ソフトバンク「今期は黒字化」
05年3月期連結決算を発表
ソフトバンク<9984>は10日、東京都千代田区の帝国ホテルで決算説明会を行い、孫正義社長は「先行投資の山場は抜けた。それぞれの分野で収益の見通しが立ち、相乗効果が出始めるステージがやってきた」と06年3月期の黒字決算に自信を表明した。
同社が発表した05年3月期の連結決算は、営業損益が253億円の赤字。前の期は548億円の赤字だった。ブロードバンドサービス顧客数が増加し、営業赤字が改善した。経常損益は452億円の赤字、純損益は598億円の赤字。前の期はそれぞれ、719億円、1070億円の赤字だった。
赤字幅は縮小しており、孫社長は「すべて改善している」「今期はすべて黒字になる」と強気の発言をした。日本テレコムの買収で始めた「おとくライン」を除くとすでに「公約どおり」黒字化しており、現状で赤字の「おとくライン」も「ADSLよりも早く着実に立ち上がっており、今年度中に月次で営業損益を黒字化できる」という。
売上高は前の期比61.7%増の8370億円。昨年7月に買収した日本テレコムが連結対象に加わり固定通信事業で売上高が1668億円となり、「Yahoo! BB ADSL」が好調でブロードバンド・インフラ事業の売上高が59%増の2053億円となったことが奏功した。05年3月期第4四半期の売上高は2752億円で、「四半期データを4倍すると1兆円を超えた」と得意顔だった。
06年3月期の業績予想は「為替および株式市場の影響を大きく受けるため現時点では予想が困難」だとして、公表していない。【了】