大和ハウス、新工法xevoを発表
省エネと低コストを両立
大和ハウス工業<1925>は30日、東京都渋谷区のEBIS303で記者発表会を開き、省エネ・低コストを両立させた住宅の新ブランド「xevo(ジーヴォ)」を発表した。
ジーヴォは同社が25年ぶりに開発した新工法で、耐力壁の筋交い(柱と柱の間にX字型に渡す補強材)の形と、進化や発展を意味する「evolution」の頭3文字を合わせて名づけた。「住まいは技術で進化する」という思いを込めたという。
新ブランドには、断熱性能と耐久性に優れた「外張り断熱通気外壁」と、汚れや風化に強い外壁塗装の「XEコート(ジーコート)」を採用。住宅全体に必要な耐力壁の強度を高めることで、同壁を約2割削減することが可能になり、内柱の位置などに自由度が増した。このため、強度を維持したまま窓を従来より大きくしたり、間仕切りの少ない広い空間を設定することができるようになったという。また、販売価格を従来品と同程度に抑えたまま太陽光発電システムを標準採用したため、光熱費を安く抑えることができる。
また、災害などに対する強度への関心の高まりを受けて、戸建住宅用に開発した制震装置をオプションで設定する。阪神・淡路大震災の約2倍の巨大地震動を18回、震度5強から6弱の大地震動を33回、震度4から震度5弱の中地震動を34回と、計85回の耐震実験を連続で行い、新工法で建築した住宅が繰り返しの地震に強いことを確認した。
発表会で、同社の村上建治社長は「創業50周年で、売上高1兆5000億円を達成したが、住宅関連ではまだまだ不満。早いうちに業界1位になりたい。社内外に住宅事業に対する熱いメッセージを送りたいと思い、出席した」と語った。住宅業界では、自動車業界などとは異なり、トップ自らが新商品の発表会などに出席することは珍しいとされる。
販売価格は1坪(3.3平方メートル)あたり、49万円から。【了】