナナの葉で作った器に花びらを入れてお供えをする。村ごとに1〜3つの寺院があり、それの総本山とも言える寺院がバリに3つある。合計300近くの寺院がバリにはあるそうだ。 バリの建物は低い。法律によるとなんと、建物の高さは「ヤシの木」以下でなければならないというのだ。だから、建物の周辺に大きなヤシの木があると大体5階建て(13mくらい)を立てられる。ホテルとかもあまり高くないがいくつか例外がある。バリ日航ホテルは15階建て。どうして法を潜り抜けたかというと、崖に立てたため、崖の上のヤシの木よりは低いという事で許可されたんだって。「日本人頭が良い」ワティさんが苦笑していた。 道路の脇にはバナナの畑がある。バナナは二毛作で残すところがない。食べられるし、葉っぱはお供えや料理のお皿代わり。幹は家具や雑貨の材料。 また、車中で黒い服ときらびやかな神輿らしきものをもった集団とすれ違った。「あれはお葬式です」。バリのお葬式は土葬で、みんなお金がないから一人死んでもお葬式をしないらしい。近所の人が何人か亡くなったらまとめてやるのだ。そこでお墓から遺骨を取り出して(!)神輿に入れてお葬式を行なう。そして日本のようなしんみりしたものではなく、盛大に祝う。一種のお祭りなんだって。でも、バリの王族は土葬ではなく火葬らしい。墓は作らず、遺骨を山か海に撒いて自然に帰す。何か雄大なしきたりに思えた。 |
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