2006年6月26日

顔見せ、声伝え、手足動かす

難民支援でNGOなどが連携機関「J-FUN」を設立

24日、都内のUNハウスで開かれた「世界難民の日・フォーラム」で設立が発表された「J-FUN」のメンバーUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)駐日事務所とNGO(非政府組織)など計21団体は24日、難民支援活動のための資金調達や一般市民への啓発活動を行うための連携機関「J-FUN」(Japan Forum for UNHCR and NGOs)を設立した。すでにUNHCRとNGOなどは、1994年に「パリナック(Partnership In Action)」という、難民支援の現場での連携について話す組織を作っていたが、「J-FUN」の名の下に活動範囲を広げるつもりという。

 「J-FUN」設立は同日、東京都渋谷区のUNハウス(国連大学ビル)で開かれた、世界の難民支援のために日本が果たすべき役割について話す「世界難民の日・フォーラム」(UNHCR駐日事務所など主催)の場で発表された。設立時の21団体だけでなく、難民支援活動に従事するすべての団体に門戸が開かれている。深刻に考えられがちな難民問題に「FUN」(楽しみ)の要素を加えることも大きな目的の1つとしており、「食」や「スポーツ」を通じて、難民問題を考える機会を一般市民にも提供する。

 「J-FUN」は"顔"、"声"、"手足"をキーワードに活動を展開する。解決方法が状況によって異なる難民支援の現場で、日本の"顔"の見せ方について話し合い、難民や支援現場で働く人の"声"を伝え、現場での活動("手足")の質を上げるために必要な学識者や他の国連機関との連携について模索する。【了】