元祖フリーター 若者支援へ
日本外国特派員協会でパソナ社長が講演
人材派遣会社大手パソナ<4332>の南部靖之社長が20日、東京都千代田区の日本外国特派員協会で講演し、フリーターやニートを支援する組織を立ち上げる構想を話した。
南部社長は30年前に職に就いていなかった自らを回顧して「私はフリーターの元祖だ」と前置きし、フリーターが日本の経済を変え、引っ張っていく可能性について話した。また、フリーターをひとまとめに分類して問題視する現在の風潮に疑問を呈し、「大切なのは(進路を)自分の意思で決めたかどうか」だと強調。フリーターやニートの存在については、「税金が誰かの懐に消えたり、年金がもらえないのではないかという漠然とした不安の表れ」であるとし、「社会への警鐘となっている」と述べた。
設立が予定されている支援組織は教育の大学院を持ち、団塊の世代や定年退職した人が指導者(教授やコーチ)となり定職のない若者に、法律や財産形成、キャリアプランのつくり方などを教える。また、インターネットを使って健康管理や悩み相談などを受け付ける。
南部社長は「今の日本では学者やマスコミがこぞってフリーターをいじめている。もともとやる気のある人もいるが、機会と自由を奪われている。彼らに勇気と自信を与え、日本の経済を変えていきたい」と支援組織の役割に期待を込めた。【了】
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