美術で対話 イランを知ろう
日本-イラン現代美術展「TAIWA」始まる
日本-イラン現代美術展「TAIWA」(横浜市芸術文化振興財団、アートサライプロジェクト主催)が5日、横浜市中区の横浜赤レンガ倉庫1号館で始まった。9日まで。
同展は、言葉や伝統、文化の違う日本とイランの芸術家が、両国の「TAIWA」(対話)を作り出すことを目指して共同で行っているもの。現代美術という手法で、環境問題、文化や伝統、グローバリゼーションとローカリズムなどを表現している。
同時開催イベントとして、同区BankART1929 Yokohamaで、会期中7本のイラン映画が上映されている。初日の5日は、2003年に山形国際ドキュメンタリー映画祭で奨励賞を受賞したマーヴァシュ・シェイホルエスラーミ監督の『ハーラの老人』が上映され、イラン文化や映画に興味のある人が集まった。
同映画とイラン映画全般について解説したJETRO(日本貿易振興機構)アジア経済研究所の鈴木均さんは「イランのドキュメンタリー映画は、同国の詩の文化と密接な関係がある。イラン人には詩人が多く、イランの詩は重層的な意味合いを持つものが多いが、映画にも深い意味が隠されている。子どもの登場率が高く、表面的には純粋でやさしい子どもの世界が描かれることが多いが、その裏にさまざまなメッセージがある」と話した。
同展、映画上映会とも、入場は無料。展覧会の開場時間は、午前11時から午後8時まで。映画のスケジュールは以下の通り。
| 時間 | 監督 | タイトル(年代) | |
| 6日 | 午前11時30分 | モフセン・マフマルバフ | 『パンと植木鉢』(1996) |
| 午後2時 | アボルファズル・ジャリリ | 『ダンス・オブ・ダスト』(1998) | |
| 7日 | 午前11時30分 | モハメド・アリ・タレビ | 『柳と風』(1999) |
| 8日 | 午前11時30分 | アッバス・キアロスタミ | 『ホームワーク』(1989) |
| 9日 | 午前11時30分 | アッバス・キアロスタミ | 『風が吹くまま』(1999) |
| 午後2時 | アッバス・キアロスタミ | 『友達のうちはどこ』(1987) |
【了】
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