ブラッドフォード大学大学院 体験記
(MA in Peace Studies, University of Bradford)

トマトと平和


19世紀のイギリスで自由貿易運動のリーダーリチャードコブデンは「平和と繁栄は自由貿易を通して実現できる」と主張した。*
僕自身は人の移動こそが平和の実現のキーポイントとなると信じていて、それを促進するためのアイデアを日々練っている。

PASSION IN ACTION! 社会起業家達の挑戦」というメールマガジンを昨秋から取っているのだが、先日そのメルマガで興味深い団体の存在を知った。

PeaceWorksという名のこの団体は「経済的な繋がりが紛争を解決する」という考え方に基づき、対立グループがともに利益を生み出すような仕組みづくりを促進しているという。創業者のDaniel Lubetzky氏は「イスラエルで好物だったパレスチナ産原料使用のトマトペーストが紛争の
ために生産中止になったことにショックを受けた」ことからこのビジネスを始めたという。

好きな食べ物を追い求め、その中で平和を追求する。なんとも魅力的なアプローチだ。しかも、自分たちの会社を「not-ONLY-for-profit company」と呼んでいるらしい。日本のNPOにも問われる姿勢である。

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* Rank, Carol(ed.), City of Peace: Bradford Story,(Bradford, MCB University Press, 1997)


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