ブラッドフォード大学大学院 体験記
(MA in Peace Studies, University of Bradford)

おっさん宰相


課題をやらなければという気持ちがありながらも、「まだ余裕あるかな」と言い訳をつけ、楽しい酒の席を離れず遅くまで飲んだ。(4月13日)

酒の席と言えば、小泉首相も日本人の拘束事件の一報を聞いてから2時間も酒宴を離れられなかったという記事を読んだ。そして酔っ払ってそのまま帰宅したようだ。なんとも人間くさくて、庶民宰相と呼ばれるだけのことはある。しかし、責任ある立場のある者がそれではダメなのである。いざというときにきちんとした判断を下せるかどうかが極めて重要である。彼はそれができなかった。森さんがえひめ丸事故の後ゴルフを続けて非難されたのはあまりに有名だが、その件の記憶も新しいうちにそれをはるかに凌ぐ愚かな行為をするとはたいした度胸である。パフォーマンスが上手な小泉氏が一体どうしたことだろう。

酒の席という人間くささが出るところでボロを出してしまった彼は国家のトップとしてふさわしくないのだと思う。ただの人なのだと思う。多くの事象を分析して判断を下すことをせず(できず)、場当たり的に自分の行動を決めているのだろう。そんな人だからこそ、思慮もなく強気の発言を繰り返すことで、今後ジェノサイドを民主主義のためなどと正当化したり、(仮定としてでも言いたくないが)日本人から死者が出たときにそれを暴力の口実に利用するかもしれない。そうなる前に権力の座から降りて欲しい。

小泉さんは今後、どんな行動を取るだろうか。彼のすることのすべてはプロアクティブでなくリアクティブなので、直前の出来事と彼の提示する対策だけを分析すると、説明のうまさに騙されてなるほどと納得してしまうかもしれない。しかし、その他の事象に関する反応やその他の政策との比較をすると、フツーのおっさん以上の思考回路を持たない彼の政策の一貫性のなさが明らかになる。

愉快だからと酒の席を抜け出せない男として首相を観察してみることにしよう。


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