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ユーラシア大陸横断(酒の旅)
NASTAROVIA!
They force me to drink
YHで知り合ったアメリカ人スティーブと一緒に夕食を食べに行くことになった。彼はほとんど酒を飲まない、というより飲めないらしい。昼間からずっとしゃべっていたので、僕が酒好きだということは知られていた。レストランへ行く道中、スティーブは言った。「今日は飯を食いにいくんだからな。飲まないぞ」
日本を出発する数週間前から、毎日酒を飲んでいた。たまには休肝日を、と思っていたところだったので、彼の提案がちょうどいい機会だと思い、それを受け入れることにした。
たまたま日曜日と言うこともあり、ほとんどの店が閉まっていた。しばらく歩いてようやく見つけたところはレストラン兼バーだった。
ポークカツと黒パンを注文すると、料理は時間がかかるから飲み物をオーダーするように言われた。仕方がないので一杯だけビールを飲むことになった。
「結局飲む羽目になったね」
そう言って笑いながらビールに口をつけ始めた。ただ、休肝日と決めていたし、あまり飲まないスティーブと一緒ということで、少しずつ少しずつ飲むことにした。
日本にはサムライとニンジャがいるといまだに思い込んでいるこのガイジンに、「本当の日本」について教えてあげた。どうしてこんなにアジア文化に対して偏見を持っているのだろうと不思議に思いながらも会話を楽しんだ。一方で、僕のアメリカに対するイメージは本物のアメリカに近いようであった。彼は「日本は情報公開が進んでいないから欧米から見ると理解しにくい部分が多いんだ」と言い、そのことが偏見を生むのだと主張した。なんか違うぞ、と思いながらもアメリカの主張を聞いていた。
ウェイトレスが五杯目のビールを持ってきた。
話に夢中になり、酒が進んでしまった。スティーブも結局4杯飲んでヘロヘロになっている。
リトアニアのウェイトレスはビールを持ってくるのが早い。注文をしなくても飲み終わる頃に次がきている。しかし先ほど頼んだ食べ物はまだ来ていない。
店に入ってからすでに1時間が過ぎていた。
後で気づいたことだが、バルト三国にいるときはいつもこうだった。
料理が来るのが異常に遅い。そしてビールが来るのが異常に早い。ほとんどの店では英語が通じない。したがって、必要以上には店の人と会話をすることがなかったし、とくに何かを勧められることもなかった。
しかし、彼らは僕に無言でビールを強制していた。僕は彼らのやり口に、まんまとハマってしまっていた。

トラカイ〜湖に浮かぶ美しいお城
ソビエトパーク
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リトアニア南部に旧ソ連時代の像を集めたテーマパークがある。
ソビエト連邦の崩壊に伴い、リトアニア中でレーニンやスターリン等の像が撤去された。その像をリトアニアの金持ちが買い集め、一箇所に集めたという。
世界で唯一のソビエトテーマパーク。僕は偶然このことを雑誌で読み、訪れることにした。あまりにマニアックで他の旅行者からも、「どうしてそんなところにいくんだ」などと言われたが、訪れてよかった。レーニン像撤去時の映像や部分的に破壊された像がたくさん保存されている。
実はお目当ての像をみることは出来なかった。レーニンとスターリンの首なし像をぜひ見たかったが、念願適わず、残念だった。
ひたすら同じような像がならんでいるだけの公園だが、空気もきれいだし、落ち着いていて素晴らしいところだった。リトアニアを訪ねるチャンスがある方はぜひ訪れてください。
◆そのテーマパークはリトアニア南部のGrutasという町にあります。
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念願適わず見ることの出来なかった像
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これは何の標識? |
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指なしレーニン。右足も破壊されている。 |
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