2006年1月 5日

美術で対話 イランを知ろう

日本-イラン現代美術展「TAIWA」始まる

日本-イラン現代美術展「TAIWA」の同時開催イベントとして、BankART1929 Yokohamaではイラン映画を無料で見ることができる日本-イラン現代美術展「TAIWA」(横浜市芸術文化振興財団、アートサライプロジェクト主催)が5日、横浜市中区の横浜赤レンガ倉庫1号館で始まった。9日まで。

 同展は、言葉や伝統、文化の違う日本とイランの芸術家が、両国の「TAIWA」(対話)を作り出すことを目指して共同で行っているもの。現代美術という手法で、環境問題、文化や伝統、グローバリゼーションとローカリズムなどを表現している。

 同時開催イベントとして、同区BankART1929 Yokohamaで、会期中7本のイラン映画が上映されている。初日の5日は、2003年に山形国際ドキュメンタリー映画祭で奨励賞を受賞したマーヴァシュ・シェイホルエスラーミ監督の『ハーラの老人』が上映され、イラン文化や映画に興味のある人が集まった。

 同映画とイラン映画全般について解説したJETRO(日本貿易振興機構)アジア経済研究所の鈴木均さんは「イランのドキュメンタリー映画は、同国の詩の文化と密接な関係がある。イラン人には詩人が多く、イランの詩は重層的な意味合いを持つものが多いが、映画にも深い意味が隠されている。子どもの登場率が高く、表面的には純粋でやさしい子どもの世界が描かれることが多いが、その裏にさまざまなメッセージがある」と話した。

 同展、映画上映会とも、入場は無料。展覧会の開場時間は、午前11時から午後8時まで。映画のスケジュールは以下の通り。

 時間監督タイトル(年代)
6日午前11時30分モフセン・マフマルバフ『パンと植木鉢』(1996)
 午後2時アボルファズル・ジャリリ『ダンス・オブ・ダスト』(1998)
7日午前11時30分モハメド・アリ・タレビ『柳と風』(1999)
8日午前11時30分アッバス・キアロスタミ『ホームワーク』(1989)
9日午前11時30分アッバス・キアロスタミ『風が吹くまま』(1999)
 午後2時アッバス・キアロスタミ『友達のうちはどこ』(1987)

【了】

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