2005年11月18日

東京一の商店街はどこだ?

都主催の“まちおこし”グランプリ

東京都内の商店街の優れた取り組みを表彰する「第1回東京商店街グランプリ」(東京都産業労働局商工部主催)の発表が18日、東京都千代田区の秋葉原ダイビルで開かれ、イベント部門で青梅市の「青梅宿アートフェスティバル2004 昭和モダンの青梅宿」、活性化部門で板橋区の「板橋縁宿事業」が、それぞれグランプリに選ばれた。

 同グランプリは、商店街の取り組みを広め、より多くの人が商店街を訪れ、その役割を再認識してほしいと都が企画したもの。イベント部門57件、活性化部門29件の計86件の応募があり、各部門からグランプリ、準グランプリと優秀賞3件が選ばれた。

 「青梅宿アートフェスティバル」は、青梅の特徴を活かした街づくりをするため1991年に始まった事業で、‘昭和モダニズム’と‘和’を意識したイベントとして毎年開催されている。同フェスティバル企画委員長の横川秀利さんは「一過性のものではなく、長編小説のように継続性のある街づくりをしたい。JR東日本が『昭和の街 青梅』に合わせたレトロステーションを作ったのもその一環」と街づくりの成果を強調した。

 「板橋縁宿事業」は、旧中仙道「板橋宿」の‘縁切榎(エノキ)’と‘結びの欅(ケヤキ)’を活用したまちおこし。周辺8つの商店街に、受験、仕事、恋愛など人生に関するテーマのおみくじ処を設置し、旧板橋宿周辺を散策できる仕掛けを作った。板橋区商店街連合会第1支部の榎田時男さんは「板橋縁宿ブランドを広めたい。06年は板橋が中山道宿場町会議の幹事を担当するので、タイアップも検討している」と、今後の展開にも期待感を示した。

 グランプリ発表前に基調講演した、コラムニストの泉麻人さんは「行きたいと思うのは、地形や歴史など、街の舞台にあった店が並んだ商店街。六本木ヒルズみたいなものを作れば客が来るという考えは違うと思う」と話した。

 東京都は、入賞した商店街の優秀な取り組みを、ウェブサイトや事例集などで紹介する。同グランプリは今回が初回で、これから毎年行われる予定。【了】

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イベント部門でグランプリを受賞した「青梅宿アートフェスティバル」企画委員長の横川秀利さん(撮影:吉川忠行) 活性化部門でグランプリを受賞した「板橋縁宿事業」板橋区商店街連合会第1支部の榎田時男さん(撮影:吉川忠行)