ギネスの故郷ダブリンへ

 

 行きのフライトが同じになった二人とブラッドフォードインターチェンジ・バスターミナルで待ち合わせをして、Leeds/Bradford空港へ向かった。朝も早くから躍る心を抑えきれずはしゃいでいると、二人から「嬉しそうだね」「テンション高いね」と言われた。そりゃ高いさ!

 空港につくとライアン・エアーのカウンターを見つけ、さっそく搭乗手続きをする。パスポートと予約番号の提示が必要なのだが、他の乗客が予約画面をプリントアウトしたものを持ってきているのに対し、僕は予約画面をデジカメでとったものを見せると驚いていた。デジカメにはこういう使い方もあるんだぞ。

 予定より30分ほど遅れて飛行機に乗り込むときが来た。機体には「Islandsflug」と書かれている。あれ〜、ライアンエアーの飛行機じゃないんだな。どうしてなんだろう。飛行機は40分ほど空中に浮かび、無事にダブリンに到着した。2ペンスでもちゃんと飛ぶじゃないか!
 機内サービスはない、と聞いていたが、スチュワーデスがつまみと飲み物を持ってやって来た。思わず受け取ろうとすると「5ポンドです」。なんだお金取るのかよ、じゃあ、いらない。ま、新幹線と一緒だな。オレンジジュース一杯でサービスした気になっている日本の国内線よりマシか。

 イギリスの出国時にはパスポートチェックはなかった。アイルランドの入国も僕がちらっとパスポートを見せたものの、後ろに続いた二人はパスポートを開くこともせずに通過した。なんて簡単な手続きだろう!

 空港から市内まではエアポート・バスがあるのだが、これが異常に高い(5ユーロ=650円)!ブラッドフォードでも空港まで1.6ポンド(300円)も払っている。バス代が飛行機代の500倍もかかるとはどういうことだ!

 宿をすでに予約している二人にくっついてAbraham Houseというユースホステルに向かった。予約した二人は4人部屋で12.5ユーロ。僕が泊った部屋は12人部屋で10ユーロ。シーズンオフだというのに、夜になると宿はフルになったようだ。結構繁盛しているんだな。それにしてもドミに泊るのってすごく久しぶり。昨年中国で何度か多人房に泊ったが、いつも一人で独占してたしな。あ、そういえば北京のユースは混んでいたな。というわけで約一年半ぶりということになる。

 宿に荷物を置くと、市内観光に出かけた。Trinity Collegeでは三人でため息をついた。「ブラッドフォード大学とはだいぶ雰囲気が違うね。ここで勉強すれば平和について『平和に備える』気持ちで考えられるだろうに・・・」と。その後、歴史と現代が混在する興ざめのDublin Castleと落ち着いた雰囲気のSt. Patlick Cathedralを訪れた。ダブリンの町は小さく、主要な見所はすべて歩いていくことができる。

 日が暮れる寸前に、僕らの足はギネスの醸造工場にあるGuiness Storehouseへ向かった。日本のビール工場は予約さえすれば見学と試飲(飲み放題!)が無料でできるのだが、ここはそうではないらしい。学割があるのは嬉しい。学生はビールだって安く飲める。
 見学施設は7階あり、ギネスの作り方のほか、ギネスの思想や広告・デザインの歴史を垣間見ることができる。「こだわり」をとことんまで見せつけるところが面白い。広すぎて歩きつかれるぐらいだ。
 最上階まで辿り着くと、入場券と一緒にもらう札を渡し、ギネスビールを1パイントもらえる。半日歩きまくった後でもあり、冷えたギネスがめちゃくちゃうまい。エキストラコールド(3℃)を頼んだ(普通のギネスは6℃に設定されているらしい)。一緒に行った二人は「こんなに飲めない」ということで、ほんの少ししか飲まなかった。もちろん、僕はありがたく頂戴した!最上階から見えるダブリンの夜景もなかなかきれいだった。この町には全然高い建物がないので、東京ロンドンの夜景とは全く異なったものであるが、明るすぎないシンプルさがよかった。つまみなしでギネスだけを飲むこの展望ビアホールにふさわしい夜景だ。

 夕食は同じコースのアイルランド出身のドナに教えてもらったレストラン「The Globe」でスペイン料理を食べる(スペイン料理を食べようという意思はなかったのだが、そこの料理はほとんどスペイン料理だった。ギネスはスペイン料理にも合う!

 その後、ユース近くのパブに行き、アイリッシュパブの雰囲気に浸る。

 

>> 世界遺産ニューグレンジ

 

 

Copyright (c) 2000-2003 BEEMANet All Right Reserved.