ブラッドフォード大学大学院 体験記
(MA in Peace Studies, University of Bradford)

アラブの民主化


現在大学院では民主主義と人権に関するテーマに積極的に取組むようにしている。
民主主義の政体を持った国に生まれ育ちながら、民主主義についてあまり理解する機会がなかった。国内の人権問題に関しては断片的に記事を読んだりしても、人権の普遍性と関連付けて考えたことがなかった。はっきり言って、この二つのテーマは難しい。授業を聞いてもよく分からないことも多い。しかし、意識して取組むことで徐々に知恵の中に取り込んでいければと思う。
ディサテーション(修士論文)を書くときにも関連するトピックを選び、ある程度形にできればと思っている。

前置きが長くなったが、そういうわけでDemocracyとかHuman Rightsという単語にはできるだけ敏感に反応するようにしている。

アラブの民主化についての記事がindependentに載っていた。紹介しよう。

Democratic shift to come from within, say Arab leaders (independence, 13 Jan. 2004、抜粋)

"Democracy is the choice of the modern age for all people of the world and the rescue ship for political regimes," he told more than 600 delegates from 40 countries and international organisations - including the European Union, the Arab League, and the Organisation of the Islamic Conference - in Sanaa, the capital of Yemen.

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But Arab leaders warned that the impetus for change in the Middle East must come from inside their own society. Amr Moussa, secretary general of the Arab League, called for "democracy" to be viewed "as a process, not a decision imposed by others

王様が支配することで人々が幸せな時代もあった。しかし、現代は自分の状況を隣だけでなく遠くの国と比較したり、異なる文化の良いもの・悪いものを知ることができる。自分のことは自分で決めたい、と思うのが自然かもしれない。民主主義という政体は君主制や寡頭制よりも現代にあったシステムである。

しかし、国内の体制を決めていくのはその国民である。自らの文化や思想を他の(くらべざるをえない)文化や思想と比べて、さまざまな意思決定をしていくべきだ。民主主義に移行するという決定はできるだけ民主主義に近い形で決められるのが理想だ。

民主化を押し付けられることにより、争いが激化し、悪い結果を生んだ例がたくさんある。民主主義を絶対的正義のようにかざして利益追求をした結果がこうした混乱だ。
アラブの民主化は現在に即した変化を遂げようとする中で、自らの方法を追求しようという意思の表れである。今後、どのように話を進めていくのか、注目したい。


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