2005年10月19日

経済って面白い!

19日、京都市中京区の西京高校附属中学で行われた同志社大学経済学部の篠原総一教授の経済に関する特別授業風景京都の西京高校附属中学で経済特別授業

京都市中京区の西京高校附属中学で19日、経済の特別授業「暮らしと経済」が行われ、同志社大学経済学部の篠原総一教授が、約120人の中学2年生に暮らしと経済の関わりについて説明した。

 授業では、まず篠原教授が、パンを食べたり電気を点(つ)けるといった身近な行動が経済活動にどのようにつながっているかを解説した。また、GDP(国内総生産)を指標にすると日本が経済的に豊かであること、世界には1日1ドル以下で暮らしている人が何億人もいるなどと説明した上で、生徒らに意見を求め、豊かさにはたくさんの指標があること、複雑だが考える楽しみがあることなどを教えた。

 授業終了後、吹奏楽部に所属する女子生徒の1人は「バブル崩壊や不良債権など、聞き覚えがあってもよく分からない用語を理解できた。今までは経済は難しいものだと思い込んでいたが、面白いと思えた。早いうちに知っておきたい」と話した。特に、株価が上がる仕組みを「美人投票」に例えるケインズ理論の説明には、生徒らは「へー」と興味を示し、納得したようだ。

 同中学は京都市初の公立中高一貫教育校として、企画・実行・プレゼンテーション能力などを伸ばすための教育を行っている。実業界や伝統芸能の第一人者などを招く講演会などを年に4回程度開いているほか、生徒らに社会への興味を持たせるために、さまざまな企画をしている。同中学での経済の特別授業は全6回で、今回が初めて。NPO法人経済知力フォーラムの協力で行われている。【了】